《魔がない世界で魔を使って世界最強》フェーズⅡ
ドパン ドパン
二つの銃聲が響くと同時二の魔が頭を発させ倒れる。するとその後ろから四の鷲型の魔が彌一に向かって急降下してくる。
彌一はレルバーホークを構えようとするが
「【炎蛇】!」
彌一がレルバーホークを構える前に頭上に炎の蛇が出現し鷲型魔を絡め取り焼き盡くす。振り向くとそこには左手を突き出したセナがいた。
「大丈夫?彌一」
「あぁ、問題ない。助かった。」
そういうとセナは彌一に褒められてふふーんと嬉しそうにほほ笑む
こうして二人は次々と襲いかかる魔を容赦なく躙し廊下をで赤く染めながら進んでいく。こうしてたどり著いたのは重々しい雰囲気を漂わせる巨大なドアだった。
「今までのボス部屋とは違うな。迷宮の中間の階層だからか?」
「たぶんそうだと思うよ。」
「よし。気を引き締めていくか。いくぞセナ!」
「わかった!」
そして二人でドアを開く。
ボス部屋は今までとは違い禍々しくどこか息苦しいじの雰囲気だった。構える二人の前には巨大な爬蟲類を思わせる見た目は完全にティラノサウルスな魔がいた。そしてティラノは二人を見ると大きな唸り聲をあげた。するとティラノの中に赤黒い模様が浮かび上がり、ティラノの魔力が膨れ上がった。
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「なに!?フェーズⅡだと!?」
魔にはフェーズⅠ、フェーズⅡ、フェーズⅢと段階がある。フェーズⅠは、生が魔力を吸収し狂暴化したもので多くの魔はこのフェーズⅠである。フェーズⅡは、の魔力が集まり魔石と呼ばれるできた魔を指し、フェーズⅡはフェーズⅠにくらべ遙かに狂暴であり、表に赤黒い魔力の線が現れるのが特徴でフェーズⅠからフェーズⅡに進化することはほとんどない。そして最後にフェーズⅢ。これはフェーズⅡの魔が生學的に全く異なる進化を遂げたもので地球では”神獣”と呼ばれる。五年前彌一たちが戦ったルバディアドラゴンもそのフェーズⅢの魔である。
またフェーズⅡ以降の魔はから瘴気と呼ばれる毒素を発し、の魔力保有量にもよるが一定量瘴気を取りれると死に至る。
そうしてティラノは口に炎を作り出し炎を連続発してくる。
「セナ!」
「【水盾】!!」
セナが水の盾を展開し、炎を防ぎその盾に隠れて彌一がレルバーホークでティラノに攻撃する。
プラズマを纏った弾丸がティラノに直撃、だがティラノの表面をし焦がし傷つけるだけで貫くことはできなかった。
「なんてさだ!」
そうして彌一はレルバーホークをしまい、【蒼羽】を構える。
「セナ、俺が【蒼羽】で直接攻撃する。援護を頼む!」
「わかった。まかせて!」
そういって彌一は【加速魔】でティラノに接近する。ティラノは彌一に向け炎を放つがそのすべてをセナが魔法で撃ち落とす。
炎が當たらないと判斷したのかティラノはその巨大な尾で薙ぎ払う様に攻撃してくる。
「はぁあ!!」
迫りくる尾に向かって彌一は【蒼羽】を振り下ろす。疑似分解が発し、そのまま尾を斬り飛ばす。
『グァアアアアアアアーーー!!!』
ティラノが尾を斬り飛ばされた痛みで暴れ出し辺りを手當たり次第に攻撃しだす。そんなティラノに彌一は右手をパチンと鳴らす。
するとティラノの周りで連鎖的に発が発生しそのきを封じる。
「いまだセナ!!」
彌一の合図と同時にセナが炎の弓を作り出し矢が裝填されてない狀態で弦を引き構える。構えた炎の弓に風が集まり圧された風の矢が生まれ矢に炎が絡まる。矢に集まる風と炎は尋常ではなくさしずめそれはミサイルといったところか。
「【風炎砲】!!」
ミサイルが風の加護によって加速しティラノに直撃。
ティラノの固い表を貫き、貫いた孔からねじれで炎が発しティラノを側から燃やす。
その威力に彌一は息を呑む。セナは霊との親和が高く〔屬系魔〕に大きなアドバンテージがあるとはいったがここまでのものとは思わなかった。
そうして側からの発でティラノは沈み、絶命した。
「やったね彌一!」
「ああ、これで無事15層クリアだ!」
そういって彌一はセナの頭をでるとセナは嬉しそうに表を輝かせし赤くなる。
「よし。魔石を回収するか。このサイズの魔だから良質な魔石が取れるはずだ。」
そうしてティラノから魔石を剝ぎ取ってゆく。剝ぎ取った魔石は17センチくらいの大きさで魔力の循環もよく良質な魔石だった。
「さぁ、休憩して次の層に行くか。」
「うん!」
次の層に続く階段が出現し、し休憩を取った彌一とセナは階段を下って行った。
【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑稱だ。 その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。 骨まで見えそうなほど痩せ細った體軀に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。 義母と腹違いの妹に虐げられ、食事もロクに與えられず、離れに隔離され続けたためだ。 陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。 誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。 今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。 お相手は、社交會で『暴虐公爵』と悪名高いローガン公爵。 「この結婚に愛はない」と、當初はドライに接してくるローガンだったが……。 「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」 蓋を開けてみれば、ローガンはちょっぴり口は悪いものの根は優しく誠実な貴公子だった。 幸薄くも健気で前向きなアメリアを、ローガンは無自覚に溺愛していく。 そんな中ローガンは、絶望的な人生の中で培ったアメリアの”ある能力”にも気づき……。 「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……國家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」 一方アメリアがいなくなった実家では、ひたひたと崩壊の足音が近づいていて──。 これは、愛されなかった令嬢がちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。 ※書籍化・コミカライズ決定致しました。皆様本當にありがとうございます。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップにも掲載中。 6/3 第一章完結しました。 6/3-6/4日間総合1位 6/3- 6/12 週間総合1位 6/20-7/8 月間総合1位
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