《異世界召喚!?ゲーム気分で目指すはスローライフ~加減知らずと馴染の異世界生活~》7-4過去を求めて

翌日、日も高く上り日差しが差し込んでくる頃ようやくユウトは目を覚ました。

「もうこんな時間か。ってマイカと一緒に寢たんだっけ」

ユウトはマイカの髪をで、布団をかけなおしてからベッドから降りる。そして無限倉庫ストレージボックスから服を取り出し著替えると、大広間に向かう。

『おはよう、と言うにはし遅すぎるね。まあ、ぐっすり寢られたようで何よりだよ。僕は仕事もあるから、君たちはのんびりするといい』

ユウトは頷くと、晝食の準備を食堂でしているのを確認し、一度部屋に戻りマイカを起こす。

「マイカ、朝と言うよりもう晝だぞ。そろそろご飯だ」

「ん? もうご飯?」

マイカは眠そうに1つ大きな欠をしてから何とか、を起こし手早く著替える。著替えたマイカを連れてユウトは食堂に行き、晝食を食べる。

「なあ、マイカ」

「ん? どうしたのユウくん?」

「今日は何しようかなって思って。日記に出てきた場所でも追ってみないか?」

「うん、悪くないね。気になるし」

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マイカとユウトは晝食を食べ終えると、きやすく、バレにくい服裝に著替えて、魔族領の奧地を目指す。魔王ハクヤにもこのことは伝えてある。なぜなら2人が向かっているところは、ユウトの両親が隠居するのに使っていた施設があるらしいからだ。

「しかし、遠いね~」

「もうそろそろ著くと思う。マップだとこの先だ」

魔王城を出てから1時間半ほど歩いたところでようやく目的地が見えてくる。さらに進むと広大な自然に囲まれたこの場所の一角に、小さな小屋が見えた。

「そこにある小さな小屋が目的地だな」

「なんか2人の話からは想像もできないんだけど。もっと広くて豪華なのかな~とか思ってた」

「分からんでもないけど隠居生活には必要最低限のものさえ、いや、地下かなんかがあるかもな」

ユウトは日記に書かれていたこの場所で、魔法の研究をしていたと書いてあったのを思い出した。ユウトはマイカと共に小屋にる。

「うっ、やっぱり埃っぽい」

「とりあえず掃除からだな。このままだと探すのは無理そうだね」

ユウトは小屋の奧の方から掃除道を取りだして、掃除を始める。マイカもユウトから掃除道け取ると、一緒に掃除をする。

「掃除とかも魔法で出來たらいいのに」

「あるみたいだけど、この世界で生まれた人じゃないと使えない生活魔法だからな。ニカとかミアは普段使ってるだろ」

「そうなの? 普通に掃除してるようにしか見えないけど」

「洗剤とかに近いじだよ。1回で磨いたところが綺麗になるとか、効果は洗剤より強いけどな」

そっか~。とマイカは言って、殘念そうに掃除を続ける。

それから、日が傾くまで続いた掃除を終えると、適當に買っておいた食材でマイカが夕飯を作り始める。

「なんか、新婚っぽいな。こう、周りも騒がしくなくて、のんびりっていうのは」

「そうだね~。屋敷はみんながいるし、ここ最近は寢室にリーちゃんもいたからね」

飯食い終わったら、地下室だけ探すか。

「日記にはあるって書いてあったんだっけ? よし、出來た」

「おっ、もう出來たのか」

「うん、今日の夕飯はシチューとパン、それとしだけおもあるよ~」

「そりゃ旨そうだな、いただきます」

「いただきま~す」

マイカの作った夕飯を楽しむと、辺りは真っ暗になっていた。

「マイカもすっごい上達したな。旨かったぞ」

「そっか~、よかった~」

「さて、じゃあ地下室探すか」

ユウトは手當たり次第に床を探すが地下室へと繋がりそうなものは一切見當たらない。

「見つからないね~、もしかして外にあったりするのかな?」

「だとしたら、今日は無理だよな」

ユウトは、機の上に置いておいた本を本棚に戻しながら言う。最後に自分で持ってきた母親の日記を本棚に戻す。すると本棚の奧の方からカチッと小さな音が鳴り、床がかすかにいた。

「あの日記がカギだったの?」

「そうかもしれないな」

ユウトはかすかにいた床をずらしながら言う。ずれた床を完全に外すと、下へと向かう階段が見える。

「階段だね~。地下室って何があるのかな」

「とりあえず見に行くか?」

「そうするしかなさそうだね」

ユウトとマイカは恐る恐る、階段を下りていく。

かなり深くまで階段を降りたところでようやく開けた場所に出る。

「ここが研究所? 結構広いけどそんな気配は見えないよ?」

「多分ここで間違いないだろうけどな」

ユウトとマイカがその空間に足をしっかりと踏みれた途端に、階段は収納されてしまった。

「えっ、閉じ込められたの?」

「どうやらそうみたいだな。だけど今ので分かった。間違いなくここだ」

『侵者ヲ排除スル』

無機質な聲と共に、ユウトとマイカの前に現れたのは魔工人形マジックドールだった。

「ここを探すのは、これと一戦えてからになりそうだな」

「ユウくん、無茶はしないでよ。私もサポートするから」

それぞれが武を持つと、魔工人形マジックドールは2人に襲い掛かる。

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