《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》4-4.5子會スタート
side マイカ
「ユウ君達行っちゃったね。私は家事の手伝いするよ。」
「ありがとございます。じゃあまず朝ご飯を一緒に作りませんか?」
「ごめんニカ、それは無理。昔ユウ君にクッキー作ってあげた時にさ、一緒に食べたんだけどその後2人で調壊しちゃったんだよ。」
それ以來親には臺所に立たないでって言われちゃたし、私も料理できる人の監視のもとで指導されながらじゃないと作りたくないし。
「とはいったって、1日くらいですよね。」
「違うの、1週間くらい寢込んだんだよ。それ以來、料理はしてないの。」
「分かりました。じゃあ、お皿を並べたり機を布巾で拭いておいて下さい。後、食べ終わったら皿洗いと洗濯干しをお願いします。」
「それくらいなら任せて。あと、料理を今度教えてくれる?」
「えぇ、私でよければ教えますよ。」
良かった〜。ユウ君が戻ってくるまでになんとか食べれるレベルくらいには上達したいな。
「こら、ミーシャ。マイカさんが手伝ってくれてるからってさぼらないで下さいよ。」
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「うぅー、わかりましたー。」
「早く終わればその後のんびりできるんですから。」
なんかこの2人仲のいい姉妹っぽいな〜。ニカがミーシャに言い聞かせてる所とか、特に姉妹っぽいな〜。仲いい姉妹って憧れちゃうな〜、私一人っ子だったし。
「どうしたんですか、マイカさん?ボーっとして。」
「いや、2人って姉妹っぽいなぁって思ってさ。」
「確かにそうね、昨日からだから普段のことは分からないけれども。」
「ユウコもマイカも酷いなー、こんな怖いお姉さんは嫌だよー。」
「誰が怖いんですか、しっかり仕事をすれば怒りませんよ。」
こういう所が本當に姉妹っぽいんだよな〜。
*****
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさま〜。」
「ごちそうさまです。」
「味しかったよ、ごちそうさま。」
「ごちそうさま。」
「お末様。」
「お末様でした。」
夕飯をの子だけで食べるなんて、中學の修學旅行以來だな〜。修學旅行とか、話おもいだすな〜。ユウ君との惚気しかしてなかったけど。
「このあとどーするの?」
「まずは片付けを手伝って下さいよ。何かするならその後です。」
「私はもう眠いです。」
「じゃあエリさん、ミアちゃんを寢しつけて來てもらえますか。」
なんだかこうしてみると家族っぽいな〜。の子しかいないってのも変な話だけどさ。
「マイカさんはこっちの手伝いをおねがいします。」
「は〜い。お皿洗いだね〜、それなら出來るよ。」
「私はまだお風呂にっていないので、ってきますね。」
「私はもう一回ってくるー。」
「ミーシャは手伝いなさいよ。」
やっぱり姉妹っぽいな〜。さて、お皿洗いするか〜。とはいえ、みんなで大皿からつまむじだったし、調理も殆ど洗っちゃてたから、楽なんだけどね〜。
*****
「お茶も飲んでゆっくりしたし、今からやることは1つだね〜。」
「寢るんですか?」
「私は寢るー。」
「まさか話とか言い出す気じゃないですよね?」
「ユウコせいか〜い。話しようよ。」
ニカとオルト君の関係とか気になるし、みんながどこまでしたのかも気になるし。
「話かー、なんか楽しそうだね。」
「うん、楽しいと思うよ〜。それでさ、話するなら、名前で呼び捨てし合わない?の共有する訳だしさ〜。」
「いいよ、うん、だからミレナって呼んで。領主さんってなんか他人みたいで嫌だったんだ。」
もっとそういうことは早く言ってほしかったな。
「もう何でもいいです。だれからはじめるんですか?」
「言い出しっぺからと言いたいところだけども、ここはあえてエリからで。」
「なんでですか、まぁいいです。」
「おぉ、トップバッター頑張って。」
「あれは、魔王軍幹部をとても正しいとは言えない方法で討伐した後の話です。常人じゃ到底思いつかない方法を考えたユウトさんに興味を持った私はユウトさんの後をストー...著けま...観察することにしました。」
なんでわざわざ言い換えたんだろ〜、どれも同じ意味だし。
「ユウトさんは魔道について研究したり、人助けをしてのんびり過ごしてたんです。」
「その頃は、魔道の件で僕はよく話したなぁ。」
「なんで、ストーキングしてんですか?」
「いや、普通は上級冒険者が討伐隊を組んで倒すような魔王軍幹部を、3人だけで勝てるような方法を考え出して、本當に倒しちゃったんですよ。興味が湧くじゃないですか。」
まぁ、ユウくんは昔神とか呼ばれたりしてたからな〜。頭の回転早いし、発想が常人とは全く違ったりするんだよな〜。私は昔からの付き合いである程度
分かるんだけどね〜。
「まぁ、それで観察しようってなって観察してたんです。そしたら、困ってる町の人を助けたり、この世界にはないような知識を持ち出したりしてさらに興味が出てきたんですけど、旅に行くみたいな話を耳にしたのでついていこうともしたんですけど、私の本職はギルドの付で辭める方法は結婚くらいしか無かったので、ユウトさん拉致してきて、ギルドで婚約宣言して辭めてきたんですよ。」
ユウくんとの楽しい異世界生活を、そんな理由で潰されたのか〜、うぅ〜。今頃は楽しく仲良く異世界でイチャイチャしながら過ごしてたはずなのに〜。
「やっぱりご主人はすごい人だったんですね。」
「その行力がすごいですよ。」
「真似しないでくださいよ。」
マイカ side out
side カンナ
あれからもう數週間経ったのに、ユウトさんと思しき人には會えないし、クズクラスメイトは付け回してくるし、やってられませんわ。もちろんなんとか巻いてやりましたけど。
「カズヤ、ユウトさんの報はあるのにどうしていないんだと思いますか?」
「さぁ?あいつは自由なやつだしな、フラフラどっかに行ってそうだよな。屋敷がこの街にあるんだしいずれ戻ってくるだろ。」
「それもそうですね。」
あそこで仲良く喋っているカップルみたいにユウトさんとイチャイチャしたいですわ。あのクズクラスメイトたちあのカップル襲いに行きましたよ。あぁ、同じ世界から來たものとして恥ずかしいですわ。とはいえ、あれに見つかるのは嫌ですね。
「助けた方がいいんじゃないかな?」
「それもそうですね。助けを求めてるみたいですし。裏路地に連れて行ったって事は勇者としての恩恵ギフトを使うでしょうからね。」
「重力魔法グラヴィティ発。」
ユウトさんと思しき人が突然現れて聞いたこともないような魔法を使いました。いやぁ、本當にこの街にいたんですね。しかも自稱馴染もいませんし、やはり神様は私に味方してますの。その後もユウトさんは私達が知らない魔法をバンバン使ってクズクラスメイトを跡形もなく消してしまいました。ユウトさんに挨拶でもと思った時にはもうユウトさんはいなくなってたんですけどね。
「なぁ、ユウトの右腕…。」
「なかったですね。それに、あり得ない強さの魔法を沢山使ってましたね。片手だけで、詠唱もなしに。」
「あいつはどこまでぶっ壊れなんだ…。」
「カズヤ、一度王都に戻りましょう。 今の私達ではユウトさんの邪魔になるだけです。顔すら合わせられませんわ。」
「えぇ、ここまで來たのに戻るの?まぁ、いいけどね。」
ユウトさんと同じくらい強くなくては、ユウトさんの隣にはいられませんからね。きっとあの自稱馴染もついていけなかったのですよ。何せ自稱ですから。
カンナ side out
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