《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第81話 き始めた
===リル視點========================
『何を言っているの!?そもそもこの村をこんなにも無殘にしたあなたを信じられる訳がないでしょう!』
私は『ソウルウェポン』を持って勢を低くして一気に『戦神』の首を刈り取る準備をする。それを見てもじず私を見據える『戦神』。
「いや、この村は來た時からこんなだったぞ」
『だからっ!信じられるとでもーー「ちょっと落ち著きなさい」………!?ティフィラさん!?』
私がいよいよ首を刈り取ろうとした時、後ろからティフィラさんが抱きついてきて、思わず『ソウルウェポン』を持っている手を止める。
『何をしているんですか!?いち早くこいつの首を落としてお師匠の下にーー』
「……うるさい」
ティフィラさんによる抱きつきから抜け出そうとしたら、橫から突風が吹いたと思いきや、視界は揺れ、思考はおぼつかなくなり、私のから力が抜けていく……。気は失わないけど、私はティフィラさんに支えてもらう形になり、ただただ會話を聞いた。
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「つまり、あなたは今回は私達に協力してくれるって事で良いのよね?」
「ああ、それで構わねぇ」
「良いのか!?こやつは敵のNo.3何じゃろう!?」
「…………現在、私達がマスターにいち早く駆けつけるにはこの方法が一番」
「……お姉ちゃんがそう言うなら」
『まあ、僕はどっちでも良いけど、怪しいきをしたらすぐに首を食らうよ?』
「………肝に銘じておく」
何やら々と話しているけど、私は納得してない!
("強化"!!)
『………………はぁ~~っ!』
「え?噓?」
私は"強化"でイアさんがやった脳震盪を無理矢理治してティフィラさんから抜け出して『戦神』から距離を取る。
「………………今度からは威力をもうし強くしよう」
『呑気に言ってる場合?リルが起きちゃったんだよ?』
『ねぇ、一つ気になる事があるんだけど、私達に協力しようとしているならどうして私達にあのもやを放ったの?』
私の言葉にオリナやアイはハッと気づいたようで、私と同じように『戦神』を警戒する。
でも、ティフィラさん達は特に顔も変えず、勿論『戦神』もじてない。
「あれはお前達を試しただけだ」
『…………私の力ならあなたが一番良く分かってると思うけど』
「まぁな。けど、お前達の力は知らないからな。弱い奴に協力しても意味はねぇからな」
確かに理にかなっている考え方だと思うけど、何がおかしい。思う存分戦いたいだけでここまでするはずが………
『あ………もしかしてロリコン?』
私の真面目な結論に私を除いた全員が吹き出した。
『……え?ちょっ!何で笑うの!?』
「クククっ!いやっ!何でも……ふふっ!」
「…………それはっ……あり得ないかとっ…………」
「お姉ちゃんが笑うなんてどれだけっ!」
「……………お主は中々面白いなっ!」
「ユウキもっ……こういう思考だったらっ!」
『………ふふっ、これはユウキに早く教えないとっ………!』
みんなみんな私を馬鹿にして!
『もう良いもんっ!こうなったら『魔導』"萬掌握"!!』
あの魔導書でもトップクラスの高難易度の『魔導』。以外のあらゆるものを思うがままに変化させる『魔導』。
それを使い、予め聞いといた《デットラス》の方角に土の橋を架ける。最後の所はここからは見えないけど、多分著いていると思う。
『みなさんはそこのおっさんに連れて行ってもらったら良いんじゃないんですか!?私は一人でこれでお師匠の所に向かいますから!!』
「え!?ちょっーー」
『失禮します!!』
私は靜止の言葉を聞かずに橋が壊れそうなくらい踏みしめて一気に加速した。もう《ラーグ村》が見えないけど、知らない。私はあんな人達なんて知らない!!
===オリナ視點========================
『ありゃりゃ………。これは困ったねー』
ちびっ子獣人族(今は違う)が呑気に言っているが、皆はそれどころじゃなかった。
「ちょっ!ちょっ!どうするのよ!?ユウキによろしく言われていた子が先に行っちゃったわよ!?これであの子に何かあったら私がユウキに嫌われる!!」
「私は力になると言ったのに!お姉ちゃんと一緒に笑っちゃった!!」
「……………ふふっ」
「……!?お姉ちゃん!?」
皆が慌てる中、それを黙って見ている『戦神』とかいう神。こやつは妾を《魔神領》から追い出した『神の強ゴットグリード』のNo.3。確かにリルの言う通り、信じ難い神じゃが、どこか『戯神』と戦っていたご主人に似ておる目をしておる。まあ、ご主人がこれを聞いたら怒りまくるじゃろうが。
それより今はとにかく行するしかない。
「落ち著かんかい!取り敢えずさっさとこやつに送ってもらえればご主人と合流出來るし、リルを待つ事も出來るからそこで考えようではないか!」
「お、今代の魔神はさっきも思ったが意外と肝も座っているし、しっかりしているな」
妾は『戦神』になんかよく分からない事を言われているのを聞き流しつつ、みんなの反応を待つ。
「そうね、とにかく今はユウキに會いに行きましょ」
「…………私はマスターを助けに行きたいだけ」
「そんな事をいいながら目はあの橋に向いてーー痛い痛いよ!グリグリはやめて~~!」
『まあ、僕はティフィラさんに著いていくだけだし』
どうやら何とか纏まってくれて良かったわい。
「それじゃあ、聞かせてもらえるか。どうやって妾達をご主人の所まで連れて行ってくれるんじゃ?」
「あ?それはだなーー」
『戦神』は片手を橫に突き出した。すると、空間が歪み始め、最終的には縦に長い黒い楕円形が現れた。
「この『移の門ゲート』を使って《デットラス》に送ってやるって事だ」
===???視點========================
「分かっていると思いますが、強い神気が急速に接近中と『移の門ゲート』の出現を確認しました」
「…………場所は?」
「ここからし先です」
「………接近者は?」
「恐らく、"特異點"の弟子かと。『戦神』は敗北したようですね」
「………………」
「何か気になる事でも?」
「……一誰が『移の門ゲート』が開いた?」
「………!!確かに………、『移の門ゲート』は我々『神の強ゴットグリード』しか開けぬ筈!」
「裏切り者か、もしくはアルナ辺りの加護をけた者が解析したか………」
「………どうします?」
「二つに分けてそれぞれ迎撃し、その後"特異點"を討つ」
「……………お言葉ですが、それだと"特異點"を討つ時に戦力が大幅に減ると…」
「その時は俺が出る」
「………………必ずやそのような事態にならないよう、私も出ますので」
「當たり前だ、神が何度も人間こどきに負けるのは世の通りではない」
===ユウキ視點========================
「はぁ、やれやれ。俺はいつまでも面倒ごとに巻き込まれる運命なのか?」
「ふっ、それが貴様らしいぞ」
「うるせぇ。…………世話になったな」
「何を。我らはただ殺し合っただけの事」
「ああ、でもおかけで俺は強くなれた。謝する」
「我も久しぶりに心踴る殺し合い戦いを出來て楽しかったぞ」
「俺も楽しんでいたように言うのはやめろよな」
「………………此度も協力出來ん」
「いや、充分だ。本當にヤバい時は起こしにくるからな。それじゃあな」
「久し振りだな。あいつらに會うのは」
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やっとユウキも話に混じれました!!
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