《異世界転生したら生まれた時から神でした》スティラとの再開
第2休憩広場に近付くにつれてだんだんと木刀の打ち合う音がしてきた。
それから數十秒後、円形に集まっている集団の外側に著いた。
「ここだよエリック」
「………明らかに誰か戦ってるだろ」
「そうだよ?その人を見てしいの!」
「別に戦いにテンションが上がるタイプでもないぞ?」
「分かってるよ!早く見に行こ!」
ルルは俺たちを連れて比較的人がないところを見つけて人混みの中にって行った。俺達もルルについて行く。
すると目の前が開けた。1番前まで割込めたようだ。するとルルが「あの人!」と言って指をさした。ルルが指をさした先には赤い髪に桃の目をしたの子………スティラが木刀を持って男子生徒と剣を打ち合っていた。
「あ、スティラだ」
「エリック知り合いなの!?」
ぼそっと言ったつもりだが人混みでルルと近かったのか聞かれていた。
「あー……」
俺は迷いながらルルの後ろにいるマリとりこの方を向く。りこは「ん?」と首をかしげていたがマリは人差し指を口にあてて「シーっ」というジェスチャーをしていた。
「えーっと、お父さんがスティラ……さんの知り合いで、その関係で何回か顔を合したことがあるだけだ」
「そうだったの!?」
事があった日、お父さんからスティラの家のことは聞いていた。両親が魔王を倒した1人ということもあって2人は王都にいればよく飲み合う仲らしい。
「ま、參りました!」
そんな會話をしていると男子生徒の方が地面に座って両手を上げ降參のポーズを取っていた。
「次に私と模擬戦をしたい人は?」
スティラは次の相手を探すために周りを見渡した。當然こっちからスティラが見えればあっちからも見えるわけで……
「「 あっ 」」
スティラと目が合ってしまった。
スティラは俺がここにいるのが不思議でビックリしたらしく、し固まっていた。
するとルルの反対側にいた隣の見知らぬ男子生徒が聲をかけてきた。
「君、新生かい?」
「え?まぁ、はい」
「ここではほぼ毎日レイモンドさんが模擬戦をやっているんだよ。君もお願いしてみたらどうだ?」
「いや、おれは……」
「ちょっと!あたしとの勝負を斷るつもりなの!?」
俺は斷ろうとしたがスティラが割り込んできた。
「斷るも何もこの間俺が明らか勝ってただろ」
「あ、あれはあたしが油斷してただけよ!」
「だからどうした?」
「はぁ!?」
「勝ちは勝ち、負けは負けだろ」
「せ、正々堂々と勝負しなさいよ!」
「新生君、レイモンドさんが指名してくれてるんだからやったらどうだい?それに話を聞いているとレイモンドさんに1回勝ったことがあるそうじゃないか」
この先輩の言葉がトドメになってしまった。ルルやマリ、ユイにエリンはキラキラした目でこっちを見ているしやるしかないだろう。
りこはただ話を聞いているだけっぽいが……
「………はぁ、分かりました。その模擬戦けれますね」
「その意気だ新生君!がんばって!」
「はい……」
「こっちよ!」
スティラは人混みの中から俺の手を摑み真ん中まで引っ張っていく。
「初めは5メートルの距離をとって構える。合図は……そうね、さっきの………」
さっきのあなた、と言おうとするとスティラが詰まった。同じほうを見ると俺がいなくなった場所に隙間ができており、そこからエリンの姿が見えていた。
「え、えぇー!!王様!?」
観客もスティラと同じ方を見て各々々な反応をしていた。
「あんた王様とどういう関係なの!?」
「親が々とな」
「あー、なるほど……ってそうじゃなくて!」
「ん?」
「ん?じゃないの!早く勝負するわよ!あの時あたしが油斷してただけってことを証明してあげる!」
「はぁ、分かったよ。木刀貸してくれ」
スティラは黙って、というか睨みながら2本持っていた木刀の1本を俺に渡した。
「ありがとよ」
「それじゃあ改めて。さっきの君、審判頼んでもいいかしら?」
「レイモンドさんの使命だもんね、もちろんやりましょう」
俺に聲をかけてきた男子生徒が審判をすることになった。
「わかってると思うけどルール説明します。魔法の使用はいいけど、相手に直接ダメージを與えるような魔法の使用は厳。まぁ、レイモンドさんの連撃の中で詠唱出來たら、だけどね」
「ということは強化とかはいいんだよな?」
「そういうことだね。2人ともわかった?」
俺は男子生徒の方を見て頷いた。スティラは俺を睨んだまま無言、無表で剣を構えていた。
「それじゃあ────────はじめっ!」
男子生徒が合図した瞬間、スティラが消えた。
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