《なんか転移したのでチート能力で頑張ります。》第17話 ストーカーは軽くあしらう、怪しいやつらはボコす。これ、常識。

「さて、そろそろ出て來た方がいいんじゃないのか?」

俺は空に向かってそう言った。

すると、元々もう隠れる気は無かったのかは知らないが、そさくさと俺をストーキングしていた奴が出てきた。

「流石っていうじだな。」

これは予想通りまずは一人目。

しかし、

「チッ流石って所だな。」

もう一人、一人目の後ろから姿を現した。

分析してみるとこんなじだ。

二人共男で一人は長170センチメートル位で、筋はそんなに多くはなさそうだが、やり手というじがする。

こいつに関してはし注意を払うとしよう。

更に言うと、何か隠しているじられるな。

もう一人は長190センチメートルとその筋からまさに巨漢というにふさわしいじだが、パワーに頼っているが否めない。

型では負けているが、ステータスでは勝っていそうだな。というじもある。

しかし、一人だけでストーキングしていると思っていたのだがまさか、二人もいたなんてな。

これはやり手がいるな。

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…多分最初に俺に姿を現した奴に俺は気がつかなかったんだろうな。

しだけではあったが、俺の警戒心がついた。

しかし、そんな事を顔に出していてはダメだろう。

俺はそんな驚きを隠し、いつものじで彼らに聞いた。

「大人しく出てきたか、まぁいい。さて、だ。単刀直に聞くが、お前らの目的はなんだ?さっきから俺のストーキングばかりして、何か裏でもあるんじゃないか?」

すると、後に姿を現した男は

「目的か?目的なら単純明快だ。…新垣真琴、お前の捕獲だ。」

と告げた。

…俺の捕獲?何の意味がある?と俺は頭に?を浮かべた。

俺の話を聞いた権力者が俺に手下を送るのはまだ分かるが何故捕獲する必要があるのだろうか。そこが分からない。

しかし、そんな事を考えさせてくれる時間は向こうには無いらしく。

「大人しく捕まってくれよ!っと!」

と巨漢の男は俺に捕獲用の網を投げつけてきた。

「そんなものに掛かるかよっと!燃えろ!」

俺はその投げつけられた網を避けて邪魔なので、魔法を唱えるまでも無く、炎を発生させて網を一瞬にして消し炭にした。

「お前らもこうなりたいか?」

脅しのつもりで俺は彼らに告げた。しかし、流石に俺を捕獲しようとする奴等だ。そんな脅しは効かなかった。

「殘念ながら、そうはなりたくないですね。」

と普通の格の方の男はそう言い、さらにこう続けた。

「俺達も流石にこんな仕事をけたくは無かったが、背に腹は代えられない。もうやるしか無いということさ。」

次に、巨漢の方も

「俺達はもう八方塞がりだ。捨てるは無いからよ!」

っと言って俺に二人で、攻撃を繰りだしてきた。

普通の格の方は、俺の死角から小さい針のようなものをこちらに目掛けて投げつけてきた。

それを俺は回避しつつも、次の相手の行を読み、そいつの著地點に向かって魔法を唱えた。

「ファイアーボール!」

すると、ちょうどよく敵の著地點に敵が降りてしまって俺のファイアーボールの餌食となってしまった。

「ぐぁーーー!」

その男はファイアーボールの威力でこの場からは目には見えない所まで飛ばされた。

「な!?なんであんな所まで飛ぶんだ…!」

巨漢の方はファイアーボールの威力に驚いていたが、俺はそんな事よりも気になる事があった。

「ファイアーボールにあそこまで、人を飛ばす力は無い。なら、何故あそこまでアイツは飛ばされたんだ?」

もしかしたらアイツはわざと飛ばされた可能があるな。それに最初から何か隠しているがあった。それを考えると嫌な予がするな。

俺はとりあえず、嫌な予がしたので、早めにこの戦いを終わらせようとするのであった。

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「痛いなぁ…でも、ここまで予定通りだな。」

ファイアーボールで飛ばされたこの男は、予定通りとじていた。

「しかし、どうしようか。このままだと逃げられるなぁ…」

と彼は別に大した問題ではなさそうにそう言った。

「まぁ、やるしか無さそうだな。…おい。」

と彼は誰かを呼んだ。すると、一人の男が彼の目の前に現れた。

「予定通り作戦を実行する、計畫通りに進めよ。」

と彼はその男に告げた。

「了解。…この作戦も我らが盟主の為に。」

そうその男は告げてこの場を立ち去った。

「あぁ、我らが盟主が為に…」

彼はそう告げて、ゆっくりとこちらに向かっていった。

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「さて、もう勘弁したよな?」

俺はあの男をファイアーボールで飛ばした後、すぐに攻撃を再開し、巨漢の男を降參させるまで追い詰めた。

「…あぁ、俺の負けだ。」

巨漢の男は素直に負けを認めた。

しかし、その瞬間。何かが飛んできた。

「!?流石に早いな。俺が負けたと分かったらすぐにやるのか…」

と巨漢の男はこの場を察したかのように告げた。

「なるほど、負けたらこうなる事を分かっていたから俺の捕獲をしようとしたのか。」

と俺はこの狀況を見て、そんなことを呟いた。

「あぁ、こうなることが分かっていたからやるしか無かったんだ。…まぁでも、もうダメみたいたがな…」

男は諦めがついたかのように告げた。

しかし、コイツらを放置していると後々面倒くさそうだ。…なら今のうちにやってしまおう。

そう考えた俺は巨漢にこう告げた。

「仕方ない、どうやらアイツらは俺も狙っているらしい。…だから手伝ってやるよ。」

と言った。

すると、巨漢は「…いいのか?」と聞いてきた。

だから俺はこう言ってやった。

「何、俺にもしつこく來そうだから今のうちにやるだけさ。…さぁやっちまおうか。」

こうして、一時的に共闘ということになったのであった。

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