《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第98話 ユウキvs魔神

中間テストが漸く終わりました!テスト勉強もあったので、2週間近く休んでしまいました。これからは普通に投稿……したいところなんですが、また忙しくなるかもしれません……。本當に申し訳ありません!!最近、普通に1話書くのに苦戦してます…………。

===ユウキ視點========================

「おい、魔神。ここで戦いにくいから、場所を移すぞ」

『え?魔神………?』

「はっ。まあ良いだろう。良かろう。構わん。どうせ結果は変わらないんだからな」

ちょっと戸ったリルを無視して俺は飛び上がり、魔素を足場にして著地してから飛び上がり、また魔素を足場にして著地してから飛び上がりを繰り返してリルから離れる。魔神は背中から真っ黒な翼を生やして飛んでいる。

チラッとリルの方を見たら、もう既に破壊神の方へ視線を向けていた。僅かに見えるリルの橫顔は真剣そのもので、し前までの不安と絶に染まった表のカケラもない。あれなら大丈夫だろう。

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「よし、あそこにしよう」

広くてしっかりとしている場所を見つけ、著地する。背後へ振り返り、魔神の様子を見ようと思ったが、し離れたところで魔神も著地していた。

し離れたな。そこまであの子供を気にっているのか?やはり、人間は分からん。他者を配慮するなど。他者などただの道に過ぎないというのに」

「はっ。それは俺が戦った時の魔神にも言ってやれよ。あいつはえらい部下に慕われていたようだが?」

すると突然、大聲で笑い始めた。右手を額に當てて、背中を反らせて、悪役が笑う時の狀態にソックリなじで。ある程度笑ったかと思いきや、いきなり真顔になった。

「それは違うぞ、人間。あれはただ部下の心をっていただけだ。いや、厳には慕うように導していたと言うべきか。何にせよ、我らが人間と同じを持ち合わせるなどあり得ないことだ」

奴はまるで人間を蔑むかのような目で俺を見る。よっぽど同列に考えられたくないらしい。だが、

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「それなら、オリナはどうなる?あいつは人間のように過ごしていたぞ。放っておけば良かった俺の命を救ってくれたんだぞ?その事実をお前達が知らない筈がーー」

「黙れ!!!」

奴は背中に生えたトカゲのような尾3本を融合させ、一本の人一人分くらいある尾に変化させ、それで地面を打った。直後、広範囲の地面に亀裂が走る。俺がいるところまで亀裂が走っている。

「あいつは歴代魔神のなかでも恥だ。屑だ。出來損ないだ。あんなのが魔神であってはならない!だから、気を伺った!を乗っ取る気を!………今回で乗っとれて良かったぞ。あれ以上の恥をしないで済むからな」

「…………………ひとつだけ聞きたい」

「何だ?」

「オリナの意識は殘っているのか?」

「はぁ?殘ってる訳がねぇだろ!あんな恥曬しの神などーー」

俺は技姫を奴の心臓部分に突き刺していた。技姫から伝ったが俺の手に滴る。

最初は訳も分からなかったようだが、次第に魔神は表を変えていった。怒りの表に。

「貴様!貴様!貴様!この俺の、我の、余の、妾のに………!!」

「死ね」

俺は奴に刺さっている技姫の刀部分だけを魔力増幅裝置にし、魔力を流して一気に魔力を放った。すると、技姫の刺さっていたところから大きなが開き、奴はそのまま吹き飛ぶ。その様子を技姫に著いたを払いながら見た。

(恐らく、これで終わらないかと)

だろうな。逆にこれで終わったら拍子抜けもいいところだ。それより、攻武は?

(守姫が全力で治していますが、この戦闘には間に合わないかと)

そうか、ということは俺とお前だけで勝つしかないのか。

(そうなります。魔力は守姫が治療しながら周囲から集めていますので、多は余裕があると思います)

了解。

技姫との會話もそこそこにして、ゴーグルの遠視効果を使い、倒れている魔神を見る。……………が塞がってきている。恐らく、魔素による再生……。これは頭部を消し飛ばすくらいじゃないと駄目だろうな。

「今は………、やめておくか。不意打ちが來そうだし」

俺はアトラ六機のうちの二機を、一機は俺の頭上に、もう一機は奴の頭上に配置する。これで、ゴーグルに上から俺を中心とした映像と奴を中心とした映像が表示される。後は………

「"インビジブル"」

幻覚魔法を使い、全てのアトラを見えなくする。気休め程度にしかならないかもしれないが、やらないよりはマシだ。

「なんだ、來ないのか。來いよ。殺してやったのに。意外と頭が回るな」

魔神はまるで板が立ち上がったかのような不自然な立ち上がりをし、右手に大剣を構させている。あれは『魔素支配』によって魔素を使って作っているのだろう。オリナがやっていたのを見た事があるから、さほど驚かないし、時間があるなら俺も出來るしな。

「お前は案外強くなさそうだな」

「はっ、ほざいていろ。今に解る。真の魔神たるこの俺に、我に、余に、妾に絶する」

言い終えた瞬間、魔神が消えた。いや、消えたように見えるくらいの超スピードでいた。

「……………………」

俺は技姫を握り締め、全神経を研ぎ澄まし、ゴーグルに映る映像をチェックしながら魔神が攻撃してくるのを待つ。

こういう場合は、下手にかず、迎え撃つ事に集中しておいた方が良い。何故なら、攻撃してくる時に、何かしらの変化が起きるからだ。それを察知すれば、予想を立てて対処をする事が出來る。

それは敵の殺意だったり、風の流れ、魔素のきなど様々だが、変化に変わりはない。そして、それを察知出來れば……

(背後斜め左方向に風の微々たる変化!)後ろ側の斜め左の風が強くなった!

技姫の報告と俺の覚が揃った時點で、魔神の居る方向が確定した。だが、現時點で魔神の刃が俺に屆くまでの時間はあまりないだろう。現に、ゴーグルに映っている映像には、それらしい変化は見えない。

だが、そう焦る事も無い。何故なら、既に対策はしてある。

(ガキィィィン!!)「ぬおっ!?」

背後の斜め左から金屬と金屬がぶつかり合ったような金屬音と魔神の驚く聲が聞こえる。

すぐさま振り向き、仰け反っている魔神の首元に技姫を突き出す。

魔神はそれをさらに仰け反る事で間一髪で躱し、そのまま後転して距離を取った。

「チッ。惜しかったか」

「……………………小賢しい奴よ。面倒な奴だな。小細工が好きな奴よ。まあ、それでしか張り合えんと言うなら仕方あるまいが」

魔神は左側のほおに出來た斬り傷から出る赤黒いを左手の親指で拭き取りながら俺を睨む。

(……………バレましたか?)

………多分ね、気づかれた。

さっき、奴の大剣を防いだのは明化したアトラ。アトラの形狀変化で鉄板を作って防いだだけだ。見えないだけで、俺の周囲には4機のアトラがある。それに奴は今頃気づいているだろう。それに奴は『魔素支配』が……………

…………あれ?

(どうかされました?)

……いや、魔神はどうして『魔素支配』を俺にやって來ない?

(………はい?)

『魔素支配』は文字通り、魔素を支配して、思うがままにれる。なら、俺の周囲の魔素を無くしたり、魔素の圧力を高めれば剣同士での戦いをしなくて済む。

(……つまり、魔神は力を隠しているかーー)

あるいは力をフルに使えないか。

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1話で展開速いとか思っている方もいると思いますが、仕方ありません!文才がないんですから!!

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