《異世界転生したら生まれた時から神でした》勘違い
スティラside
「なんで剣に手をかけてるんだよ。もしかしてまだ敵がいるのか?」
(こいつ……!)
私は本能でエリックを敵と認識し剣に手をかけ、あいつの行を1ミリたりとも見逃すまいと注意深く観察する。
「敵はどこにいるんだー?」
あいつはまだ呑気に周りをキョロキョロして魔を探している。
(もしかして索敵苦手なの?ということは気配を消せばっ……!)
そう思ってあいつが違う方向を見た隙に気配を消す。
この能力はスキルではなくレイモンド流剣の基本技の1つで「気配同化デスピア」といって、正確には気配を消すのではなく気配を周囲と『同化させる』だ。
この技は周りの環境などを知っておく必要があるが、スティラはほぼ毎日ここにランニングをしに來てるおかげで気配同化デスピアを使えたのだ。
(これで茂みに隠れれば!)
私は足音を立てずに街道橫の茂みに隠れた。
「スティラー、どこにいるっ………どこいった?」
エリックはスティラを探すため周りをキョロキョロと見る。
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そして────
(……あれ?もしかして目が合ってる?……いや、そんなことあるはずない!)
「おい、いつまでかくれんぼしてるつもりだよ。目合ってるだろ?」
「なっ!?」
私はが勝手にいて剣を抜き、あいつに向かって飛び出して行った。
エリックside
「スティラー、どこにいるっ……どこいった?」
(あいつどこいったんだよ……)
し周りを見回すと……
(………あれスティラだよな?かくれんぼでもしてるつもりか?)
「おい、いつまでかくれんぼしてるつもりだよ。目合ってるだろ?」
「なっ!?」
するとスティラは剣を抜いて襲いかかってきた。
普通の人なら剣が當たった後にやっと気づく速さだが、エリックは剣を抜く作から全て見えていた。なので上段に構えたまま突っ込んできたスティラの剣を摑む・・ことも難しくなかった。
「いきなり襲いかかってきてなんだよ?」
「さっきの剣を見て剣家としてあんたを危険人としたの!だからここで────殺す!」
するとスティラは摑まれてる剣を無理やり抜いて後ろに大きく飛び、勢を立て直した。そしてもう一度飛び込むために足に力をれた時だった。
俺の橫、王都に向かう街道からとてつもない勢いで何かが飛んできた。
それを俺は五だけ・・・・で把握し、一歩後ろに下がり通り過ぎる時に裏拳で毆った。
「なんだ?」
飛んできた何かは男の人だった。
その男は裏拳をけて地面に強くを打ったはずなのにすぐにスティラの前に移し、剣・を構え直していた。
「お父さん!」
「スティラ!そこにいろ!」
「な、なんでお父さんがここに!?」
「その話はあとだ!お前が剣を抜き、襲いかかったということは……こいつは危険なんだろう!」
「え?」
ここにきてやっとスティラは自分がした事、思ったことを自覚した。
別にエリックは危険ではあるかもしれない……けど悪くは無い。あいつの剣を見て勝手に驚いただけ、自分の気配同化を見破られただけ。そして自分の剣を止められた。
それだけの事でエリックを危険人にして襲いかかった。
さっきまで襲われ命の危険があったのだ。
それからあまり経っていなかったので判斷力が鈍り、本能にを任せて行した。
そして今目の前に剣を構える父がいる。
その構え方は────
「レイモンド流剣家初手奧義、三月みつびづき!」
「おいおっさん!いきなりなんだよ!」
「黙れ!魔族風が!」
「はぁ!?俺は普通の人間だって!」
「その能力、それにうまく隠されているが凄まじい魔力。……これを魔族と呼ばずしてなんだ!」
確かに魔族は能力は高い。魔法も幹部クラスになると無詠唱は當たり前になってくる。
普通の魔族でもLv1やLv2で使える魔法であれば無詠唱で発することが出來る。
魔力量も魔族の平民でも1萬前後あるという世界をすぐに征服できそうな強さであるが魔族は基本的に自分から何かをしょうとは思わないらしい。
「そっちがしてきたから攻める」
みたいなことは昔あったらしい。
では、なぜ魔族は『悪』と思われているのか。これだけ見ればちょっかいを出さなければ問題ない……と思うだろう。
魔族が『悪』と思われている理由は
この世界にいる魔は魔族が作り出した
と言われているのである。
そのため他種族と仲良くしようとしている魔族も迫害されたりするのだ。
「なぜ魔族がここに居るかは分からんが……ここでお前を討つ!」
「お父さん!だめ!!」
そう言うとスティラのお父さんは10メートルほどあった距離を詰める。その時間はわずか0.5秒。
この技は相手との間合いを詰めてから0.1秒もしないうちに3連撃を決め込む技。
使用者が消えたと思えば次の瞬間にはに3つの傷が殘るという踏み込んだ時點でこっちの勝ち……みたいな技だ。
しかし、この技はレイモンド流剣の奧伝・・である。それ故に使えるのはサラのひとり弟子でありレイモンド流剣の後継者であるヴァイス・レイモンドしか使えない。
それを知っているスティラはとっさに目を閉じ、顔を伏せた。
「本當になんなんだよお前ら!」
しかし目を開けるとさっきスティラがやられたように剣を指でつかむエリックがいた。
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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