《異世界転生したら生まれた時から神でした》寢たけど寢ていない

あれから5時間が経過した。

昨日は11時頃に眠りについたため、現実ではまだ朝の4時頃だ。

「───────ということがあって────────」

まだかすみの授業は続いている。

「────だからネガル帝國は各國を攻めるようになったのです。……マスター!聞いていますか!?」

「ううっ………きいて……る……くぅーくぅー」

「ちょっと!まーすーたーぁー!」

「はっ!」

「ちゃんと聞いてください!」

「うぅっ。……この世界に來てまでみっちり勉強させられるとは思ってなかったー!」

「マスターが學園に行くって言い出すからですよ。まぁ、稱號の『転生者』でこの世界の言語は全て読めるし、前世の記憶が殘っているおかげでこの世界の人達よりはかなり數字に強いんですけどね」

「そのふたつが出來てほんとに良かったと思うよ」

「ほんとですよ!…………っと、もう5時間経ってたんですね。し休憩しましょう」

「ふぅー」

俺は大きなため息を一つ吐く。

「ではお茶にしましょうか。お菓子もし持ってきますね」

「ぁーい」

俺は力のない返事で返す。

數分後、かすみがお盆にお茶のったカップ2つとお菓子を載せた皿を乗せて戻ってきた。

「どうぞマスター。それと、このクッキーは私の手作りです!食べてください!」

「おう、じゃあいただきまーす!」

サクッ

「んんー!おいしい!」

噛んだ瞬間ほんのりバターの香りがしてすごく味しい。

「マスターのお口にあって良かったです!それと地球の時の癖が出てますよ。まぁ、この世界は私とマスターの2人しか居ないので大丈夫ですけど、向こうでポロッと言わないように気をつけてくださいね?」

「分かってるって!……んんー!うめぇー!」

「ふふっ」

そこから20分ほど休憩をした後、またかすみ授業が始まった。

朝。俺は珍しく1人で起きた。

「…………んんっ……ふわぁー」

まぁ夢の中でもかすみと勉強してたから寢ていたという実はあまり無い。

「っと、そういえばお父さんの家に泊まってたんだったな。というか今何時だ?」

俺は部屋の窓を開けて空を見る。

この世界には時計はない。しかし、朝の6時、晝の12時、夕方の6時、夜の12時と一日に4回鐘が鳴る。原理は知らないが……それ以外は太の位置を見て時間を把握する。

「うぅーん……今は10時くらいか?どっちにしろみんなはもう起きてるだろうから行ってみるか」

俺は著替えないでスリッパのを履いて廊下に出た。

そして1つ隣にある部屋のドアをノックした。

「おーい、誰かいるかー?」

「ご、ご主人様!?しょ、々お待ちくださいっ!」

中からはマリの聲が聞こえてきた。

「えぇっとー、服はどこだっけ?…………痛ぁ!ううっ」

マリが慌てて用意しているのがわかる。最後のはどっかの角にぶつけたのだろう。

「朝から慌ただしいなぁ」

數分後。

ガチャ

「す、すいません。お待たせしてしまいましたぁ」

「えっと、まずは大丈夫か?」

「はわっ!もしかして、聲聞こえちゃってましたか?」

「結構な」

「ううっ。実はベッドの角に足の小指をぶつけてしまいまして……」

「あー。俺もたまにやるな、あれ。結構痛いよな」

「はぃ。……そ、それより!なにか用ですか?」

「用って訳では無いんだけど……早く起きたから誰かいるかなと思って隣の部屋に來ただけだ。そういえばルルは?」

「ルーちゃんはお義父さまに呼ばれて一緒に行きましたよ?」

「なるほどお父さんに…………ん?お義父さま?」

「はい!お義父さまです!」

「どうしてその呼び方?」

「マリとご主人様はその、人……ですし、この呼び方がいいかなぁーなんて。えへへ」

「まぁ別に呼び方なんでもいいだろうけどさ。それより部屋にっていいか?」

「わっ!そ、そうでしたね。どうぞどうぞ!」

「ありがとな」

俺はマリの頭をでる。

「はうぅー……えへへー」

「やっぱりこっちも同じような部屋なんだな」

「そうなんですか?」

「うん、ほとんど同じだよ。っと、座っていいか?」

「あ、はい!どうぞ」

ベッドに腰掛ける。

「マリも座ったらどうだ?」

「で、では……隣失禮しますね」

マリは俺の橫に座る。

「そういえばマリって勉強できるのか?」

「うーんと、大はできますよ?霊界で勉強することはこちらの世界とあまり変わらないので。それにあっちの學園では主席だったんですよ!」

「そうなのか?すごいな!」

「そ、それほどでもないですよ!」

「ということはマリは勉強の面で気にすることは無いし、魔法もかなりできるから……あんまり気にすることなくないか?」

「ですね。でも、ルーちゃんとお勉強はしたいので參加します」

「じゃぁさ、ルルの代わりに俺に教えてくれよ!ユイに黒龍が居るから3人を同時に教えるのはルルもしんどいと思うし、だったら勉強ができるマリがルル側に立てばしは楽になると思うしさ!」

(本心はマリに教えてもらったほうが楽かもとか思ってるけど言ったら怒られるからなぁ)

「マリの方が楽とか思ってますよね!」

「そそそ、そんなことはないぞー!」

(おいおいなぜばれた!?)

「むぅー!いいですよ!ご主人様はマリが教えてあげます!き、厳しくしますからね!」

「ど、どんとこい……」

(なんか悪い方向に行ってないか?)

朝の時間はマリと雑談をしながら過ぎてゆく。

遅くなってすいませーん!

學校の方が一段落したのでし書く時間が出來ました!

不定期ではありますがこれからもよろしくお願いしますΣ(゚ω゚ノ)ノ

    人が読んでいる<異世界転生したら生まれた時から神でした>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください