「あなたも私を殺しにきたの・・・」

そんな言葉に彌一は戸いつつ

「そんなんじゃない。俺はただ休憩できるところを探しに來ただけだ」

「うそ。この部屋は一族の人間しかれないのよ」

「あー。それはだな」

とどう説明しようか悩んでいると突然魔力が集まるのをじ、とっさに橫に避ける。

すると先ほど彌一がいたところには１０本の炎の槍が突き刺さっており、その槍はやがて消えた。

(あの槍たしかこの前マディアさんが使ってた魔法！でも魔法にしては早すぎる！！)

「ここでは魔法は使えないよ。霊は私の味方だから」

すると今度はの周りに次々と數えきれないほどの炎、水、風、土、、闇の弾が出現。そして無數の弾幕となって彌一に迫る。

(なにぃいーーー！？)

迫りくるさまざまな弾丸の數に驚愕しつつ即座に結界による障壁の展開は間に合わないと判斷し全力の魔力障壁を展開、襲いくる弾丸をけ止める。

襲いかかる弾丸の威力は強力でしづつ押されてゆき、障壁にもひびがる。

そして実際には一瞬だったが長くじた弾幕の嵐が終わり障壁を解除すると、魔力の使い過ぎで貧のような狀態になり彌一は両手で膝を著く。

「ぐ、はぁはぁ・・・ぎりぎり、もったか・・・」

展開した魔力障壁は崩壊ぎりぎりで彌一の９割の魔力を使ったの魔力障壁を崩壊寸前までもっていくほどの威力に驚きをじ得ない。

そしてどうやら驚いているのは彌一だけでなくの方も驚いているようだった。

「うそ・・・！なんで魔法が使えるの・・・！？」

「これは魔法じゃない、ただの魔力障壁だ」

「魔力障壁・・・？」

「ああ。魔力をそのまま直接障壁として展開する技だ。純粋な魔力による障壁だから魔、あぁいやこっちでは魔法か。とにかく魔法に強い障壁なんだ。」

「魔力を直接るなんて、そんなの霊にしか・・・」

「こっちではそうなんだろうが、俺らの世界では魔力の直接作は基本中の基本だ」

「こっちの世界？」

「まぁそれはいい。それよりちょっと待ってろ、今出してやる」

「そんなこと無理・・・これは神聖結晶の柱、抜け出すことなんて・・・」

「よし。できたぞ」

「うそ！？」

彌一が蒼い魔力を右手にまとい柱にれると柱全をひびが走り、大きな音をたてて盛大に砕けた。

そうして結晶から解き放たれたを彌一は抱き留める。

「大丈夫か？」

「う、うん。平気ちょっと頭がくらくらして・・・」

といいは意識を失ってしまった。

「おい！しっかりしろ！！」

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彼が私を呼んでいる

不思議な人だ

ここでは魔法が使えないはずなのに霊にしかできない魔力作で私の攻撃を防いだ

しかも初対面でいきなり殺しにかかった私をあまつさえ助けると言った

できるわけがない

でも彼は右手に蒼い魔力を纏って柱を砕き私をここから出してくれた

綺麗だった

あの綺麗で洗禮された蒼い魔力の輝きを私は一生、忘れはしないだろう

そして抱き留めてくれた時のあの暖かさも

私は一生忘れない