《魔がない世界で魔を使って世界最強》魔がない世界 後編
「魔師、か・・・。さっきの言葉は撤回しよう魔師。お前さんは俺たち二人が全力で挑む相手だ」
「私も先ほどは失禮した。どうやら舐めていたのはこちらのようだ・・・ここからは全力でいかせてもらいます!」
そうして彌一への認識を一段上へ改めた二人はそう宣言し再度戦闘の構えになった。
「でしたら俺もし本気を出しましょう。」
パチンッと指を鳴らす。
すると無の魔方陣が足元に出現し瞬時に上昇、すると彌一の左腰に日本刀が出現していた。
そして彌一はその日本刀をゆっくりと抜刀する。
それは素人が見ても業だと分かるような日本刀だった。刀の部分には青く輝く線が鍔から枝のように別れていたおり、白く輝く刀は太のを強く反していた。
魔道No.2【日本刀:蒼羽あおば】。これは刀 に〔刻印〕という直接質に魔式を刻みむ技方法で【空間魔】を刻み込んだで、【空間魔】によって刀にれた分子間の空間結合を緩め擬似的な分解現象を起こし切斷する魔である。ダイヤモンドもれただけで切斷できる。しかし今回はこのまま使用してしまうとそのまま人間もスパッといかねかねないので〔刻印〕は起せず、切れ味のよい日本刀として扱うことにした。
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「「「さぁ、第二ラウンド開始だ!」」」
瞬間、彌一とジークが駆けた。お互いに中間地點で斬り合う。
ジークの右斜め上からの勢いを乗せた斬激を彌一は蒼羽でけ止め、その斬激を刃でらせジークの首を狙う。その一撃をジークは右に転がり回避し踵で彌一の橫腹を狙う、それを彌一は後ろに飛ぶことで勢いを殺し、ジークとの距離を取る。
その瞬間、先ほどまで彌一がいた場所に炎の槍が3本突き刺さる。彌一とジークが斬り合っている間にマディアが中級霊魔法『フレイム・スピア』を唱えジークが離れた瞬間を狙って出してきたのだ。しかし彌一はそれを余裕をもって回避した。それは何故か?それは霊魔法の大きな弱點が関係していた。
霊魔法の弱點、それは魔法発までに掛かるタイムラグである。
魔は〔魔力供給→構築→展開→発〕の4工程を者本人がやるため発までのタイムラグがなく。
霊魔法は詠唱で〔霊を呼び出す→霊に使用する魔法の指示→霊に魔力の譲渡〕の工程を者が行ない、霊が〔魔法に魔力供給→構築→展開〕を行って者が〔発〕を行うという7工程を霊を経由して発するため、発までに大きなタイムラグが存在する。これが霊魔法の最大の弱點だ。
そのため彌一は、霊が魔法の展開が終わるまでの間をジークに集中し、霊が展開を終えた瞬間、マディアのきを確認し魔法発のタイミングで回避できたのである。
もちろんそんな事普通はできるものではないが、地球での魔戦はいつ魔が瞬間的に飛んできてもおかしくないものだったので地球での魔戦に慣れている彌一にとってはこれくらいどうってことないのである。
その後も、そんな苛烈を極める攻防戦が続き
「そこまで!!」
ロジャー騎士団長が勝負の終了を宣言した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いや~。実にいい戦いだったぞ彌一。」
「ええ。本當に。」
そういって彌一に握手を求めてくる二人に対し彌一も手を差し出しい握手をわした。
「こちらこそいい経験になりました。ありがとうございます。」
「我々はお互いに剣をえあった中で、しかもお主は俺とマディア二人合わさっても勝てぬほどの強さを見せた。そんなお主は我々二人に敬語を使うのはよせ。」
「わかりま・・・じゃなくて、わかったよ。ジークさん。マディアさん」
「うむ。」
「ええ。そして彌一君には再度謝らなければいけませんね。先ほどは魔など信用ならないなどと言って大変すみませんでした。戦っているにあなたが魔に大きな誇りを持っているのがよくわかりました。」
そういってマディアは深く頭を下げた。
「顔を上げてください。マディアさん、もう気にしてませんから。」
「ありがとう」
と戦いあった中で親睦を含めあい、彌一は二人と別れみんながいる客席に行こうとすると
「やいちーー!!」
と彌一を呼ぶ聲の方向に向くととタッタタタターン!と彌一にメイが抱きついてきた。突然のことに驚きつつメイが話しかけてくる。
「やいち!やいちすごかった!!やいちのたたかってるすがたすっごくかっこよかった!!」
彌一の顔を見上げとても楽しそうに嬉しそうにそれはもう目をキラキラさせながら、ぎゅっと抱きついた。
そんなメイに微笑みつつ
「ありがとねメイ。」
と言いながら頭をでるとメイは気持ちよさそうに目を細めよりいっそう抱きついてきた。
するとメイがやってきた方向からクラスメイトや凜緒、アーリア、ヘンリ、ロジャー、バーリアがってきた。
そうしてまず先にロジャーとバーリアが
「先ほどの試合お見事。長年騎士をやっていたがあれほどの剣は初めてみた。」
「本當にその通りですね。しかし彌一殿、彌一殿とジークではステータスに大きな差がありますが、戦闘では二人以上の強さでしたね?これも何かの魔ですか?」
久々の戦闘と魔が使えることに喜びすぎて自重するのを忘れていたため、どう説明しようか悩んでいたがうまい合に勘違いしてくれたので、それに乗っておく。
そうして次にアーリアとヘンリがやって來た。
「彌一さんお疲れ様でした。すごかったですね先ほどの試合。メイがずっと彌一さんのことを「すごい!すごい!」と言ってはしゃぐものだから大変でしたよ。」
「こら、メイ。ヘンリに迷かけちゃいけないだろ?応援は嬉しいけど迷はかけちゃいけないからな?」
「うん。ごめんなさい」
そうして素直にあやまるメイを彌一は「えらいぞ~。」と褒め頭をでる。
そんな親しげな會話とやり取りにアーリアは
「三人とももうすでにお會いになったのですか?」
と不思議そうに聞いてきた。
「ええ。今朝廊下でし」
「なるほどそうでしたか。」
とそんな會話をしていたら今度は凜緒とクラスメイトがやってきた。
「やいくん!なにあれ!?どうゆうこと!?」
と凜緒が驚いて聞いてくる、それに続いて今まで魔師であることを黙っていた謝罪などいろんなことをきかれたり。クラスメイトからはやっぱり同じように魔師を黙っていたことなどを聞かれた。何故か數人の男子からはヘンリとメイの関係をしつこく聞かれた。「くそっ。うらやましいっ!」「すでにフラグはたっていたのかぁああ!」と床に這いつくばっていた。
こうして勝負は終わり。彌一は「今日は流石に疲れた」と言い部屋に戻っていった。
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