《異世界転生したら生まれた時から神でした》帝國の正
俺はに顔を埋めてまだし泣いているユイの頭をでながら考えた。
(ユイの家族を皆殺しにした國か......
この依頼が終わったら々調べないとな)
⦅その事でしたら私にお任せ下さい⦆
「のわっ!」
いきなり脳で話しかけてきたものだからびっくりしてしまった。
(そういえばお前に聞けば大の答えは返ってくるんだよな)
⦅えぇ、貴方様が知ろうと思ったことは私にお任せを⦆
(そうだな、言わなくてもわかること思うがユイの國、5年くらい前にエルフの國を滅ぼしたのは誰だ?)
俺はあえて『國』とは聞かなかった。
理由は簡単だ。この世界には々な集団がある。宗教団や過激派組織、盜賊などもあるので、一概に『國』がやったとは思いたくない。『ひとつの集団』と『ひとつの國』では、もし戦いになった時の狀況も変わる。
下手をすれば國家転覆罪という一家皆殺しの最重罪になりかねない。その中にはメイドや、執事なども含まれるため、俺の場合、親が侯爵なのでかなりの人が死ぬことになる。
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そんな事を心配していたのだが、次の言葉で全て意味がなくなった。
⦅エルフの國、『メアリ國』を滅ぼしたのは、この國、『リエルタ王國』の隣にある『ネガル帝國』です⦆
(ネガル帝國か.........)
その名前は何度が聞いたことがある。
お父さんは侯爵になってから政治に深く関わるようになった。
この國では公爵が1人、侯爵が3人いる。
その中に、外擔當、政擔當など役職が與えられている。そして、信頼のある伯爵位を持っている人にもそのような役職が與えられる。
お父さんは伯爵の時に外のことをし手伝っていたので、ネガル帝國の事は何度か愚癡っていた。
(お父さんの影響であまりいい印象はないんだよなぁ)
⦅印象だけでなく、実際にあまり好ましくないことをしています⦆
(どんなことだ?)
⦅あの國は軍事國家で他の國を攻め、領地を広げ、その國から金を奪い、奪った領地の稅金をかなり高くしているそうです。割と普通に暮らせるのは帝國の帝都、そしてその周辺くらいだそうです。
その他の地域は稅金が馬鹿みたいに高く、とても暮らしていくには難しいほどだそうです。⦆
(それだったら帝都、もしくはその周辺の土地に引っ越す、それか他の國に移り住めばいいのに)
⦅それができたら今の帝國はほとんど力を失っていますよ⦆
(考えたくなかったんだが────
もしかして、その人達はその場所から引っ越せないのか?)
⦅それだけではありません。その場所から『出られない』のです。取引などは帝都の人が仲介にるのでほんとに出る機會が無いのです⦆
(そこまでなのか?)
それは日本の昔、江戸時代より酷いんじゃないか?その場所から移り住むどころか出られないなんて......
(とりあえず、ありがとな)
⦅いえ、これが私の役目ですので⦆
「ふぅ~~」
(まさかそこまでだったとはな......)
今度機會があれば乗り込んでみようと思う俺であった。
「すー、すー」
そんな聲が聞こえ、元を見てみるとユイがそのまま寢てしまっていた。
「ありゃりゃ、寢ちゃってるし。仕方ない、連れていくか」
俺はユイをお姫様抱っこした。
「なんかデジャブが半端ないけど......まぁいっか」
そんな事を言いながらユイをベッドへ連れていき、寢かした。
その頃、王都では。
王城の豪華な部屋────
そこは応接室兼王様の執務室だ。
中には國王が椅子に座ってまとめられている書類に目を通していた。
その人の名前はレクト・ミラ・リエルタ。
見た目50歳くらいの白髪、そしてしヒゲを生やしている。
は公爵とあまり変わらない180センチくらいだ。服は國王ということもありかなり豪華な服を著ている。
そこに一人の男がってきた。
「し、失禮します、陛下!」
「どうしたんじゃ、ノックもなしに...
リックよ」
そこにってきたのはリック、エリックの父親であり、侯爵位を持っているリック・ミラ・アウィーズだった。
今は仕事で領地を離れて王都にいる。
「陛下!この書類を見てください!」
「なんじゃ?」
レクトはリックに渡された書類に目を通す。
読み終わった時には目を大きく見開き、驚きの表を隠せないでいた。
「また國がひとつ滅びたのか」
「えぇ、『ネガル帝國』の手によって、またひとつの國が失われました」
「この5年間でおよそ10の國が滅びるとはな......」
「私も驚いております。これでこの大陸の東側に殘された國はあと2つです」
「エルフの國と魔族の國...か」
この國がある大陸は一番でかい大陸だ。
東側にはネガル帝國があり、東の殆どを領地として持っている。
そして中央から西にかけてあるのがこの國、リエルタ王國だ。リエルタ王國の西側にはいくつもの國があり、それぞれの領地を持ち、國家間の連攜もしっかり取れている。
東側と西側では治安の良さを含め、雲泥の差がある。
そして殘っているエルフの國はリエルタ王國の東側の下の方に隣合って領地を持っているため、侵略は何とか免れていた。
「はい。もしかすると、近日中にもどちらかの國が攻められるかと......」
「何っ!それは本當か!」
「あくまで推測ですが今回の戦爭でネガル帝國は大きな損失はないのです。」
「どういう事じゃ?」
「今回は、ネガル帝國が経済的に圧力をかけ、軍事関係にあまりお金が回せない狀況を作った上で攻めたので、相手もほぼ素手の狀態だったそうです......」
リックが言いにくそうに話す。
「そうか...」
レクトはし考え、話し始めた。
「他國のことに関してはあまり口出しすることではない。ネガル帝國はそういう國なのじゃから。じゃがのぅ、そういう國だからこそこの國、リエルタ王國に攻めてくる日もそう遠くないということじゃろう」
「早ければここ2、3年で攻めてくるでしょう。もしかしたら來年という可能も......」
「そうじゃな、とにかく會議を開く!政治に関わっているものを全員呼んでこい!早ければ來週にも會議を行う!」
「ははっ!」
そう言ってリックは部屋を出ていき、王都にある屋敷に戻った。
帰ってきて早々執務室の中にり、數人の従者と會議に參加する者への手紙を書き、気がつけば次の日の朝になっていた。
「ふぅ~、やっと終わったか。」
リックは執務室の窓から朝日を眺めながら言った。
手紙は既に従者に渡し、屆ける準備をしてもらっているのであとは會議の日まで待つだけだった。
「エリックのやつ、今頃は何してるかな?初めは王都に行くって言ってたからまだいるかもな」
そんなことを考えながらかなりでかいベッドにり、仮眠をとった。
エリックside
俺は昨日の晩、ユイを寢かせ、自分の布団に行こうとしたら、そう黒龍がいた。
「あ、忘れてた。俺のベッドにこいつを寢かしてたんだったな」
そして俺はもうひとつベッドを作って寢た。
普通ではできないことを平気でやってのけるエリックであった。
8/1   今、いろんな話の文章の改訂を行っております!既に直しているところも幾つかあるので良かったら見直してみてください!
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