《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》5-4.5王家に捕まった

side マイカ

「何をするでもなく過ごすのはかなり久しぶりだわ。」

「そうなの〜?私たちはいつもこんなじだよ〜。」

「確かに最近はずっとこんなじね。」

ユウくん達が出掛けてるから、ここで子會的な事しながら、のんびり過ごしてるからな〜。

「なあ、上川。悠人ってなんで出掛けてんだ?」

「ん?白河くん知らないんだっけ。ユウくんは、怪我して、義手作りに行ったんだよ〜。カルドクルシュのなんて言ったっけな〜、有名な鍛冶職人のところにね。もう時期帰ってくると思うよ〜。」

「義手を作る必要があるほどの怪我なんて、ユウトはしないと思ったんだけどな。さすがは異世界、規格外にダメージれられるなんて。」

「私達をかばってした怪我だよ〜。多分、ユウくん1人なら苦労はしただろうけど、怪我はすぐ治るようなものだけだったと思うよ〜。」

「そうか。やっぱり、規格外はこの世界でも規格外なんだな。」

「そうだね〜。」

「しかし、ここは本當に平和でのんびりできるな。」

「王都が々あるだけだと思うな〜。」

「マイカ、この辺に王都から兵士が送られてきてるの。ひょっとしたらこの間話してたあれじゃないの?」

本當だ。っていうか、屋敷を完全に囲まれちゃってるし、どうしよ〜。とりあえず、ユウくんに連絡しないと。

*****

「王都からの追っ手をなんとかして追い払うよ。ユウくんからお願いされたし。」

「やれるだけやるか。」

「ユウトさんのお願いなら。風よ切り裂け、ウィンドカッター。」

「発してないけど〜?」

「おかしいわね、もう一回。風よ切り裂け、ウィンドカッター。」

「魔力足りてねぇんじゃないか?俺がやってみるか。火の壁よ、敵を焼き盡くせ、ファイヤーウォール」

「全然使えないね〜。どうしよ〜。」

「あんたも試しなさいよ。」

この學園のアイドルの、えっと、永田さんだっけ、言ってる事は正論なのに、なんか腹立つ〜。

「大変です。もう、屋敷に何人もの兵士がってきてます。」

こんな時ユウくんがいたらな〜。

「クッソ、數が相手じゃ弾戦じゃ絶的に不利すぎるだろ。」

「魔法が使えないのは、何かしらわけがありそうよ。」

「その原因さえ分かればいいんだけどな。」

「もうすぐそこまで敵は來てるのに、打つ手なしなんて。」

「やあ、久しぶりだな。カンナにカズヤよ。」

「お前は…。お前は、誰だっけ?」

覚えてないの〜?しっかりしてよ。

「あの人じゃない、あの、騎士団の団長とかそんなじの人。」

「そういえばそんなのがいた気がしないでもないな。」

「覚えてないのか、まあ、いい。ここにいる全員を捕らえろ。」

『『『了解しました。』』』

「なっ、このクソ。火の壁よ、敵を焼き盡くせ、ファイヤーウォール。」

「無駄だと分からないのか?やはり無能だな。魔法を封じた途端これだ。」

「マイカ、あの偉そうな人が持ってるあの石が原因で魔法が使えないの。」

「どういうことなの、ミレナ。」

「あれは魔法妨害石って石でね、そこに込められた、魔力を魔法を発するたびに追加で持っていかれちゃうんだ。魔法を撃てたとしても、魔法妨害石が1割くらい魔力として、吸収する石なんだ。」

私って恩恵ギフトで魔力値増えてるし、もしかしたら魔法が使えるかも〜。本當に數発しか使えないけど。

「お願い、発して、ウォーターボール。」

「なっ、馬鹿な。この國の最上位の魔師の魔力量を超えたというのか。あのきをなんとしてでも拘束しろ。」

なんとか使えるみたいだけど、消費魔力も増えてるし、いつまで持つかな〜。

「あんた詠唱破棄できるの?意味分かんない。」

「ぁぁ、もう、こっちに來ないで。ファイヤーウォール。ウィンドカッター。ダークボール。ウォーターボール。」

「何グダグダしてるんだ。さっさと捕らえろ。」

「ご主人もそうですが、マイカもかなりの規格外なんじゃないですか?」

「私なんてまだまだだよ。さっきの魔法の連発で魔力たくさん持っていかれちゃったし。」

「本當に打つ手なしなんてだな。」

「今のうちに捉えてしまえ。」

『『『了解です。』』』

「1つ聞いてもいいかな?なぜ僕たちは拘束されるのさ?」

「何を今更。國家反逆罪と公務執行妨害だ。當たり前だろ。何人か、捕らえられなかったのは殘念だがな。」

「マイカ、ご主人に連絡。」

「分かってる。」

「さっさと連れて行け。なんなら睡眠を使ってもいい。國王様が待っていらっしゃる。」

すっごく眠くなってきた。なんとかユウくんに連絡しなきゃ。

ユウくん、助けて。捕まっちゃったよ。

マイカ side out

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