《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》3-7トランプと夕飯

「トランプとはいえ、簡単で分かりやすいルールのものから、し難しいのまでかなりあるからなぁ。ドボンでもやるか?」

「なんだそれ、沈むのか?」

「有名なのかい?」

ドボンはそこまで有名じゃない気がするが、個人的には好きだな

「有名じゃないけど、楽しいと思う。」

まぁ、無難なのは3人でやるようなものがないからなぁ。

「夕飯後にミーシャとニカもえばもっと々できるな」

多分間違えなくミーシャは參加すると思う。ニカも仕事さえ終われば參加してくれるはず

「そうか、じゃあ夕飯食べた後も遊ぶんだな。楽しみだなぁ、普段なかなか遊べないから」

「沢山教えてくれ、やり方の小冊子も売るときにはつけたほうがいいと思うから」

「ん、そうだな。出來るだけ思い出してみるよ。」

「それはそうと、ドボンのルールを教えてくれよ〜」

「じゃあ、ドボンのやり方についてだが

カードをよく切って、各プレイヤーに5枚ずつ配り、殘りのカードは裏向きにして中央に重ねて置き、積み札とする。

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積み札の1番上のカードをめくり、場に表向きに置く。このカードが最初の臺札となる。ここまでは分かるな?」

「僕は問題ないよ、こんなの覚えられないわけがない」

「メモも取れてるから大丈夫だ。」

「そうかじゃあ次に

親の左隣の人から順番に、臺札と同じマークか同じ數字のカードを手札から出して、臺札に表向きに重ねる。このカードが、新しい臺札となる。 手札の中に出せるカードがない場合は、積み札からカードを1枚ずつ加えていき、出せるカードが出たら臺札に重ねて次の人の順番となる。

このようにゲームを進めていき、手札が殘り1枚になったら「リーチ」と宣言する。 この宣言を忘れた場合は、積み札からカードを1枚取って手札に加えなければならない。

手札を一番最初になくした人の勝ちとなるんだ。」

「本當に簡単だな」

「早くやろうじゃないか」

気が早いなぁ

「まだあるんだよ。役ってやつなんだけどな、

ドボンには數種類の「役札」が存在し、特別な働きをするんだ。

8は臺札がどんなカードでも出すことができ、次の人が出すカードのマークを指定することができる。

2は次の人は積み札からカードを2枚取らなくてはならず、カードを出すことができない。ただし、次の人も2を出した場合は、その次の人が4枚のカードを取らなくてはならない。 このように、2が連続した數×2枚のカードを、2を出せなかった人が取らなくてはならない。

Aは次の順番の人を飛ばして、その次の人の順番になる。すなわち、次の人は一回休みになる。

Jは順番が逆回りになるんだ。

QはQを2枚以上持っていて、そのうち1枚が本來出すことができるカードであれば、まとめて出すことができる。 本來出すことができるQを一番下にして、一番上に置いたカードが新しい臺札になる。」

「そして最後にこのゲームの最大の特徴ドボンについてだが、手札の數字をすべて足した數字が臺札の數字と一致する場合は、 臺札のマークや數字に関係なく、手札を一度に出して上がることができる。

例えば臺札がスペードのQのとき、手札がダイヤの3、ハートの4、クラブの5の3枚だけであった場合、數字の合計が3+4+5=12となって臺札の數字と一致するため、 「ドボン」であがることができるってわけだ。」

「なるほど、一発逆転も可能なゲームなんだね」

「盛り上がりそうだな」

「因みに俺はUNO擬きとか呼んだりするな。」

「じゃあさっそくやろうじゃないか。」

「親は誰がやるんだ?」

「ユウトでいいと思うぞ、ルールも完全に知ってるし」

「僕も、ユウトくんでいいと思う」

親って、基本どのゲームでも持ってかれる點數高いしなぁ、どうしても拒否したくなるな

「一つ提案なんだが、どうせなら勝ったやつが次のゲームの親ってのはどうだ?」

「なかなか面白いと思うし、反論とかはないな」

「特に異議もないし、それで始めちゃおー」

じゃあカードをきって、配るか

「1、2、3、4、5っとこれでよし」

「まずはユウトからだな」

「そうだねー。ユウトくん、早く出すんだ」

この人考える時間もくれないのかよ、せっかちだし、向いてないんじゃ

「臺札がスペードの3かぁ、スペードの2だな」

「なっ、僕だってダイヤの2を持っているんだよ」

ラピス、哀れなり

「えっ、4枚引くのかよ」

「じゃあ、ダイヤのkを出すぞ」

「僕は、ドボンだ。」

えっ、早くないか

「ほら、A、3、3、6」

「すげーこんなに、早く決著がつくのか」

いや、今回は早すぎだろ

「どうだ、僕にかかればこんなもんだよ。」

*****

「皆さーん、ご飯ができましたよー。ってなんですかこの有様」

「2枚、4枚、2枚、4枚」

「またドボンだ、ドボン、ドボン何回ドボンすんだよ」

「このゲームは楽しいなぁ、すぐに勝てるんだもん。もう一回、もう一回」

「皆さーん、どうしちゃったんですか?ちょっと、領主さま何したんですか?」

「僕たちは、ただトランプでドボンして遊んでただけだよ。そんな事より、ご飯が出來たのかい?」

「えっ、えぇ出來ましたけど、2人を正気に戻さないと」

「ニカ、誰を正気に戻すんだい?みんな元気になったし、ご飯を食べるんだろ?」

「いい匂いだな、匂いを嗅いでるだけでお腹がすいてくるな」

ニカの料理は、やすい素材を使っているのに、料亭で出てきそうなご飯なんだよなぁ

「今日は、パンとスープ、ポテトグラタンですよ。」

「聞くだけでもお腹が空いてくる、早く食べようぜ。」

匂いと、話だけでもかなり食を掻き立てられるとか本當に凄いな

「「「「「いただきまーす」」」」」

まずはポテトグラタンからいただこう。

「旨いな、旨すぎる。」

「これは、お金を取れるレベルだね。是非うちに來てしい」

お金を取れるというのは納得だが、ニカはうちのメイドだ、渡したくないな

「このパンは私が作ったんだ〜」

「そうなのか、じゃあ頂くよ」

もちもちふわふわで、グラタンにもスープにも合う

「旨いな。ほかの料理の味を引き出すことも出來て、そのままでも旨いなんて、本當に凄いな」

「ご飯の後にはデザートのチーズケーキがありますよ。」

「そりゃ、楽しみだ」

「食べ過ぎないでよー、私が作ったケーキらなくなっちゃうぞー」

やっぱり、パンとチーズケーキはミーシャが作ったのか

*****

「うん、ケーキも味しいな。」

「ケーキの味を紅茶が引き出してるな」

「僕の商會のグルメ部門で売り出したい位だ。」

「そう言ってもらえると嬉しいです。」

何度も言うがうちのメイドを渡す気は無いんだが

「それはそうと。これを食べ終わったら、ミーシャとニカも一緒にトランプをしないか?さっきとは違うやつなんだけど」

「私はやっていいなら、やるよー」

「私は洗いもありますし、終わってからならいいですよ。それとミーシャも洗いを手伝ってくださいね。」

大方予想通りの流れになったなぁ、やるのはダウトでいいよな

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