《強奪の勇者~奪って奪って最強です~》ギルマスから強奪!!②
「まあいい、行くぞ!!」
ドンっと強く地面を蹴り、俺との距離を詰めてくる。
俺は足を龍化させ、神速を発。
真正面からエミリアとぶつかった。
ガキィィィィィィン!!!
甲高い音とともに、二つの武が錯する。
そして俺のヘカトンケイルが霧散する。
「なんだ、君のヘカトンケイルとやらはそんなにやわな武なのか?」
「そのようですね、まあそんなのなくても戦えますけどね!!」
俺は首から下を龍化させ、エミリアに毆りかかる。
エミリアは、その速度についてくることこそできなかったが、紙一重のタイミングでそれをいなした。
「やはり君は面白い。しかもまだ余力がありそうだ……」
「いえいえ、結構全力ですよ!!」
先程よりも速さ、重さ、強さともに上昇した攻撃をエミリアの仁義に何度となく打ち込む。
「ぐぅ!!」
そして、その一撃がついにエミリアのを捉えた。
エミリアは、大きく吹き飛ばされるも制を空中で整え、萬全の制で著地する。
しかし、食らった攻撃のダメージは大きいようで、口の端からが流れていた。
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「はぁ、はぁ、はぁ。まさか君の一撃がここまで重いとは……これは本気にならないと厳しいな」
「まだ隠し玉があるのか?」
「勿論だよ。伊達にギルドマスターなんてやっていないよ」
エミリアは自分の左手のを噛み切った。
そして、だらだらと流れるをに流し込んでいく。
「あがぁ、ああ、うがぁああああああ!!」
エミリアのが黒い靄のようなものに覆われる。
「なんだ?」
俺は狀況を理解することはできなかったが、本能的に危険をじ、大きく後ろに飛びのいた。
剎那、俺のいた空間が大きく斜めにずれる。
「は?」
「これをかわすとは……君は何者だ?」
そういったエミリアは、犬歯が大きく飛び出し、髪のも燃えるような赤からしい銀髪に変わり、その瞳も髪も赤から金に変わりギラギラと輝いている。
「そんな豹変するようなスキルを持っているあなたの方が何者だって話じゃないですか?」
「それを言ってしまえば、首から下が龍になっている君はどうなんだい?」
そんな會話をしながら、壯絶な戦いを繰り広げる。
俺がエミリアの右頬を毆れば、エミリアは俺の左頬を毆る。
まさにノーガードの毆り合いである。
「「はぁ、はぁ、はぁ、」」
あれから何度打ち合っただろうか。
俺は息が上がり、全からがしたたり落ちている。
しかし、エミリアは息こそ上がっているもののそのに目立った傷は見けられない。
俺はエミリアに鑑定を使用する。
名前 エミリア・カーティム
レベル:147
HP 8970/14000
MP 6900/14300(1分につき1000減)
ATC 54300(10000+44300)
DEF 5000
AGL 40000
《スキル》
吸鬼化 天才魔法使い 剣の申し子 風の加護
何じゃこりゃぁ、ばけもんじゃねぇか!!
正直龍のステータスを丸々強奪したにも関わらず、負けてしまっているステータスもある。
AGLとか高すぎだろ……
「さすがはギルドマスター……強すぎんだろ」
「いやいや、君もなかなかだよ。私に吸鬼化を使わせたのは歴代でも君が三人目だ」
「三人目?」
「ああ、一人目は初代勇者、ヒデオ・アマノガワ。二人目が剣聖、レジーナ・プラカント。そして三人目が君だな」
「なんかすごそうな人たちの中に名を連ねることが出來て栄だな」
ドンっと俺は強く地面をけるとエミリアに全力で拳を振るう。
しかし、俺の拳は空を切った。
「ははは、君はもう限界のようだね」
「ぬかせ、死んでも文句言うなよ」
俺は、エミリアを睨みつけると、意を決して全を龍化させた。
ドクンっと心臓が大きく拍した。
そして、頭の中にものすごい憎悪の念がなだれ込んでくる。
「がぁ、ああああ!!あぁあぁあああああああああ!!!!」
だんだんと自分が何をしているのかわからなくなってくる。
視界からってくる報も何かもやがかかったようなじだし、何よりもものすごく眠い。
そんな中でふっとエイミーの顔が思い浮かんだ。
「え、いみー」
俺は自分のではないようなでぽつりとつぶやいた。
すると、頭のなだれ込んできていた憎悪の念がきれいさっぱり無くなった。
「あああああああ!!!」
俺は力任せにみ五位田を地面にたたきつけた。
ドオゴォオオオオオン
けたたましい音とともに俺の目の前にクレーターが出現した。
うん、いける!!
「げほ、げほ、げほ。理が失われる可能があるのに使ったね」
「ああ、俺もびっくりだまさかここまですごいとは思ってもみなかったからな」
俺は今の力を保ったままk日から下だけを龍化させるイメージを頭に思い浮かべた。
すると、俺のがり輝き、黃金のを持つ龍人に変することが出來た。
「これが俺の本気だな」
「そのようだね。私もこれが全力さ」
俺とエミリアはにやりと口角を上げた。
それが皮切りとなって俺の拳とエミリアの拳が錯した。
「ふっ、どうやら私の負けのようだ……」
「その通り、勝者は俺だな」
俺達はまた楽しそうに聲を上げて笑った。
「おっと、そろそろこの世界も崩壊してしまいそうだ」
「そのようだな」
あたりを見回すと地面には大きな亀裂がり壁にも大きなが開いている。
「この世界の中では時間が流れていないから先と同じ時間のはずだよ。迷をかけたね」
「いや、俺も楽しかったからいいさ」
俺がそういい終わるの同時に視界が真っ白なで覆われた。
どうやら時間切れのようだ。
次に俺が目を開けた時、俺の視界にったのは満足げな表でこちらを見つめるエミリアだった。
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