《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第21話 実

===ルル視點==================

「はぁ?何言ってんだ?お前ら」

私達の深刻な悩みに対してお師匠様は全く意味が分からないような顔をしている。

「いや、だって師匠が一生懸命に私達を鍛えてくれてるのに私達は手伝うどころか足手まといになっちゃって………。私っ!正直ティフィラさんがとっても怖かったです!!」

姉さんの悲痛なびを聞いてもお師匠様はまだ頭に?を浮かべているような顔をしている。

「お師匠様の素晴らしい?指導をけても私達……全然強くなれない……」

途中、?がついたけど私も思った事を言えた。

私の"全然強くなれない"の部分で漸く察したようだけど、まだ?がついた顔で、

「いや、お前らは十分強いぞ」

サラッと私達の悩みを吹き飛ばす発言をして、思わず2人揃って固まってしまう……。

「う~ん?実してないのか。なら……、ほい、"ファイア"」

「「……………っ!!」」

お師匠様が軽く出した"ファイア"とは思えない程、高火力の炎を前に素早く反応した姉さんが私と"ファイア"の間に『ソウルウェポン』を攜えて飛び出し、

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「吸収!!」

『ソウルウェポン』の能力で一瞬で"ファイア"を吸い込んだ。

「って!何するんですか!?師匠!?」

姉さんが『ソウルウェポン』にった魔法をしずつ抜きながらんだ。

「いや、お前らが自分の長の度合いをじ取っていなかったみたいだからな」

「「??」」

お師匠様の言っていることがよくわからない。だって、今の"ファイア"は不意打ちだからこそ驚いたけど、大して速くなかった。

「お前らは今、俺の"ファイア"は大して速くなかったと思っているのかもしれない」

「「!!」」

どうして分かったの?やっぱり手加減してくれたってこと?

「別に手加減をしていた訳じゃない。俺は普通に撃った。だが、常人なら反応するどころか何も分からずあの世行きの威力とスピードはあったぞ」

え?あれくらいで普通の人は反応出來ないの?

「今回はリリがいち早く反応したが、ルルも………、よっと」

お師匠様がそこらに落ちてる石ころを私達に投げるが屆く筈がない。

「ほら、ルルもしっかりと手を打ってたしな」

お師匠様が投げた石ころは私達から50cmもいかないところで何かに當たったかのように弾かれてそのまま落ちた。

「防魔法"プロテクト"。自、または自を中心に半徑30cmの範囲から直徑1mの障壁を張る魔法。それもルルの場合は40cmくらいか、そこまで拡大させたものを一瞬で展開したルルも流石だな」

そう、私は姉さんが飛び出す前に"プロテクト"をほとんど完させ、いざ展開って時に姉さんが飛び出して來て、姉さんで隠れた狀態で展開してしまった。

し前まで、というか4日くらい?前のお前らなら間違いなく死んでたぞ。」

「「えっ!」」

「う~ん、そうだな……、分かりやすく言うと……、うん、お前ら。SSランクレベルまでいってんじゃねぇのか」

「「えっ!!SSランク!?」」

こんな短期間でそこまで……!

「まあ、ここからが中々強くなりにくいんだが、まあ、お前らなら大丈夫だろ」

「でっでも!私っ!ティフィラさんを前にして、何も……」

「いや、逆に出來たらお前らマジ凄い…!」

「ティフィラなんて化け「化けは酷いですぅ~!!」相手に出來る方がおかしいわ」

お師匠様はティフィラさんを完全無視して話を進める。

「まあ、このままいけば近い將來、俺を超えられるかもな」

「えっ!!本當ですか!?」

「……、いや、無理でしょ」

「ルルは後ろ向きだが、マジでいけると思う。お前ら神の加護とか貰っているんじゃないかって本気で考えている」

「………?神の加護?」

「ああ、簡単に説明するが、神の加護ってのは神が認めた人にのみ渡す力の事だ。まあ、昔、加護持ちと戦った事はあるが…………、あれは厄介で強すぎる。はっきり言って無茶苦茶すぎるな、あれは」

お師匠様はそんな凄そうな人とも戦った事もあるんだ……。

「まあ、俺の話は置いといて。とにかく、加護持ちは例外なく、長スピードが速すぎる。ちょうどお前らみたいな」

「そっ、それじゃあ!私達は神の加護を持っているかもしれないって事ですか!?」

姉さんが目をキラキラさせてお師匠様にグイグイ迫る。

「ちょっ!近すぎっ!!まあ、持っているか確かめたかったら、最高峰の神殿にでもいけばいいさ。きっとそこの神とか司祭が教えてくれるよ」

いつか行ってみよう、神殿。

「まあ、だいぶ話が線したが、お前らは確実に圧倒的なスピードで強くなってるよ」

私達は焦りすぎたのかもしれない。強すぎるお師匠様に、その次に強いティフィラさんに。2人を見ていると私達の存在理由が分からなくなりそうで…………。私達の目標は魔神討伐!それを確実にするためにももっと強くなろう!!

「リリっ!!頑張ろうねっ!!!」

姉さんは私が言うより先に言おうとしていた事を言われたけど、

「………っ!うんっ!!勿論!」

私にしては元気に返事してしまった…。

「さて、変な勘違いも溶けた事で…、さっさと家に戻ろ…………うか」

「「「「あっ」」」」

さあ、家に帰ろうと思ったけど、家はティフィラさんの"ファイアブレス"で半分が燃え盡きて、家の部が丸見え。

「って!俺の部屋があったところが燃え盡きてる!?」

………、お師匠様の部屋が無くなったようだ。

「え~と、健全な所は2階は私の部屋とリリとルルの相部屋だけで1階部分はトイレと……、風呂…………、ダイニングとキッチンくらいですね」

守姫さんは長く住んでいる事もあって家の斷面から使える所をすぐに特定したよう。

「あっ、あの~~、ごめんなさいっ!!家を半分ダメにしちゃって!」

ティフィラさんがさっきからモジモジしているかと思いきや、いきなり謝罪した。

「まあ、仕方ねぇか。技姫、攻武」

「はい、我が主人よ」

「呼んだか?王よ」

ティフィラさんの謝罪を聞いたお師匠様は技姫さんと攻武さんを呼んだ。

「技姫と攻武で家を修理してほしい。技姫は3時間おきに30分の休憩をれつつ、攻武は一晩中起きといて。「おいっ!!」」

「了解しました、我が主人よ」

「けっ!!仕方ねぇか…」

技姫さんは使用人のように顔変えずすぐ家の修理に取り掛かり、攻武さんは嫌々森に木を取りに行った。

「まあ、朝までは確実として、俺、どこで寢よ」

この時、姉さんと守姫さんとティフィラさんの目が鋭くなった様な気がした……。

===ユウキ視點=================

俺は今、ダブルベッドの真ん中で右にリリと左にルルに挾まれて寢転んでいる。

「うっふっふふ!今日はっ!師匠と一緒にっ!!」と目をキラキラさせているリリと、

「…………姉さんに手を出したら容赦しない」目をギラギラさせているルルという差がある2人に挾まれて………。

……どうしてこうなった。

「まあ、朝までは確実として、俺、どこで寢よ」って言った瞬間、

「ぜひ、私の部屋に!!」

「いやいや、ここは"転移"で戻って私の家に!!」

「師匠!私達の部屋に來てください!!」

まあ、最初は守姫の部屋に行こうと思ったんだけど、それはティフィラには許せないらしく、それならティフィラも一緒にって言い出して喧嘩になったから結局、リリとルルの相部屋になった。守姫とティフィラ曰く、子供なら大丈夫だろ、みたいな考えらしい……。

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「はぁ、"スリープ"」

「師匠と寢れ……て…………よ……かっ………た……で……す…」

「お師匠様!?いっ………たい………な……………に……を」

(スゥスゥスゥ)

「全く、子供はさっさと寢ろ」

はぁ、こいつらが來てから騒がしくて忙しい毎日だ。

俺はリリとルルの頭を軽くでてやってから、俺も自に"スリープ"をかけた……。

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大変申し訳ありません!!エルガを出すタイミングが全く出來なくて!!

ちゃんとエルガは出しますから!!そこは安心してください!

次回はユウキ視點です。

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