《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》4-1無事ではないが、帰宅

「ただいま。」

「おじゃまします。」

「お帰りなさい、ご主人。」

「ご主人は帰ってくる度に誰かつれてくるねー。」

言われてみれば、確かにそうかもな。まぁ、こっちに戻ってくる時は基本用がある時だけだからな。

「ところでご主人、その右腕はどうしたんですか?」

「まぁ、ちょっと討伐でな。」

因みにあの戦いの後、意識を失い、風によって吹き飛ばされ、ボロボロになっていたらしい。マイカ達が駆けつけて、回復特化の回復魔法をかけてもらい右腕以外は完璧に治った。この世界の回復魔法はの魔力を刺激して、の回復速度を異常なまでに上げるものらしい。しかし、俺の右腕は魔力がチャージの一般上限を超え、最大値までチャージしてファイヤーボールを使ったせいで、としていた右腕に魔力は流れなくなり、風に吹っ飛ばされた際にボロボロになってしまった。肘から指先にかけては損傷があまりにも酷かったので向こうで切除した。きっとしていなかったら今頃は右腕が腐り落ちていたと思う。この姿で連合本部に報告に行くと、なぜか勘違いされ、片腕の英雄とか言われた。多分先に戻った討伐隊のやつらが言いふらしたんだろう。

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「ご主人は竜を倒したですか?」

ミアちゃんは、どうやら領主さんとラピスに構われ過ぎたみたいでどことなく疲れているようにみえた。

「そうよ、ミアちゃん。ユウくんは私達を守ってくれたし災厄竜も倒しちゃったのよ〜。」

ちょっ、マイカ気付いてたとしても言う必要ないよね。

「マイカさんが惚気てます。」

「詳しい事は、後で子會でもして喋ってくれ。」

自分への惚気って聞くのは恥ずかしいんだから。

「この後ご主人達はどうするの?」

「ミーシャ、ご主人には敬語をっていつも言ってますよね。ミアちゃんも敬語を使おうとしてるんですから。」

まぁ、ミーシャが敬語使わないのはいつもの事だし、別にいいんだけどなぁ。それとミアちゃんは今の喋り方が一番可いと思う。それはさておき、この後の予定かぁ。

「まぁ、またすぐに出掛けると思うよ。」

「ユウトさん、私としてはし休みたいんですが。」

えっ、いや、腕の件だし連れて行く予定なかったんだけど。というか俺も休みたい。

「腕の件もあるしユウトくんは、僕がちょっと借りるから。一応言っておくと今回陣は來れないからね。」

どうやら、カルドクルシュには超が付く程の一流鍛冶師がいるらしい。そこで災厄竜の素材を使って義手を作ってもらう事にした。

「なんでですか?」

「ユウくんが行くなら、私も行きたい〜。」

「私、またお留守番は寂しいです。」

「いや、ちょっと取り引き相手に問題があるらしいから。」

相手の奧さんが異常なまでのヤンデレらしいから、面倒事にならないように陣は留守番してもらおうと思ったんだけど。

「奧さんが凄いヤンデレらしいからね。なんでも見ただけで目使ったとか言ってくるらしいよ。」

なにそれ、屁理屈もいい所だよ。とはいえ、それで義手作ってもらえなかったりするのは嫌だからな。

「それはそうと、ユウコさんはどうするの?屋敷に戻る?それなら送っていくけど。」

「あー、なんだ、ここでしばらく泊まっていってもいいぞ。暇を持て余した陣の子會にでも參加してけばどうだ?」

マイカとは元の世界の話も出來るだろうし、子同士だからこそ話せること事もあるだろうし。

「あれ、ユウト、戻って來てたのか?」

「ついさっきな。とはいえ今度はカルドクルシュ王國に行ってくるけどな。そういうラピスは、今日も來てたのか?」

「1週間住み込みでやる事になった、ミレナの仕事の手伝いが終わって、ミアちゃんモフろうと思ったら、トランプをここにおいて來た事に気付いて取りに來たんだ。」

「そうか、ところでどこまで進展したんだ?」

まさか、名前で呼び合うようになって何もしてない事はないだろ。あの領主さんが手を出さないはずが、いや、メイドさんもいるしないか?

「さぁ、なんの事かな。俺にはなにを言っているのか分からないな。」

はぐらかすつもりなのか。いや、まぁ、ここで惚気られても困るし別にいいんだけどな。

「ユウくん、ユウコさんこっちに泊まって子會に參加してくれるって〜。」

「そっか、じゃあ食材足りなくなるだろうし買い出しの手伝いでも行こうかな。連絡せず、突然帰って來て、さらに客連れてたんだしな。」

「そんな、悪いですよご主人。私1人で大丈夫ですから。」

「そうだよユウくん、その腕の狀態を思い出しなよ〜。絶対だめ〜。」

「そうか?無限倉庫ストレージボックスあるし問題ないだろ。ニカに作ってもらいたいものがあって、それの材料もそこそこ必要だから。」

だいたい、食材とはいえかなりの量になるから重たいだろうし、子に重いもの持たせるのはちょっとな。

「おっじゃましまーす。ラピスくん來てる?」

この人もいいタイミングで來るよな。食材買いに行く前とか、カメラでも取り付けてタイミングを見計らって來てるんじゃないか?

「いや、いや、ユウくんこの世界にカメラとかないからね。」

超自然に俺の考え読むの止めて、馴染だし見てたらなに考えてるのかしは分かるのは、まぁ、分からんでもないが完璧に俺の考え読むのは止めてくれ。

「それはそうと、ユウトがカルドクルシュ王國に行くなら、俺も一緒に行っていいか?あの國は資源大國と呼ばれていたり、優秀な技者達が多い國だから、商品になりそうなものを探しにいきたいんだ。」

「別に同行自はいいんだが、領主さんほっておいて大丈夫か?お前が同行したいって言った時から、完全にフリーズしてるけど。」

「ご主人、買い出しの手伝いをしてくれるのでしたら、そろそろ行きたいんですけど。」

「あぁ、じゃあ俺ちょっくら買い出しの手伝い行ってくるから、あとは任せた。」

あの混沌とした狀況は、帰ってくるまでに収束されるかな?とりあえず、ユウコさんとエリさんがなんとかしてくれるだろ。

*****

「そういえば、ニカ。」

「なんでしょうか、ご主人?」

「さっきはありがとな。あの狀況から逃げ出せるように言ってくれたんだろ、助かった。」

「なんのことですか?それより本當にその腕の狀態なのに買い出しの手伝いしてもらってもいいんですか?」

「心配するなって、買い出しの手伝いくらい余裕だから。」

「あれっ、ニカさん?橫にいるのは人?噓、だろ。」

なんか知らんが、ニカさんの知り合いと思しき青年がこの世の終わりを知ったような絶顔で固まってしまった。そこそこいい顔の人間でも絶した時の顔は酷いんだな、と思いました。まる。

「あれって、ニカの知り合いか?喋って來てもいいぞ。この辺で買うものは俺が買っておくから。」

「いや、さすがに、その。...お言葉に甘えさせてもらってちょっと話してきます。」

しかし、ニカもいつの間にか街の人達と親を深めてたんだな。まぁ、彼は別っぽいけどな。なんだろう、この辛さ、そうか、これが娘を嫁にだす父親の辛さか。まだ當分は、知りたくはなかったなぁ。

「あ、すいません。このメモにあるもの全部ください。」

「おぉ、こりゃ沢山買ってくね。ニカちゃんとこの分殘るかな。」

ニカは、この街に適応してきてるとかそういうレベルじゃなかった。もう、立派な街の一員だった。ミーシャは得意な掃除とかをやってたりするらしいが屋敷の敷地から滅多に出ないらしいし、心配だな。

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