《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第18話 ティフィラさんとお師匠様

===ルル視點=====================

まさか、本當に私達だけで……、あの《ミノタウルスキング》を倒せるなんて……。

「やりましたっ!師匠~~!!」

「うおっ!?おっ、おい!!お前の今の狀況わかってんのか?」

姉さんがお師匠様に飛びついたみたいけど、どうし……たんだ……ろう。

「姉さんっ!!服!!」

「へっ?」

姉さんは先程の発で服が消し飛んだのに気づいていなかったようで、自分のをまじまじと見ているうちに顔が真っ赤っかになり、

「きゃぁぁぁっ~~~!!!」

姉さんの悲鳴が辺りに大きく響いた……。

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「ぐすっ、うぅぅ~、ぐすっ、ひっく。」

「なあ、もう泣きやめろよ~」

姉さんはを見られたショックで泣いてしまった。………姉さんの泣き姿、可いっ!

あの後、いち早く家に転移して、姉さんは真っ先に部屋に篭ってしまい、お師匠様が何とか部屋から出して今、リビングで私を含めたみんなであやしているところ。

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「………姉さん、もう大丈夫だから……。」

「でも~~、もうお嫁にいけないよ~~」

「大丈夫……!私がもらってあげる……!」

「いや、ちょっと何言ってるか分からない。」

あれ?姉さんが私から離れちゃった…。

「まあ、何とか立ち直ったみたいだし、修行の続きといきますか。」

お師匠様が立ち上がり、玄関に向かおうとした時、

「ティフィラさんと連絡が取れました!!」

技姫さんが慌てた様子で自室から來たのであろう、2階からお師匠様を呼び止めにきた。

「すぐ行く」

お師匠様は真剣な表で技姫さんについていき、守姫さん達も向かっているので、姉さんと一緒に私達も向かった。

「お久しぶりですね~~!ユウキ~~~!!ずっと連絡が來るのを心待ちにしておりました!!!」

技姫さんらしい、ベットと機と本が詰め込められた本棚のみの無機質な部屋にった瞬間、本當に嬉しそうなの聲が響き渡った。

聲の正は機に置かれた大きさ30cmくらいの緑の魔法石。お師匠様も魔法石に目掛けて、

「久しぶりだな、ティフィラ。かれこれ1000年ぶりか」

し警戒した聲で話しかけていた。

「ええ、貴方が何も言わず1000年前、消えた時はほんっ~~~っとうに悲しかったのですよ!!」

「ああ、すまない」

「まあ、貴方がもしもの為にと渡してくれた連絡石のおでこうして話せたのですから構いません。それより、貴方が今住んでるところ、とんでもないところですね!」

「まあな、お前ならここに住むことくらい簡単だろ?」

「まあ、可能ですけど、そんなところより私が住んでいる《世界樹の森》の方が住みやすいですよ!!」

………!《世界樹の森》!!

《世界樹の森》はここ程じゃないけど危険な魔がうようよいるここに次ぐ危険地帯!

「いや、あそこの魔は弱すぎ。まあ、ここの森の魔も弱すぎだけど。」

いや、ここも《世界樹の森》も強い魔だらけ。

「そうですね~~!!それより、お願いとは何でしょう?」

「ああ、そうだった、そうだった。今俺は2人の弟子をとっているだけど……「ええっ!?貴方が弟子を……!?」ああ、そうなんだけど、そのの1人の面倒を見てしんだ」

「え?どうしてですか?」

「近頃、ちょっと家を開けるんだけど、その時會う奴がちょっとね……」

「ああ、なるほど。その時に家を守るのと同時に修行を付けてしいと……」

「ああ、頼めるか?」

「もちろんです!!3日後に會いましょう!!」(ブツッ!!!)

いや、《世界樹の森》とここは最速でも半年は……そうか、"転移"。

「師匠のご友人は規格外ですね……」

姉さんも同じ結論に達したよう。

そう、お師匠様が普通に使っているからイマイチ凄そうに見えないけど"転移"は連合國でも10人しか使えず、"転移"は凄く魔力消費量が多くて連発も出來ないし、転移距離に応じて魔力消費量もさらに上がるから急時ぐらいにしか使われない魔法。

もし《世界樹の森》からここから近い《ラーグ村》に転移しようとするならどれだけ莫大な魔力がいるのか計り知れない。やっぱり、お師匠様の友人なだけあって規格外。

「あいつはもう《ラーグ村》に著いてここに向かって來てるのだろうが気にするか。さあ、修行をしにいくぞ!昨日と同じ修行メニューだ!!」

「そっ、そんな~~!!」

お師匠様は悪魔ですか?

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「よしっ!あと一つ殘っているが一先ず休憩!!」

昨日と同じ修行をけ終わったのはもうすぐで夕方になろうとしているところだった。

「まだやるんですか~~~!!」

姉さんも私もかなくなるほどみっちり修行したのに。

「あと一つだって!最後は2人だけであの技無しで《ミノタウルスキング》を倒してもらうだけだから」

「ええっ!?無理ですよ!!アレ無しで勝てるとは思えません!!」

「………同

「いけるって、守姫」

「はいっ!!"ハイヒール"」

私達の訴えなんて無視してお師匠様達は修行を進める。

「ああっ!!もうっ!!守姫さんの回復魔法の強力さがここでは最悪!!」

「全くうるせぇな。"転移"」

「「へっ??」」

「ブフォォォォン!!」

ああ、またこのパターン。

「もう、嫌だ~~~!!!」

姉さんのびはもしかしたらティフィラさんにも聞こえたのかもしれない。

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「ほら、やっぱり倒せたじゃん」

お師匠様の言う通り、私達の前には斬り傷だらけ、火傷や凍傷だらけの《ミノタウルスキング》の死が転がっているけど。

「師匠!!倒せましたけどっ!意外と楽に倒せましたけど!いきなりはやめてくださいって!!」

「まあ、まあ、落ち著けって。ほら帰るぞ。"転移"」

お師匠様は面倒くさそうに姉さんの話を聞き流し、早々に私達の手を摑んで転移した。

「そう言えば、お晝ご飯を食べてなかったな~~。守姫~~?飯を作ってくれ!」

「了解しました!!ご主人様!!!」

「おう、今帰ったぜ」

「ただいま帰りました」

「おっ、お前らも今帰って來たのか。丁度いい、一緒に食べようぜ」

「いいぜ」

栄です!」

お師匠様と守姫さん達は話しながら家のダイニングを目指して歩いている。

「ん?お前らも來いよ?」

お師匠様は中々來ない私達を気にして後ろを向いて言ってくれた。

「ねえ、ルル。私ね、修行は死ぬ程大変だけど、この家は好き」と突然お師匠様から視線は逸らさず、獨り言のように。

「……………私も」

こうして見るとまるでお師匠様達が両親に見える。

「さあ、行こう!ルル!!」

「うん!」

私達がお師匠様達に追いつこうと走りだそうした時、玄関から、

「これは一どう言うこと!?」

大きな聲にビックリして後ろを振り向くとそこに肩を震わせ、お師匠様を指差しながら口をパクパクさせているティフィラさんらしき人がいた。

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ティフィラは素早い登場ですが、エルガは次こそ出そうと思います。

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