《異世界転生したら生まれた時から神でした》聴取

歩き始めて30分、やっと王都の北門に著いた。

(結構遠いところにいたんだな)

お父さんが北門の兵士に王都にる手続き……というか貴族証を見せて俺たちのことを指さす。

「このまま王城に行く。っていいな?」

「どうぞ、お通り下さい!」

俺達は王都にって王城に向かって歩き出した。

王都の中は何事も無かったかのように平和だった。

王城の門を潛るとついてきていた騎士達は聖騎士のリーダーの人を除いてどっかに行った。

リックは馬を降りて王城の口にいる騎士に要件を伝えた。

「リック・ミラ・アウィーズだ!」

リックがそう言うと騎士のひとりが扉を開け、もう1人が俺達の前をいき、案する。恐らく先行した騎士の人がいたから事は知ってるんだろう。

「こちらでお待ちください!」

數分歩いて俺達が案されたのは會議室のようなところだ。

真ん中に長いテーブルがあり、それを挾むように5人ほどが座れるソファが2つとテーブルの短い方に2人ほどが座れるソファが2つある。

リックは扉から遠い方のソファの角にに座り、俺はその隣に座る。スティラは俺の隣、そしてもうひとつの角にヴァイスが座った。聖騎士のリーダーの人は俺たちのソファの後ろに立っている。

陛下を待つ間沈黙が続いた────が、ヴァイスがいきなり立って俺が座っているソファとテーブルの間に來て膝をついてに話し出した。

「エリックく……様でしたか?この度は本當に申し訳ありませんでした!」

「はぁ……」

「……エリック、この國は他種族國家だ。種族差別はほとんどないが……魔族は別だ」

「どういうこと?」

「エリックは魔王の存在を知ってるよな?魔王は魔族の王、そして魔族はその手下だ。そして、お前はヴァイス殿に魔族と言われた。お前はどう思う?」

(え?魔王って魔族の王のことなの!?)

⦅いえ、魔王とは魔族ではなく魔の王であり、魔族とは全く関係ないですよ?というかマスター、昔話とか読んでましたよね?あれには魔族の王と書いてあったはずですが?⦆

(あれー……そうだっけ?)

⦅はぁ…⦆

かすみに呆れられた気がするのは気のせいだろうか?

(もうひとつ疑問に思ったんだけど魔は魔族が作ったのか?)

⦅それも違いますね。太古の昔、生を作る際に一緒に作られましたし⦆

この國、というかこの世界大丈夫か?

「その顔はなんとも思ってないようだな」

「まぁ、魔族だから何?ってじかな?」

「俺とは価値観がだいぶ違うみたいだが……まぁいい、そろそろ陛下がいらっしゃるだろう」

リックがそう言うと外から聲が聞こえた。

「陛下をお連れしました!」

ガチャっと音を立てて2枚扉が開いた。

そこには陛下とデルガ公爵と紙とペンを持った文らしき人がいた。がいた。俺たちは椅子から立って禮をした。

「座っても良い。ここは公式の面會の場ではなく、急事態に伴う事聴取の場だ」

俺たちの向かいのソファに陛下とデルガ公爵が座り、文の人はテーブルに紙を置いて2人用のソファに座った。

「いきなりだがエリック、お主があの魔力を出したのか?」

「はい」

「どうやってあれほどの魔力を出したのだ?」

「覚えていません」

というか魔力を出してる覚とかなかったし。

「正直に話すつもりは無いと……」

「いえ、そういう訳では……」

「もう一度聞くぞ?」

その瞬間陛下の目がった気がした。

「どうやってあれほどの魔力を出したのだ?」

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