《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》3-4帰宿とご飯
「ご主人おつかれさまです。」
「あぁ、ミアちゃん待っててくれたの?先にご飯食べてても良かったのに」
「ユウくん、何してたのかは知らないけど遅いよ〜。」
「悪かったな。でもなんで、念話してこなかったんだ?」
一聲掛けてくれたら外で済ませて來れたんだが
「それはね〜、さっきまで商人が來てたんだよ〜。トランプをどうとか言ってたんだけどね〜」
そうか、そりゃ悪いことしたな
「ところでエリさんは?戻って來てから見てないけど?」
普段ならミアちゃんと一緒にいることが多いのに
「ご主人、それはさっきまで、サンブリッジ商會のラピス・サンブリッジさんとトランプについて話してたんですけど、気疲れが…とか言って寢ちゃいました。」
そっか、俺がいないから代わりに話していたのか。まぁエリさんは商談とか苦手そうだしな、マニュアルがあるのは得意そうだが
「それでね〜、明日にでも、ユウくんと話がしたいとか言ってたから明日は出掛けない方ががいいかも〜」
「明日も來るのか…分かった、とりあえず明日はここにいるか」
差し詰めトランプを売りたいみたいな話だろうし
「今からなんか食いに行くのもアレだよな…どうする?」
「ご主人、お任せくださいです。もうしで簡単なものだけど出來上がるです。」
そういえばミアちゃんは料理ができるって理由で一緒にいるんだっけ
「そっか、じゃあ待ってるよ」
*****
「お待たせしましたです。完です。」
「おぉ、すごい味しそうだ。」
「こんなに凄いのが簡単なの〜、私何一つとしてまともに作れないしへこむな〜」
マイカは料理以前に不用すぎる気が…
「マイカさん、なら今度一緒に作るです。」
「ほんと〜?じゃあ約束だよ〜」
「はいです。じゃあエリさん起こしてくるです。」
「そうだ、マイカ。これ、やるよ」
「えっ、どうしたの〜。突然、しかもこんなに高そうなネックレスなんて」
「いや、なに、今日のは悪かった。それはお詫びみたいなもんだ。気にらなかったなら売ってくれても別に良い」
「はぁ、ユウくんが何してたのかは分かんないけど、それは大事なことなんでしょ。」
「まぁ、多分な。俺も正しかったかは分からんが。」
「なら良いの、それにユウくんがお詫びとは言っても選んでくれたのは、すっごく嬉しいんだ。だから売ったり、捨てたりなんかしないよ。」
「そういもんなのか?」
「そういうものなんだよ。まぁでも、もうしいい雰囲気のところで渡してしかったかもね〜」
悪かったな、そういうのが分からんくて
「ユウトさん、おはようございます。」
「ようやく起きたんだな。それに今は、夜だから」
「なかなか起きなくて困ったんです。」
「じゃあ、食べようよ〜」
「そうですね」
みんなお前を待ってたんだけどな
「いただきます」
もう食べ始めてようとしてるし
「ユウくんも食べようよ、いただきま〜す。」
「そうだな、いただきます。ミアちゃんも早く食べ始めないと無くなるぞ。」
2人とも食べるのが尋常じゃなく早いから
「えっと、一緒で良いんですか?」
「良いに決まってるだろ。今更なに言ってんだ?」
この世界での奴隷のルールなんて俺は知らないしな
「じゃあ、いただくです。」
「おぉっ、うまいな」
「それは良かったです。ミアもそれ食べたいです。」
「ほい、最後の一個だ。良かったな全部食べられてなくて」
この唐揚げみたいなのって最初相當な量あったはずなんだけど
「ありがとです、ご主人。」
「ほかに食べたいものとかあったら早めに言えよ」
まず間違えなくあの2人が食べちゃうから
「はぶへふか、ふうははん」
「何でもねぇから、あと口にものれたまま喋るな」
*****
「おいしかったね〜」
「そうね、おいしかったと思うよ。」
「あぁ、うまかったな」
「それは良かったです。作ったものを褒められると嬉しいです。では、ミアは後片付けしてきます。」
ミアも後片付けに行ったし話しておくか
「2人とも、災厄竜の討伐に行かないかってソルヴァニア連合の代表に言われたんだけど、どうする?」
「私は全然良いけど〜」
「私も別に良いですけど。ところで今日どこに行ってたんですか?」
「まぁ、ちょっとな」
「じゃあ、明日は朝一番で連合本部に行って來るからもう寢る」
「そっか、ユウくんおやすみ〜」
*****
「ユウトです。災厄竜討伐隊の件で來ました。」
「おぉ、まさか依頼した翌日の朝一番でくるとは思わなかった。それでどうだ?けてくれるか?」
「はい、けさせていただきます。」
「そうか、それは助かる。一週間後にここで説明をする。その時にパーティメンバーと來てくれ。」
「分かりました。」
「わざわざ呼び出してすまなかったな。」
「いえいえ、気にしないで下さい。それではまた、一週間後に」
「何だもう行ってしまうのか?」
「すいません。ちょっとこの後先約があるので」
「そうか、なら仕方がないな」
「本當にすいません。では失禮します。」
【第二部完結】隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と戀のお話~【書籍化・コミカライズ】
Kラノベブックスf様より書籍化します*° コミカライズが『どこでもヤングチャンピオン11月號』で連載開始しました*° 7/20 コミックス1巻が発売します! (作畫もりのもみじ先生) 王家御用達の商品も取り扱い、近隣諸國とも取引を行う『ブルーム商會』、その末娘であるアリシアは、子爵家令息と婚約を結んでいた。 婚姻まであと半年と迫ったところで、婚約者はとある男爵家令嬢との間に真実の愛を見つけたとして、アリシアに対して婚約破棄を突きつける。 身分差はあれどこの婚約は様々な條件の元に、対等に結ばれた契約だった。それを反故にされ、平民であると蔑まれたアリシア。しかしそれを予感していたアリシアは怒りを隠した笑顔で婚約解消を受け入れる。 傷心(?)のアリシアが向かったのは行きつけの食事処。 ここで美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んで、飲み友達に愚癡ったらすっきりする……はずなのに。 婚約解消をしてからというもの、飲み友達や騎士様との距離は近くなるし、更には元婚約者まで復縁を要請してくる事態に。 そんな中でもアリシアを癒してくれるのは、美味しい食事に甘いお菓子、たっぷりのお酒。 この美味しい時間を靜かに過ごせたら幸せなアリシアだったが、ひとつの戀心を自覚して── 異世界戀愛ランキング日間1位、総合ランキング日間1位になる事が出來ました。皆様のお陰です! 本當にありがとうございます*° *カクヨムにも掲載しています。 *2022/7/3 第二部完結しました!
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學校內でも生粋のモテ男である三人と行動を共にする『俺』。接點など同じクラスに所屬しているくらいしかない四人が連む訳は、地元に流れる不可思議な『噂』、その共同探訪であった--。 微ホラーです。ホラーを目指しましたがあんまり怖くないです。戀愛要素の方が強いかもしれません。章毎に獨立した形式で話を投稿していこうと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 〇各章のざっとしたあらすじ 《序章.桜》高校生四人組は咲かない桜の噂を耳にしてその検証に乗り出した 《一章.縁切り》美少女から告白を受けた主人公。そんな彼に剃刀レターが屆く 《二章.凍雨》過去話。異常に長い雨が街に降り続く 《三章.河童》美樹本からの頼みで彼の手伝いをすることに。市內で目撃された河童の調査を行う 《四章.七不思議》オカ研からの要請により自校の七不思議を調査することになる。大所帯で夜の校舎を彷徨く 《五章.夏祭り》夏休みの合間の登校日。久しぶりにクラスメートとも顔を合わせる中、檜山がどうにも元気がない。折しも、地元では毎年恒例の夏祭りが開催されようとしていた 《六章.鬼》長い夏休みも終わり新學期が始まった。殘暑も厳しい最中にまた不可思議な噂が流れる 《七章.黃昏時》季節も秋を迎え、月末には文化祭が開催される。例年にない活気に満ちる文化祭で主人公も忙しくクラスの出し物を手伝うが…… 《八章.コックリさん》怒濤の忙しさに見舞われた文化祭も無事に終わりを迎えた。校內には祭りの終わりの寂しさを紛らわせるように新たな流れが生まれていた 《九章.流言飛語》気まずさを抱えながらも楽しく終わった修學旅行。數日振りに戻ってきた校內ではまた新たな騒ぎが起きており、永野は自分の意思に関係なくその騒動に巻き込まれていく 《最終章.古戸萩》校內を席巻した騒動も鎮まり、またいつものような平和な日常が帰ってきたのだと思われたが……。一人沈黙を貫く友人のために奔走する ※一話4000~6000字くらいで投稿していますが、話を切りよくさせたいので短かったり長かったりすることがあります。 ※章の進みによりキーワードが追加されることがあります。R15と殘酷な描寫は保険で入れています。
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