《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第27話 ユウキと戯神

魔神が決闘をけていた頃……

===ユウキ視點=================

「ふ~ん、決闘をけたのか。果たしてそれはどういう気持ちでけたのかな?」

俺は家の前の小さな丘で寢っ転がって日向ぼっこをしながら、"監視鳥"から魔神を監視していた。今のところは何も問題は起こすつもりは無さそうだな……。

「師匠~~!!魔を2人で50を倒し終えましたよ~!!」

森の中から、駆け足でリリとルルがやってくる。遠くからだが、見たところ大して怪我を負っていないな。

「おっ、早かったな。意外と」

俺はを起こし、ついた雑草の葉や土を落としながらリリとルルのところに歩いて向かう。

「そういえば、何か喋ってました?」

リリは意外と俺の事を見ていて、第2の守姫とティフィラみたいだ。

「何でもない。それより次は……」

俺はリリとルルに次の課題を出しながら、視界に映っている魔神が決闘に勝ったのに、凄まじいスピードで泣きながら村を駆ける様子を見ていた……。

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「おっ、これはまた派手にやったな……」

次の日、魔神は《冒険者ギルド》で大発を起こした。だが、この発は魔法ではなく、先代魔神が追い詰められ、発狂し出した時に起こした発に似ている……。ということは、魔神は中でが歪まされる様な出來事があったのか。

魔神は警備隊らしき人達に連れていかれるが、魔神の顔はが抜けきっていた。これで、魔神の発はによるものだという事が分かったな。

「ご主人様?お晝ご飯が出來ましたからいらしてください」

自室で魔神の向を見ていると、扉の向こう側から守姫が呼びに來た……。

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「う~ん、牢屋で拷問というか、鬱憤ばらしか。それをされているのを見るのは気が引けるな……。俺はドSでは無いんだけどな」

今度は鳥からヤモリに変化させた"監視鳥"というかこれは"監視ヤモリ"か、それを通して魔神を監視しているが、

「魔神は罪の意識があって、わざと無抵抗なのか?それとも、何らかの制限がかかっていて反撃出來ないのか?」

まあ、魔神が罪の意識をじているのなら止めないが。あんな事をやって、罪の意識をじていないのなら、俺が首をはねてやる……。

「師匠?何か怖いですよ…?」

リリとルルが課題を終えて、こっちに來たようで、心配そうにリリが俺の顔を覗き込んでいた。魔神の真意が気になって全く気がつかなかった……。

「いや、ただ単にどうやったらリリとあんな事やそんな事を出來るのかな~って」

「ふぇっ!!」「……はい?」

俺の顔が余程怖かったのか、怯え気味のリリとルルに冗談で言ってやると、リリは見るからに顔を赤くし、ルルは後ろに般若がいるかのように見えるほど、お怒りだった。

「……しっ!師匠がよろしければ、わっ!私は……いつでも……」

リリはモジモジしだし、

「…………お師匠様、覚悟!」

ルルは"クラノサグト"を俺に向けて、殺すかの様な眼差しで俺を見ている…。

「ふっ、かかってこいや!!ルル!」

「……必ず勝つ!」

「ちょっ!!ルル!?師匠!?」

俺とルルの戦いの火蓋はリリの戸う聲で切られた…。

え?結果?勿論俺が勝ったけど、リリと守姫に怒られたよ。……なんでだ?

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「………………っ!!」

マジか……!まさか、魔神に神が接するなんて……。というか、神なんていたんだな………。

「どうかされました?」

さっきまでティフィラに拒絶されまくったエルガが、俺の表の変化にいち早く気づいた。

「ああ、ちょっと悪いが、今から出かける」

俺は家にって、そこら辺に立てかけてあった業の日本刀を取り、傘立ての様に立てられている多くの鞘から適した鞘を取り出し、日本刀を腰に攜える。

「もう行ってしまうのですか!?」

守姫が泣きそうな聲で俺の背中に抱きつきながら聞いてきた。

「ああ、でも大丈夫だ。すぐに帰るさ」

背中に顔を押し當てている守姫をゆっくりと剝がし、すぐさま抱きしめて、耳元で安心出來るように言っておく。

「今回は敵と戦うんですか?」

「ああ」

「その敵は強いんですか?」

「分からんが、多分それなりに強いんだろうな」

「だったら、私もっ!!」

「駄目だ」

俺はより一層強く抱きしめる。

「俺は大丈夫だが、リリとルルはまだ実力不足だ。もし、ここに大人數の手練れが來た時にお前がいなかったら誰がみんなの傷を癒すんだ?」

「でも、それはご主人様だって……!」

「俺は大丈夫だって。なんたって、俺はお前達の主人あるじだからな」

俺は喋りながら、守姫を引き剝がす。守姫の顔は今にも泣きそうだ。安心させる為にもっと抱きしめていたかったが、魔神は転移し、それを"監視鳥"追いかけさせると、魔神はかなりやられおり、いつ死んでもおかしくない狀態だった。

「それじゃあ、行ってきます」

俺は守姫の前髪を上げ、おでこにキスをする。

「…………!行ってらっしゃいませっ!!ご主人様!!!」

突然のキスに驚いた守姫だが、すぐに笑顔で送り出してくれた。それを見て、安心した。かなり可能は低いが、ここが襲われても大丈夫だと。

「"転移"」

俺は"監視鳥"とれ替わるように転移した。

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「へえ、俺の名前を知っているのか。魔神さんよ」

俺が突然現れた事に魔神は目を見開いて驚いていた…。

それにしても、酷い有様だな……。顔は土まみれで所々のり傷からが出ているし、映像通りなら、腹の臓はだいぶやられているな。背中も……背骨がし、ヤバイな。

「"ハイパーヒール"」

俺が使える一番の回復魔法をかける。守姫なら最上位の"エクストラヒール"を使えたが、今はこれで十分だろ。魔神の臓と背骨を優先的に治したから、顔のり傷は全く治ってないが、これで大丈夫なはずだ。

「どうして、妾を……?」

魔神はふらりと立ち上がると、おぼろげな焦點が定まっていない目で見つめてきた。

「う~ん、そうだな~。お前が何者かに《魔神の砦》から追い出されたのを知っていたから、お前が魔神かただのかを見定めていた」

「……………っ!!」

今の話を聞いて案の定、かなり魔神は驚いている。

「ふーん、僕の領域にわざわざって來るなんて、馬鹿じゃないの?」

俺が転移した瞬間に毆り飛ばした『戯神』とか言ってたっけ?そいつが歩いてこっちにきた。俺が毆った顔のほおは治っていた。

「まあ、確かにここはお前の領域らしいな。だが、そこまで強い効果があるのか?」

「……!ふふっ、そうか。魔神は弱かったが、そういう事か。これは、イベントか!そうか、そうか、謝するよ"特異點"!君のおで、僕の"遊び"がもっと楽しくなる!!」

こいつ、俺の事を"特異點"と言ったな。それはどういう意味だ?俺の事を知っているのなら、名前で呼べばいい。だが、こいつは特異點、つまり、俺の事を特に異常な存在と呼んだ。俺は何において、異常な存在なんだ?何かの計畫にとって邪魔だと言うことか?まあ、それは後で考えよう。取り敢えず今は、

「てめぇを倒す!」

「やってみせてくれよ?"特異點"!!」

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いよいよ期末テストが近づいてきました……。

投稿が出來ない日もあるかもしれません……!

個人の事で本當に申し訳ありません!!

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