《異世界転生したら生まれた時から神でした》ユイの過去
俺はみんなが寢てからタマの並みを整え、しだけある実験をして休憩をしている。
「ふぅー。やりたい事は一通りできたし今からどうしようかなぁー?」
やりたいことは一通り確認できその後、すこしアレンジや調整などをして今は満足のいく結果が出たので今から何をしようか迷っていた。
寢るという選択肢もあるが、いまいち眠たくないので悩んでいた。
「う~ん......」
ガチャ。
唸っていると家のドアが開き、中からユイが出てきた。
「お、ユイ。どうした?」
「あんまり寢付けなくて、エリックがこっちにいるから、來た」
「そうか」
ユイはドアを閉めて、俺の橫に座った。
「............」
「............」
話すことがなく、しの間無言が続いた。
初めに口を開いたのはユイだった。
「......エリック、そのー、......あの時はありがとね」
不意にそんな言葉を言われてしびっくりした。
「え?あの時って?」
「奴隷商でユイを買った後、宿の部屋での傷とか、直してくれたこと...」
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「あぁ、あの時な。あの時は本當にびっくりしたなぁ。ユイみたいな傷だらけの子が売られてるんだなぁと思ったよ」
「うん。その、それとね、エリック。えーっと、いきなりだけど、ユイのステータス、見てくれる?」
「え?いきなりだな。いいけど、どうしてだ?」
そう聞くとユイはし暗い顔をした。
「それは......とりあえず、先に見て」
「わ、わかったよ」
ユイ  14歳   Dランク冒険者
Lv149
HP 3250/3250
MP3520/3520
攻撃力  479
防力 513
俊敏力 352
魔法攻撃力 824
〈魔法〉
火屬Lv4 屬Lv13
〈上級スキル〉
隠蔽
〈唯一スキル〉
妖召喚
〈稱號〉
エルフの子   エルフの亡國の第1王   生死の狹間を彷徨いし者   エルフの神の加護をけし者
「......え?」
「ど、どう?見た?」
(ユイがエルフの亡國の第1王?エルフの亡國って確か5年前くらいにお父さんとお母さんが噂してたけど本當だったんだな。でもその時は、王族、又は王族関係者は皆殺しにされたって言ってたけどまさか生きてたなんて......しかもそれがユイ!?)
「.........エリック?」
(でも待て、そうしたら俺は結構やばいことしてるんじゃないか?元とはいえ王を奴隷として買って、戦闘で回復役として使おうとしてたのかよ!?もしこのことがエルフの人達に伝わったら俺は......いや、ルルたちまで命を狙われるかもしれない!)
「大丈夫、エリック?」
「......っ!」
その瞬間目眩が起きてユイの方に倒れてしまったが、ユイがそっと俺のを支えてくれた。
「エリック!大丈夫!?」
「ううっ......大丈夫だ」
俺はを起こし、きちんと座ってから目をこすった。
「ユイ、その稱號にある『エルフの亡國の第1王』って本當のことなのか?」
「うん......」
「そっか、でもなんで今まで隠してたんだ?」
「エルフの國を攻めてきたのは、人族だったから、もしエリックが、そっち側の人だったら、どうしようと、思って、言えな......かっ...た。ぐすんっ」
ユイは目に涙を溜めながらも理由を話してくれた。
「でも、ね、エリックはユイに、いつも優しく、接してくれてたから、ぐすんっ、言ってもいいと、思ったの......ぐすんっ」
今のユイは今まで見たことのないくらい、怯えて、泣きそうになっていた。
きっと攻められた時のことを思い出してしまっているのだろう。
その怖さは言葉じゃ言い表せない程のことなのだろう。
自分の住んでいる國が攻められ、エルフの民が殺されていき、挙句の果てには家族や、使用人までもが皆殺しに.........
それを隠しながら一緒に暮らしてきたことはとても辛かったのだろう。
今も泣くのを必死にこらえているのかもしれないが、目には大粒の涙が溜まっている。
「ユイ、おいで」
俺はそう言って、ユイのことを軽く抱きしめた。そして俺はユイの耳元で囁いた。
「......ごめんな、ユイ、今まで気づいてあげられなくて。」
「ううっ、ぐすんっ」
「そんな大事な、そして辛いことを抱えて、隠して一緒に暮らしてたのは辛かったな。でも大丈夫だよ。もう殺される、なんてことは思わなくていいよ。俺は......俺たちみんなはユイの見方であり、大切な仲間だよ。」
「......っ......!今まで....っすごく......ぐすんっ......怖かった...っ!」
「怖かったね」
「すごく......ぐすんっ......不安で......辛かった......」
「辛かったよね」
「でも......エリックとか、みんながいてくれて.........ぐすんっ......いっぱいお話して......ぐすんっ......楽しかった......っ!」
「みんなとお話して楽しかったね」
「今、こうして......エリックにっ......打ち明けられて......ううっ......殺されたりしないで......良かった......ぐすんっ」
「俺はそんなことはしないよ。だって、ユイは大切な仲間なんだから」
ぎゅっ
「うわぁーん!」
ユイは俺の元を摑んでがれ出すかのように泣き始めた。
「うわぁーん!...でも...ぐすんっ......これから......ひくっ......迷いっぱいかけるかも......しれないよ......ううっ」
「それは別に気にしてないよ。俺たちは仲間であり大切な友達なんだから迷をかけるのは當然だろ?」
ユイは泣きながらも俺の方を見て必死に言ってくる。
それを俺は笑顔で優しく返す。
「命も......狙われるかも......ぐすんっ...しれないよ......ひくっ」
「その時は俺がみんなを守る。絶対に指一本れさしやしない。大丈夫、約束する」
「本當...に?ぐすんっ...約束、だよ?」
「ああ、約束だ」
「ぐすんっ......ありがとう」
「いいんだよ。してしいこととかがあれば言ってくれてもいいんだよ。ルルみたいにさ!」
「...うん、わかった。......ぐすんっ......じゃあさっそく......もうし......ひくっ......このままで、いて......ううっ」
「分かったよ。もうしこのままでいようか」
そう言ってユイは俺のに顔を埋めて、また泣き出した。
(よっぽど不安だったんだな)
ユイが奴隷になった理由は分からない。もしかしたらただの金目的で売っただけかもしれない。だが、どちらにせよユイの國を攻め滅ぼした國は
俺がこの手で滅ぼしてやるっ!
やっと夏休みにったので、週一のペースで更新できたらなと思っております!
〈訂正〉
私はこの小説を書き始めた時は、あまり爵位制度についてほとんど知らなく、ほとんど無知な狀態で書いていたので間違っているところがあります。その點については、順次直していき、語の流れで直せるところは後々直していきたいと思います。
既にいくつかの場所はし直してあります。すいませんでした。
今後も「異世界転生したら生まれた時から神でした」をよろしくお願いします。
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