《手違いダンジョンマスター~げられた魔達の楽園を作りたいと思います~》幻聴であってほしい
なかなか濃い1日を過ごしたからだろう、意外と快眠できたのは良いことだろう。
サイゾウとユリを抱き枕として使えたことで全く寢苦しいと言うことが無くてスッキリしている。
しの探索のつもりが道に迷って熊に襲われ、何故かサイゾウに怒られ、村に著いたと思えばゾンビまみれだ。
今までで1番濃い経験をしているのかもしれないな。
借りていた家から出て背筋をばす。小気味良い骨の音がなるがこれがまた気持ちよかったりする。
うん、良い朝だな。良く眠れたな、完全に魔の巣窟みたいな所だけど。
……俺って何で快眠してんの!?
待て待て待て、良く良く考えたら可笑しいだろ!? だってあんな兇悪な魔であるワイトに棒立ちとかアホみたいな勝負挑んで卑怯な方法で勝ち、それから友達になれとか無茶苦茶過ぎる!
今は死んでないから良かったものの、ワイトが適當にでっち上げていたら今頃永遠に夢の中だぞ! なに考えてんだ俺!
「……ま、まぁ、死んでないし結果オーライと言うことで1つ」
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意外と危なっかいし事をしてた事に若干反省しつつ、明るくなって良く見えるようになった村を見渡す。
うん、昨日は真っ暗で殆ど見えなかったけど今ならはっきり見えるな。
ちゃんと見れば所々怪しい部分もあるが素人にしては良い出來映えな村だ。
知識があまりなかった狀態で作り上げたんだろうな。
「ご主人様ぁ~おはようございまぁす」
「おはようございます。ご主人さん」
呼ばれた方に振り替えって見るとし眠たそうなサイゾウといつも通りなユリが出口から出てくる。
実際にはフヨンフヨンとスライムが歩いているだけなので、聲だけで判斷してる。
「おはよう。良く眠れたか?」
「いやぁ、最高でしたね。何でと言われたらそりゃ……」
「あ、あの! 良く眠れました!」
サイゾウが何かを言おうとしたところで、ユリが遮っている気がしたのだが俺の気のせいだろう。
サイゾウは良い夢でも見たんだろうな。俺は特に見た覚えはない。
「今日は何をするんですか?」
「そうだな、取り敢えずダンジョンに帰るとして……ワイトにも々と渉をしておきたい所だな」
今日1番の目標はワイトをダンジョンの戦力として手にれる事だ。友達としてのお願いと言うそこそこ卑怯なやり方ではあるが、やった方が最終的にはプラスになるだろうし。
もちろん無條件で引き込むことはしないし、可能な限りは向こうの頼みも聞いておきたい。あぁ、DPが……。
「じゃ、サクッと終わらせてこようか」
サイゾウ、ユリを伴い村を歩いていく。意外とゾンビはその辺を往き來していたので太で死ぬと言うことは無いんだなー。
あれ? それって吸鬼とかの話だっけ? ……吸鬼もいるのかね? まぁ異世界だし、いるんだろうな。なんでいるかは知らないけど。
數は多く無いが普通にゾンビとすれ違うって験は貴重どころじゃないよな。
サイゾウとユリは今は服の中とか肩の上とかではなく、普通に俺の隣で歩いているがゾンビとする違う時だけビクッてなって足にしがみついてくるのは見てて面白いなと思う。
そんなのほほんとした風景を楽しみながらも歩いていくのだが問題発生。
俺はワイトのいる場所を知らない訳だよ。その辺のゾンビに聞くか? いや、言葉通じねぇだろ。そもそも喋らないんだからな。
「あ、ワイト様の家? それなら広場を北側に進めば奧に立派な家があるよ。そこを訪ねてみな」
等とすれ違い様に意気揚々とゾンビに答えられた。恐らく俺が迷っているのが分かっていたらしい。
まぁ、ゾンビ達って昨日は俺とワイトの対決全員が見てたしそのくらい予想は出來たんだろうな。
俺に答えてくれたゾンビは両腕をつきだし、足を引きずる様にして去っていく。俺もその後ろ姿を見つつ手を振り、教えてもらった広場まで行くとしよう。
「いや喋るんかい!」
空中にズビシッと音が鳴るかもしれない勢いでツッコム。突然の事にサイゾウとユリは一瞬ビクッとしていた。
「いきなりどうしたんですか、ご主人様!?」
「驚きです……」
「いや、だってゾンビが喋るとか思わなかったし……」
「へ? 喋ってました? ユリは聞いた?」
「いえ……何も。唸っているのは聞きましたけど私達見たいに喋っているとは言い難いものでした……」
「うわ、何ソレ怖い」
俺だけに聞こえていたとか凄まじく怖いんですけど。ホラーじゃん、いやあのゾンビの軽さのせいで若干コメディっぽかったけど。
「取り敢えず場所は聞いたし向かおう」
◇
「確かこの辺だっけか」
現在、広場を北側に進んで暫くしたところだ。家もそこそこ建ち並んでいるのだが、ここにいるゾンビって々15くらいなもんだし、完全に土地の無駄遣いだと思うのは俺だけだろうか。
「土地の無駄遣いですね!」
「私もそう思います……」
同士は直ぐそこにいたか。まぁ、一応友達1日目であるわけだし、そんな友人……友アンデッドであるワイトの趣味はとやかく言わない方が良いだろう。
死ぬよりはマシだ。時に我慢は大切なんだなこれが。
「アレだな……力籠ってんなぁ……」
「アレだけ他とは作りが違いますね」
「見た目から違いますもん……」
恐らくワイトが居るであろう家。造りとしては2階建て位だが、外観は他の家が多ボロボロな所があるが、ここの家だけはもう使っている木材からして違うと分かる。
普通の村等だ言ったら明らかに村長みたいな奴が住んでるってじだ、分の違いがはっきりわかる。
ワイトは確かボクの國だとかワケわからん事言ってたし、事実ワイトっていう上級魔らしいし當然っちゃ當然か。帰ったら詳しく調べるかな。
「ワイトくーん、遊びましょー」
ドアをコンコンと良い音をたてながらノックして數十秒、ドアが開いて出てきたのはユキムラ位強いと噂のゾンビのの1匹だ。1かな?
「ワイト君いますか」
どこぞの小學生だと思わなくも無いが友達の家なのだ普通はいるからどうか聞くだろう。
「……れ」
「……お前も喋るんかい」
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