《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》5-6王城殲滅開始

マイカからの連絡があってから、3日後。2日半で、骨馬スケルトンホースを乗りつぶしかけて、スペレイヤーにユウト達は著いた。

「いやー、久しぶりに帰ってきたな。」

ラピスは、骨馬スケルトンホースから降りながら、背びをして言った。

「お前の家はここじゃないだろ?」

「引っ越したから、スペレイヤーにあるぞ。」

ユウト、トモキ、オルトの3人はなんとなくだが事を察し、話を変える。

「そうなのか。とりあえず屋敷に行って現狀確認だけしたら王城に行くか。」

「それがいいですね。」

「そうだね。」

「おい、待て。なんでそんな、ちょっと遊びに行ってくる覚なんだよ。」

魔族だけは、いきなり王城に行こうとする、4人のノリが納得できていないようで、質問する。

「おっさん、ここから王都ってすごい近いからな。歩いても1日、2日で著くぞ。」

「もうおっさんでもなんでもいいが、距離の問題じゃないだろ。」

もう、おっさんでいいのかよ。その場にいた魔族以外の4人は、同時に同じ事を思った。

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「で、おっさんは、何が問題だと?」

「裝備を整えたり、作戦を考えたり、もっと準備することがあるだろ。」

「裝備を整える?何言ってんだよ。」

ユウトは、災厄竜シリーズの鎌を取り出しながらそう言った。災厄竜シリーズがあるから問題ないだろと言わんばかりに。他の3人もそれには同意見のようで、頷いていた。

「お前ら知らないのか?災厄竜シリーズは、云々で強化されるが、耐久力は下がるんだよ。義手の場合は耐久力が特に下がりやすかったり、壊れやすくなったりすると思うぞ。」

「ぶっ壊れた時の為に新しく買っとけと、そう言うのかよ。」

4人はそれぞれの災厄竜シリーズを取り出すと、叩いてみたり、し力を加えてみたりした。

「本當にそうなるのかい?全くそうは思えないけど。」

「そういうなら、そうなんだろ。とりあえず買っておけば。ラピスはもう1つのエアガンも改造しておいてもらったから、屋敷について來いよ。おっさんも。」

ユウトは、屋敷の中にしだけ、殘ってる武を思い出し、それの確認を含めて、屋敷に向かうことにする。

「分かったが、作戦はどうするんだ?」

「トモキと、オルトが屋敷に戻ってきたら話す。考えてはあるからな。」

ユウトは、恐ろしげな笑みを浮かべて言った。

「じゃあ、僕らは、念のためにサブの武を買ってくるよ。」

*****

ユウト、ラピス、魔族は屋敷を隅々まで散策した後、武を集めて、リビングで話し合っていた。

「荒らされた形跡はどこの部屋にもなかったな。」

「本當に人だけ、さらわれたみたいだな。」

屋敷は大して荒れてはいなかった。機や椅子、棚がバリケードになっていたことを想像させるように、ドア周辺にあった。

「とりあえず、エアガン2丁で俺はなんとかなりそうだわ。」

ラピスは、屋敷を散策している時に見つけた、エアガンが手に馴染むのを確認したてから言った。

「俺は、魔法メインだから、鎌以外の武は使う予定ないな。」

そういうユウトも、義手の爪を出して、戻してを繰り返して、いざとなったら使えるかを確認していた。

「ただいま。」

「ただいま帰りました。」

を買いにいっていた2人も帰ってきたので、ユウトは考えた作戦を教える為に機に紙を広げて大まかな説明を始める。

「作戦はこうだ。まず王都に著いたら、夜まで待機する。夜になったら、メニューのマップ機能で、みんなが捕らえられてるところを見つける。そして、いない方をレーザーで破壊する。大方騒ぎになるだろうからそれに紛れて潛する。一般兵は極力殺さないようにして、上層部の貴族やら、王族やらに容赦はいらない。勇者がいた場合は、極力殺り合わないように。」

「初っ端にレーザーって、さすがユウト。」

ラピスとユウトが、意気投合しながら作戦の最終決定をした。魔族はいつものように、最近の人族の若者って怖すぎるだろ、などと言いながら、この2人を敵に回すのはやめようと、改めて決意した。

「問題は役割分擔だよな。」

「ほとんど決まってるようなものだけどな。」

「とりあえず、お前が悪魔と國王を叩くことは確定だろ。」

確定って、まあ妥當だとは思うけど、トモキも協力してくれないと、萬が一人質を取られた時、対応できない気がする。

「トモキもこっちに協力してほしい。ラピスとオルトは、一般兵の無力化と、みんなの解放を頼む。」

「了解しました。」

「分かった。じゃあ行くか。」

「そうだな。ラピス、また骨馬スケルトンホースの制頼むな。」

骨馬スケルトンホースは、ここで乗りつぶすか。

ラピスはため息をつき、仕方ないといった顔で骨馬スケルトンホースにまたがった。

*****

日が暮れはじめた頃、王都の前に到著したユウト達は、王都に著く直前、足を砕いて使いにならなくなった、骨馬スケルトンホースに手を合わせてから、王都にっていった。

王都で、なにをするでもなく店やら、店やらを冷やかしながら時間を潰した。魔族は、ユウトの擬態魔法によって、人族に擬態しながら、ユウト達と行を共にしていた。

それから間も無く日は暮れ、どこも魔力燈がつき始め、王都は賑わっていた。しかし、稅金も高く、そこまで、遊ぶほど余裕がないのか、2時間と経たずに、どこも閉店を始めた。ユウト達は、その2時間の間に、夕飯を食べ、夜食を買い込み、決戦に備えた。

「ようやく、王都の賑わいもなくなったな。」

「早すぎるだろ。これもやっぱり、稅金が高いからか?」

あいつは、國民から金をむしり取って、召喚代をケチった挙句、知られたら拉致か。慈悲なんて必要ないな。

「マップ展開。マイカ、ユウコさん、ミレナさん、エリさん、ミアちゃん、ミルちゃん、カンナさん、ニカ、ミーシャ、カズヤに印を。」

ユウトは、マップ機能を空中に、誰でも見られるようにし展開した。そして、捕らえられた、マイカ達の居場所を確認、各自が通る道を決めると、マップを閉じた。

やっぱり、元であっても勇者候補は特別枠か。それとも、いや、それだけは何としても防ぐ必要が。

ユウトは、1人他とは離れた場所にいるマイカについて考えていた。

「今から、ウルヴァニラ王國、王城殲滅計畫を開始する。」

ユウトはそう宣言すると、右手を王城の方に向け、誰もが怖がるような笑顔をした。

「すべてを無に返せ、ブラストレーザー!」

ユウトがそうぶと、ユウトの腕から、レーザーが発された。そのレーザーは、王城の上部を抉るようにしながら、進んでいった。

「相変わらず、ぶっ壊れだな。」

「これを笑顔でやるなんて、お前は怖すぎるわ。」

「酷いな、お前ら。とはいえ、こんなのはまだ手慣らしだぞ。」

「分かってるから。」

「じゃあ、王城殲滅スタートだ。」

その一言で、ユウト達は武を手に持ち、王城へと向かっていった。

王城は突然消えた王城の上部に気付き、パニックに陥っていた。そんな中、國王は1人下衆な微笑みを浮かべていた。

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