《なんか転移したのでチート能力で頑張ります。》第26話 戦いの火蓋は切られた

朝…だ。

窓から目にるそのが、そのことをハッキリと知らせてきた。

「朝か、…昨日のあの老人は一…」

俺は昨日の宿への帰り道を思い出していた。

あの言葉が事実なら、今日何かが起こる。

正直、昨日はただ何も考えずに寢ることしか出來なかったが、でももうそんな時間は無いらしい。

何かが來るというのなら俺も殺るしかない。でもこんな場所にいたら大変なことになる。

仕方ない、本當に仕方ないが、もうこの場から離れよう。

あいつも、何かなければいいのだが…

そんな事を思いながら俺はこの今日に限っては起こしたくないに鞭をれてこの宿から外に出ていくのであった。

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ここは領主邸、ここではとある事について話されていた。

「…領主様、全ての準備が整いました。」

「ふむ、そうか。」

「如何されますか?」

「まだ待っておれ、じきにあ・れ・が・くる。」

「あれ…とは…?」

「なに、私が今回の件を功させる為に手配した協力者だよ。あやつは相當な実力の持ち主だ。…私が求めてきたあの新垣真琴を手にれるための、いわば…そう、兵だよ。」

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「へ、兵とまで仰いますか。」

「うむ、まぁそれもじきにわかる事よ。」

「は、はぁ…」

そうじきにわかるはずだ、あの兵の強さが。人の力を越したまさに神の権能を持った怪のな…

あれは私が今回、この件をこの私にとって重要となる作戦を功させるためにあの方に頭まで下げて作ってもらった程のものなのだ。

今回に至っては負けるはずはない。

だからこそ、新垣真琴よ恐怖するがよい、待ち焦がれるがよい。

「我が元につくことを!そして、我が盟主の贄となることを!フフフ、フワッハハハハーーー!!!」

その時は刻一刻、刻一刻と近づいていくのであった。

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さて、外に出て何時もの朝食を終えた俺はとある男を見かけた。

そう、進である。

俺は進に近づき、聲をかけた。

「おう、朝からお前を見るのは今日が初めてかも知れないな。」

と言うと進も、

「それは俺のセリフでもあるんだがな。」

と言って俺達はいつものようなじで會話をした。

そんな中、俺はどうしようか迷っていた。昨日の事を進に話すべきなのか否なのかを。

しかし、そんな事を考えていたのが顔に出たのかは知らないが、

「どうした、そんな思い詰めた顔をして」

と進に言われてしまった。

俺は誤魔化し半分で

「いや、何でもない」

と言ったが、相手はそんな噓お見通しらしく、

「噓つけ、ほら話したみろよ。助け合いってのは大切だぞ?」

と言ってきた。

言いたくは無かったが、そういうなら、と俺は進に昨日の事を教えた。

「…前の世界に居てそんなこと言われたなら笑い話で済んだかもしれないな…でもこの世界ではそんなこともあり得なくはない。分かったそこまで追い詰めているなら今日は俺も一緒に行する。」

と言ってきた。

「本當にいいのか?今回はもしかしたら巻き込むことになるかも知れないぞ?」

と俺は進を心配してそう言った。

しかし進は首を橫に振って、

「いや、今日実はやること無くて暇だしな。戦うってなってもそういうのにも俺も馴れておかなくちゃ今後生きていけないし、今回は経験って意味でも俺もつくぞ。」

「すまんな…いやありがとうだな。」

「なに、謝はいいさ。でもそうだな、んじゃ後で何かご飯奢ってくれ!」

「分かった、そのぐらいなら。」

というわけで今日は進と一緒に行することになった。

さて、いつ來るというのが分からないが、ここに居るのは々マズイということで俺達はこの街を離れてこの街の外に行くのであった。

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その1時間後、この街にとある集団が來た。

その集団は最新鋭の裝備を裝著し、大量の武とその數に見合う人の數だった。

そして、それよりも目立ったのが、長3メートルは優に越える程のまさに化けと呼んでも過言ではないような男を連れていたことだ。

人々は何だ何だ、と野次馬の如く押し寄せる。

その真ん中でとある一人の男は告げたのであった。

「現在新垣真琴には反逆罪が掛けられている!」

と、とんでもないことを言い始めた。

彼は記憶に新しいあのSランクモンスター襲來でこの街を救った英雄だ。

その彼がこのような罪に掛けられているのが分からないのだ。

だからこそ、人々も反対する。

「「何でそんなことになっているんだ!」」

「「説明しろ!」」

等と批判が続いた。

しかし、その男は

「えーい!うるさい!!これは決定事項だ!で、奴は何処にいる知っているものには領主様より大量の金の贈呈が約束されておる。」

と言った瞬間その野次は止まった。

「さて、新垣真琴が何処にいるかの的確な報を持っているものはいないか!?言っておくが最初の一人だけそよ権利がある!」

と言ったことによって真琴がいる場所が割れるのであった。

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さて、ここは真琴達が休憩している場所でのことだ。

ここに移してから2時間後、真琴と進の目にはとある大集団が寫った。

「何だあれは…?おまけに一人化けみたいな奴もいる。」

「本當だな。おまけにこちらに向かってきている。もしかしてあれじゃないか?昨日言われたやつって」

「分からないが、可能はある…」

「どうする?」

「ここで何とかするしかないだろう。そのためにここに來たのだから。」

「まぁそうだな。」

等と話していたら一人の男がこちらに向かってきた。

「貴様が新垣真琴か!」

「そうだが、そんな數の部隊を連れてきてどうしたんだ?」

「貴様には反逆罪の罪が掛けられている!私達についてきて貰おうか!」

反逆罪?俺にはそんなもの関係ないと思うのだがと思いそのことを伝える。

「それは何かの誤解だと思うのだが?」

「殘念ながら、こちらにはその証明となる書狀がある。まぁ貴様には抵抗権というものもある。…しかし、いくら貴様でもこの數は相手できまい?なら大人しく捕まったほうがよいのでは?」

「だが、殘念ながら俺には関係の無い話だな。抵抗権があるならこちらは抵抗させて貰う。」

「…そうか殘念だな。…その発言に後悔しても遅いぞ?」

とその男は嘲笑の目をして、そう俺に伝えるが俺は知らんぷりした。

するとその男はその態度に怒りを覚えたのかは知らないが顔を真っ赤にしてその集団の方へと帰っていった。

そうして帰った男は

「なら実力で貴様を連行する各隊準備!」

と言って約1000はいるであろう兵は俺達からし距離をとって武を構えたのであった。

「…進、こういうわけになった訳だ。帰っていいぞ?」

と俺は進だけでもと思いそう言う。

しかし進は、

「何言ってるんだよ。俺は自分で言ったことを曲げるのは嫌いでな。こうなったが最後まで付き合うぞ。」

と言って臨戦制に移った。

俺は進に謝しつつ、とりあえずこの狀況を抜りきらなくてはと思い俺もいつきてもいいように構えたのであった。

そうしたの中、とうとう戦いの火蓋は切られた。

「突撃ーーー!!!」

「「うぉーーー!!!」」

「やるぞ進!」「あぁ!」

こうして、1000人の兵と進、真琴の2人対1000人による戦いが始まったのであった。

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