《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第17話 雙子の

===ユウキ視點====================

何やら恒例みたいになっている修行のあった日の深夜の會議。今回の議題はいつも通りのリリとルル、そして、ティフィラとエルガについてだ。

「今日の修行を見て、どう思う?」

俺は単刀直に話を進めるのが好きなタイプなので、単刀直に聞いてみる。

「リリとルルの長スピードは異常だな」

「ええ、我が主人程ではありませんが」

「ご主人様に比べれば遅いですが、今日だけでと最大魔力量の強化がかなり進んでいました」

守姫の念話で逐一報告を聞いていたのか、説明を大してせずに話を進められた。

「確かに同だな、あいつらは普通じゃ無い」

(ジィーーーーーーー)

何故かみんなが俺をジト目してくる。

「何だよ、その目は?まるで俺が普通じゃ無いと訴えているみたいじゃねーか」

「まあ、ご主人様が普通じゃ無いって事は周知の事実ですし、「おいっ!」リリとルルに関しては敵ではないみたいですから大丈夫でしょう。それより…………、」

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途中、失禮な事を言った守姫だが、最後のそれよりの意味は分かる。

「ティフィラとエルガの事だな」

(コクリ)

やっぱりな~~。

「あいつらなら大丈夫だろ、お前らも居てくれるし」

「何を呑気な事を!?あの方達が本気になれば私達3人がかりでも1人を止めるのがやっとですよ!?」

技姫が思いつめていたようで、ここぞとでも言うように問い詰めてくるが、

「いざとなったら"アレ"を使えばいいじゃねーか」

"アレ"という言葉に攻武も守姫も顔が真剣になる。

「"アレ"は我が主人だからこそ!完璧に制出來たんですっ!いくら我々の力とはいえ、我が主人の力添え無くしてはここら一を消し飛ばしてしまいます!!」

技姫は賢い子だが、1つ抜けているな。

「それは1000年も前にやった結果だ。今なら制出來る。俺はそう信じているぞ」

確かに1000年も前にやった時は辺り一帯が消し飛んだが、今はあの時より遙かに強くなっているこいつらなら、自分自の力を制出來るはずだ。

「まあ、あいつらに會ってから出るから。會った時にがあれば、俺が潰してやる!」

「そっ、そういう事なら……。連絡が向こうに屆くのは明日の正午辺りになると思います」

技姫はし考えてからそういう結論に達したみたいだ。

「よしっ!これにて解散!!」

そう高らかに宣言し、自室へと戻る。そして、ある『魔導』を起させる。

「『魔導』 "監視鳥" 」

"監視鳥"は土屬魔法の"クラフト"で鳥の模型を作り、それに『魔導』"プログラミング"で鳥の行パターンを"重力魔法"を纏わせて再現し、目に俺の目と視界をリンクさせた義眼を付けただ。

それを《オウガ》を転移で去る寸前に放ち、魔神が送るであろう刺客を監視しようと思ったのだが、來たのはなんと息を荒くしながら転移してきた魔神本人だった。

魔神は何があったのかは知らないが、心をれ替えたようで、人助けをしながら、俺を捜しているのを見て、話を聞いてみようと思った。

今は宿屋でぐっすり睡眠中か……。しかし、何の因果か、あいつもエルフ族にり済ますとは……。

まあ、今のところ、魔神に害はなさそうだな。

「明日も修行させようっと」

俺は悪い笑顔になっているであろう。

>>>リリ視點>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

「よしっ!今日はお前ら2人だけで《ミノタウルスキング》と戦ってもらう!」

朝食時に立ち上がった師匠の突然の死刑判決に思わず、さっきまでスープを飲むのに使っていたスプーンを落としてしまう。チラッと橫を見ると、ルルも全く同じ反応だった。

「あ、あの~~、師匠?私達、何かいけない事でもしましたか?…………謝りますのでっ!どうかっ!死刑判決は~~!!」

「………お師匠様、何か分からないけど本當にごめんなさい……!」

師匠に何か悪い事をした覚えは全く無いけど謝らないと殺されちゃう!

「おっ、おい?お前ら?何をそんなに怯えているんだ?たかが《ミノタウルスキング》だろ?お前らの敵じゃないから」

師匠はそこまで私達を殺したいのか……!

「ほんっ~~~っとうに!ごめんなさいっ!!何でもしますから~~~!命だけは~~!!!」

「………………、姉さんを殺そうとするのならお師匠様とは言えど容赦しない!!」

「いや!いや!いや!お前ら《ミノタウルスキング》だそ!?パワーだけのカカシだ!あいつなんか!!」

師匠は何とか私達に戦ってほしいみたいけど、絶対に嫌だ!!

「いや!いや!いや!師匠こそ、何を言っているんですか!?あの、《ミノタウルスキング》ですよ!?500年前に都市を10個潰してそいつを倒すために勇者様を他の世界から呼んで、その結果、やっと倒せたあの《ミノタウルスキング》ですよ!?」

當時きた勇者様達はとても強い方達だったみたいだけど、その方達ですらギリギリの戦いだったみたい。

「そんなに信じられないなら実際やってみろよ!ほらっ、"転移"」

「「へっ??」」

師匠に無理やり手を摑まれた瞬間、目の前に寫ったのは語の《ミノタウルスキング》そのものでした。

「ブオォーーーッ!!」

「「キャーーーーっ!!!」」

《ミノタウルスキング》の調は5mもあり、両手には巨大な斧を持って私達に襲いかかってきました。

私達は寢起きの寢間著だけなので頼れるのは自の『ソウルウェポン』だけ。

「ルル!!」

「………っ!うっ、うん!!」

私達は自の『ソウルウェポン』を顕現させ、いつものコンボの準備をする。

「ブオォーーーッ!!」

ルルが"クラノサグト"を発するのにかかる時間稼ぎを私がするのだが、思いの外、《ミノタウルスキング》の攻撃スピードが遅い。

「ふっ!ふっ!」

私は斧を躱しながらルルの"クラノサグト"をける準備をする。

「姉さんっ!!」

ルルは私に"クラノサグト"を撃ち込み、それに合わせて私も能力を発させる。

実は私の能力はほんの一瞬しか起出來ず、その起した時にけた魔法しか吸収出來ないので、私達しかこのコンボは出來ないけどその分威力は……、

「はあぁぁぁぁっ!!」

いつもは幅10cmくらいなのに20cmくらいにびた剣を《ミノタウルスキング》に真っ直ぐ振り下ろした瞬間、

(ドゴォーーーン!!!)

「きゃっ!!」

今までは単なるの剣だったのに、恐らく力が有り余りすぎて、魔法を帯びた斬撃を出してしまった!

「う、う~~ん」

砂埃を浴びながらも起き上がって見ると、《ミノタウルスキング》は跡形も無く消し飛び、そこら一帯は地面が剝げてしまった。

「「……………………。」」

「ほらな」

あまりの自の力の上昇に驚いている中、師匠の言葉がやけに響き渡ったような気がした……。

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すみません!ティフィラとエルガを出す予定でしたけど、思った以上にリリとルルの長を表現するのに字數がかかってしまいました。

次回は、載せられるように努力しようと思います!

そして、次回はルル視點になると思います。

すみませんっ!こっちの話でした!

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