《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》4-2知り合いだからって容赦はしない
しかし、ニカは本當に有名だった。何処に行ってもニカの話があがった。主である俺の話はあがらなかったけど。あれ、雇い主的ポジの俺の事知らない人多くない?
「ある程度買いも終わったし、ニカの所に戻るとするか。」
*****
「たっ、助けて下さーい。」
「永田さんの後を追ってきたら、こんな場所に來ちまうし。」
「まぁ、こんな上玉見つけたしいいだろ。人來るまでにやっちまおうぜ。」
「ほーら彼氏君、どうだ、自分の彼が自分の前で襲われるとこ見れるぞ。」
「ニカさんに手は出させない。」
「なに言ってんだ?俺ら勇者様に勝てると思ってんのか?の程知らずが。喰らえ、エアカッター。」
「痛っ。くっ、この。」
「オルト、大丈夫?肩からが。」
なんか、路地裏が騒がしいな。って、あれ。ニカと友人君が誰かに襲われてる?しかも、襲ってんのは元クラスメイトの屑共か。とりあえず助けるか。友人君見たくかっこいいのは、俺には似合わないし、普段みたく下衆に、最低に、にいたぶり潰してやるか。元々クラスの奴らなんて嫌いだし。
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「とりあえず、重力魔法グラヴィティ発。」
「グウェ、が重たく。」
「なっ、立てない、だと?」
「なんであいつらは平気なんだ。」
何故って、そりゃ、お前らだけに魔法使ってるからだよ。
「なっ、何者だ?」
友人君も警戒し過ぎだから。俺だから、そこで君が必死に守ろうとしてるニカの主だから。
「いやぁ、しかし凄いなぁ。こんな道のど真ん中で、こういう事する勇者がいるとは思わなかった。」
いや、道のど真ん中じゃなくても問題か。勇者云々を置いておいてでもこういう事をやったら人として終わってるだろ。って、友人君怪我してるし。
「ほら、ヒール。」
「ごっ、ご主人助けてくれたんですね。ありがとうございます。」
「助けて頂いた上に、怪我まで治してもらって、本當にありがとうございます。」
「あぁ、お前ら他に怪我とかないか?あるなら治してやるから教えてくれ。」
ヒールとかその他諸々の回復魔法はユウコさんに片っ端からかけてもらったから使い放題なんだよな。使える回復魔法の量が、聖の恩恵ギフト持ちと大差ないってどうなんだろ。いや、まぁ、回復量とかは比べにならないけどさ。
「お前、森谷か。なんでお前は俺らの邪魔ばっかしあがる。」
いや、全然邪魔してる気なんてないし、今回に関しては悪いのは100%そっちだよね。うちのメイドとその友人君に手を出すなんて、覚悟も出來てるみたいだし。
「とりあえず、まぁ、うちのメイドに手を出そうとした事とかその他諸々反省してもらおうかな。重力魔法グラヴィティ発。」
「ご主人、その方達は勇者ですよ。いくらご主人が強いとはいえ、相手になりませんよ。私の為にそこまでしないで下さいよ。」
いやぁ、なんなら、俺も元は勇者候補だった訳だし、今なら正義という裁で嫌いな連中いたぶれるし、試し撃ちしてない魔法試し撃ちしてみたいし。
「あぁ、ニカ大丈夫、魔法の試し撃ちくらいしかしないよ。大丈夫、証拠隠滅もしっかりしておくから。よしアイスショット。」
「ちょっと、なにが大丈夫なんですか。」
アイスショットはそこそこ強かったんだけど、なんかショットとか言うわりには遅かった。もっとこう、氷のマシンガン的なものかと思ってたんだけど、殘念ながら期待はずれだった。
「よし次は、ウィンドカッター。」
まぁ、ゴブリンが撃ってきた時よりもし強いくらいか。これまた微妙だな。
「くっ、降參だ許してくれ。」
「悪かった、森谷許してくれ。」
殺意を隠すならもっとしっかり隠せよ、もう見え見えだから。とはいえ、あといくつか試したいし、作戦にのってあげるか。俺、超優しいな。
「分かったよ、ほれヒーリング。」
「助かるぜ、これでお前を一方的に倒せるからな。」
やべぇ、コイツらマジでダサイ。ヒーリング使って範囲回復してやった瞬間に剣を構えてこっちに攻撃してきたし、當てられないし。
「無駄な抵抗お疲れ、ダークボール。」
これ、確か溺死したデュラハンのスキルだよな。使ってみたら、大して強くもないけど。とはいえ、そろそろ後片付けしておくか。
「飛行魔法フライこれで終わるかな?ブラストレーザー発。」
なんかラスボスが使いそうなスキルだし聲をわざと低くして魔法を発させてみる。この魔法、やっぱり災厄竜が使ってきたレーザーだった。いやぁ、威力超控えめにしてもこんだけ威力高いとかマジで異常すぎるだろ。上から地面にいる屑共狙っただけなのに地面かなりえぐれたなぁ。まぁ、証拠は完全に消えたしいいか。
「という訳でもっかい聞くけど怪我はないんだね。ならそろそろ帰るぞニカ。」
「買い全部任せてしまってすいませんでした。それに助けていただいて、ありがとうございます。」
「あぁ、別に気にしないで。大した事ないから。」
普段、屋敷の管理任せっきりにしてたり、突然人連れて帰ってきても対応してもらってるし、こういう時に手伝ったり、助けたりするくらいしか出來る事ないし。
「弟子にして下さい。その凄い力を僕も使えるようになりたいんです。」
さっきまで固まってた友人君に突然弟子りしたいと言われるとは思わなかった。弟子とかそういうのいらないし、恩恵ギフトと固有能力、高いと思しき魔法適正がなんとかしてるだけで、俺はなにも努力とかしてないんだよな。
「えっと?」
「名乗り遅れました、オルトです。」
「オルト君、別に俺は弟子とか募集してないんだけど。一応自己紹介しておくと、ニカとかの主で、あそこの屋敷の持ち主の、ユウトだ。」
いや、本當に弟子は募集してませんから。それと、屋敷にいる事は殆どないから、持ち主って言ったけど、住んでるって言った方がなんか凄い気がする。
「そこをなんとか弟子にしてくれないでしょうか。お願いします。」
「とは言っても、旅にちょくちょく行くし、なにを教えたらいいのか。」
いや、本當にね、旅とかについてこられても困るし、どうしたもんか。
「ご主人、オルト君は私の…でもあるし屋敷で話してみてはどうでしょう?」
「別に俺が料理作る訳じゃないし、狹くないから、構わないけど。」
しかし、弟子か。なんとしても斷って、義手作ってもらってスローライフ送りたいんだけど。というかなんで俺のスローライフ計畫は実行できる狀況になってくれないんだ。金もあるし、いつでも隠居は出來るのに。早く來てくれ、スローライフを送れる日よ。
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