《手違いダンジョンマスター~げられた魔達の楽園を作りたいと思います~》者を対処

さて、俺のダンジョンに侵した初めてのお客様は冒険者らしい。

なんでも道に迷った的なじでここを見つけるとは……どんな確率だよ、めっちゃ迷じゃん。

そんなことよりいい報が手にった。冒険者が迷子でも來たと言うことは街か何かが近くにあると言うことだ。何れは降りたいが今は無理。

焦ったのはドウとか言う人の発言だ。ギルドに報告する義務とか、灑落にならないんで止めてもらっても良いですかね? 戻る提案をしていたのだがリーダーに説得されて戻らないようだった。

良かったー、改めて來られたら絶対に攻略されるじゃん。獲は逃がさないぞ、ふっふっふ……。

「クロト、侵者は殺すの?」

いきなり騒なこと言わないで貰えます? 可い顔して発言は悪魔かな? まぁダンジョンとしては當然だよね、これって一応不法侵だからね、ここにそんな法律あるか分かんないしダンジョンに適応されてるかなんて絶対ない。

「うーん、迷いどころだな。殺したら報が手にらないし、帰ってこないと不信に思ったギルドがもっと強いやつを連れてきたら此方が危ないし。でも生かしておいても冒険者が増える一方で休まらない気がするんだよね」

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どっちに転んでも面倒なんだよね、ビビりな俺にはそのストレスは耐えられません!

俺が出ていってこの事にして? ってお願いしたら、は? 誰お前? ダンジョンマスター、頭沸いてんのかで、首チョンパだ。この案も卻下。

「こうなったらギルドから新手が手配されないことを祈りつつ殺ってしまおう」

「殺らなきゃ私達が死んじゃうからね。その方が良いよ」

「問題は殺れるかなんだけどね」

実際、森林エリアには軽く罠を仕掛けてはいるのだが、魔は配置してない。でもユキムラはサスケに指示を出していたし、恐らくはサスケ達が偵察中だろう。連絡をれてみようか。

『サスケ、聞こえてる?』

『ん? おぉ、旦那、聞こえてるぜ』

『俺もモニターからきは見てるけど直にじたことを聞きたいな』

『そうだな、概ね攻略されることをは無いと思うね。何時でも仕掛けることは出來る。この程度の相手なら不意をつけば一瞬だ』

何この子、超逞しいんですけど。てか、え? 倒せるの? 待って、スライムだよね君、弱小種族だよね。戦闘力5のゴミな筈だ、おい、誰だ人の部下にゴミとか言ってる奴、許さんぞ。

『え? 何とか出來るわけ?』

『ん? 問題ないぜ? ……あぁ、旦那が心配してるのは俺達の実力か、安心してくれ正面から挑むなんてしないって、俺の役割は……ま、見ててくれ』

『お、おう。任せるわ……あ! 取り敢えず気絶に留めてくれる? まだ何も決まってないから殺したらマズイ』

『了解した。そんじゃ、作戦の準備を開始する。散!』

何最後の……散! って、カッコいいなオイ。正面から挑まないって事は不意討ちとかかな? まあ、サスケに任せちゃった訳だし、後は、見ておくだけだね。

冒険者達は……あ、いた。罠に注意しながら慎重に進んでる様だな。因みにってきた冒険者達の素もある程度分かった。

先頭を歩いているガタイの良い男がリーダーであるキン。そしてその後ろをキョロキョロしながら歩いているギン。この2人は兄弟らしいが全く似ていない。そして最後の1人が俺をドキドキさせてくれやがったドウだ、なんか頭良さそうだな。

因みに全員がCランク冒険者と結構強目っぽい。サスケ、本當に大丈夫なのだろうか、死んじゃったら葬式しなきゃ……いやいや、死なないように祈るしかないな。

そんでもって、人がってきたおでDP稼ぎのチャンス到來!

DPは相手の強さにも寄るらしく、正直な話、ランクなんて目安にしかならん。

ってきている3人で1日辺りのDP収は600DPだ、ないのか多いのか分かりません。

しかも1日はいてくれないと収としてらない訳だ、だからこそ迷いやすい森林エリアと迷宮エリアを作ったのだ。

冗談だ。そんなこと全く考えてなかったよ、危うく無駄になる所だった。いやぁラッキーラッキー。

その冒険者達は今下から上へと上がって宙吊りにされる編みの罠を回避しやがった。ちくしょう。

だがその罠はまだまだ可よ……ふふふ、とくと味わうがいい。

「あー! 惜しいね!」

ラビィは悔しそうに腕を振る。何この生きいんですけど。

しかし、この森林エリアにはもっとえげつない罠が有るのだ。とくとご覧あれ。

『旦那、準備は終わったから旦那の合図で開始するぜ』

仕事が早いなー、正直俺に頼まなくてもユキムラいるじゃん。総大將じゃん、直屬の上司無視するってアンタ……。おで罠を見せるのは次の機會に持ち越しだよ。

「サスケがくよ」

「どこまで通じるか見ものだね!」

どこ目線何ですかそれは、貴一応1番下ですからね?

『じゃ、お願い』

『了解した』

さて、モニターに集中しよう。

冒険者達は順調に進んでいき、悉く罠を回避する。流石はベテランと言ったところだ。どんどん回避されて俺は半泣きだ。

冒険者達もそれほど疲れてはいないようで足取りはまだ軽い。

『やっぱり出來立ては大したことないな!』

『キン、油斷するなと言っただろう』

『でもよぉ、魔すら出ねぇのに何を警戒すんだよ』

『兄さん、ドウさん、何か來ますよ』

ギンの警告により3人は構えた。直ぐに対応しようとする辺り、並みの腕前じゃないよな。だが、警戒していた3人は目の前に現れたものを見て警戒と構えを解いた。

『なんだよ、スライムじゃねぇか。こんな殆ど無害なやつに警戒とかい見ねぇな』

『ギン、驚かせるな』

ふぅ、とため息を吐くドウ。3人の前に現れたスライムはその辺で草を取り込んでは消化を繰り返しており、3人に襲いかかる素振りすら見せない。

あのスライム、もしや! ……だめだ、見分けがつかないから誰とか分かんない。多分だがサスケの部下かな、かなり危険だが何してるんだか。危ないよー、逃げてくれー。

一方の冒険者3人組はスライムを無視して通り過ぎようとしてスライムとすれ違う。その時、事態はいた。

突如木の上に潛んでいた5匹のスライムが3人の冒険者に飛びかかり、3匹はそれぞれが顔にへばり著き呼吸を止め、もがこうとするまでの數瞬の間に殘りの3匹はに巻き付いてきを止める。

なんとか抜け出そうとしていた3人だが時間を掛ければかけるほど、もがけばもがくほどスライムが絡まり、やがてかなくなった。

え? ちょっと意味分かんないんですけど。何コレ、え? 奇襲? ヤバい理解が追い付かないな。

『へいへいへいへい! サスケ君何よそれ!』

『旦那か、上手くいっただろう? 旦那から教えて貰った隠を生かして囮を使って奇襲に特化したんだ。初見ならわせねぇし、初見じゃなくても回避はさせねえ戦だ』

いや、スライムは音たてずにくから偵察向きかなと思って教えてみたけどさ、まさかここまで優れるとか思わないじゃん。

『もう、忍者だな』

『なんだそれ、カッコいいな』

『俺の居たところの部隊かな、暗殺特化の影。その姿は誰にも見せずにただ標的を捕らえるために洗練された技を持つ最強の集団、忍びだ』

『カッコいいな。俺達も部隊名を忍者にしよう』

まぁ、そこはどうぞってじだ。

おっと、冒険者の事を考えなきゃだな。

『今からそっちいくから』

『分かった。目が覚めてもけないように縛り付けておく』

仕事がテキパキしてるね。十勇士って皆こうなのかな? だとしたら後9人もヤバいのがいるのでは……。

『ねぇ、サスケ。十勇士で1番強いのは誰?』

『ん、あぁ、そうだな、相にもよるから分からないが正直な話、大將が最強だな、俺は1度も勝ててない』

おうふ……ユキムラ最強説。

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