《ラノベ獨學の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一~》次の街へ(マジ)

「大輔。大丈夫?」

「俺、もう死んじゃう」

「だいすけぇーー!」

「おし、皆行くか!」

チッ。こいつに茶番は通じないらしい。

やっぱりちょっといなぁ、アーサー君。

「……」

「何か俺の顔に付いてるか? 大輔」

「そうだなぁ〜。ついてない!」

「?」

アーサーは変な顔でこちらを見ていたが、とりあえず無視した。

さて、早速借りてこようかな。

「いらっしゃいま……!!」

どうしたんだ? この空気。

俺がった途端、なんか暗い空気になりましたが。

「すいませんお客様! この馬車は伯爵様が予約されましたので!」

「伯爵? そんなの無視すれば良いじゃん」

「それが……」

「無視は出來ないよなぁ。伯爵だもの」

「誰?あんた」

いきなり、耳元でデブで加齢くさい奴が話しかけてきた。

「あ、知らないの? 僕はブヒトンだぞ。知らない方がおかしいと思うんだが」

「知らない。てかこの馬車貰って行くよ。店員の話によると俺らの方が先に予約したみたいだし。 」

「え、無理なんだけど」

「何?」

「一般人は譲らないといけないの。だって僕は伯爵だもの。予約してても関係ない。だって僕は伯爵だものォ。僕はこの馬車を使うの。だって僕は伯爵だものぉぉぉぉ!!」

結構きもいのが來たァ!

口癖が『伯爵だもの』でお口閉まらないのかな。

もう喋る事も出來なくなるくらいにボコボコにして良いかな。

(大輔ここは任せろ)

アーサーが小聲でおれにそう言ってか來ると俺より前出てきた。

「お前ら俺を誰だと思ってるの?」

「ただの一般じ……うわ、師匠!」

「「師匠?」」

「いや俺、一時期だけどこいつの剣技を教えたことがあって師匠って呼ばれるようになったけど、今となっちゃ王の守護。まだ権利は強い方がだと思うんだが違うか?」

「Yes Sir!」

「英語になってる。とりあえずこれを貸してもらえるか。金は返す」

「あ、はい。師匠のためなら」

「どんだけ恐怖政治したんだよ。はいこれお金」

大輔は頑張って貯めた100萬ナノの50萬ナノを渡した。

貯めといて良かったぁと思いつつも、個人馬車に乗り込めた大輔達はやっと次の街に向かう事になるのだった。

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