《創の転生者〜最強魔導師の転生記〜》第6話 掌握

頭の中に聲が響いた瞬間、自分の中に何かがり込んで來るのをじた。

なにがり込んだのかはわからない。だが、確信がある。自分はし変質した。

「ユリエル?おーい?どーしたー?」

セレスさんの聲が聞こえるが、答えることができない。

腕が熱い。視界の端でがちらついている。

「ユリエル!?腕が!」

セレスさんがんでいる。腕?腕がいったい?僕は顔をゆっくりと右腕の方に向け・・・腕の中心が発しているのを確認した。

だが、別段驚きはしない。これは必然的に怒ることなのだ。

なぜなら・・・・

「継承が完了した・・・・」

彼・の・・・僕の力を完全に継承したのをじ取った。

魔法の詳細を理解。本質を理解。使命は・・

「再會・・・・」

誰にかはすでにわかっている。顔も素もわからない。だが、僕が會わなくてはならない人であることを理解する・・・

「ミラエル=ルシフェル・・・」

この人に會うことが、自分の全て。このことを理解するとともに、力・・・魔法を完全掌握した。

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「ユリエル?さっきからなにをブツブツ言ってるの?大丈夫?

セレスさんに、このことを説明しよう。僕の魔法のことを説明することができる。僕の魔法は・・・とても強いんだ。

「セレスさん・・・力を継承しました。」

「継承?ユリエルあなた・・・どうしたの?いったいなにがあったの?その腕も・・・」

「家に戻りましょう。話はそこでします」

僕らは家に戻ってきた。セレスさんに僕の魔法、先ほどあったことなどを話す。

「まず、僕の魔法について話します」

「え、ええ。あなたの魔法は簡単に説明するのは難しいくらいの力を持っているから・・・・」

先ほどまでの僕なら、そういう魔法なんだで済ませていただろう。だが、力を掌握した今の僕なら、その説明は容易である。

「僕の魔法の名前は、オリジナル魔法、創のルーン魔法です」

「創のルーン?」

「はい。魔法の容は、先ほど見た腕の容ですね」

「え・・・さっきの腕がったやつ?」

しているようなので、もう一度腕を発させるため腕に意識を集中する。やり方は何故かが覚えていた・・・・・・・・。

腕が金を放つ。しだけ腕が熱くなる。

「これです」

「本當にどうなっているの?腕自が発して・・・いや、腕の中?」

「そうです。これは腕というより、骨が発しているんです。」

「骨が?」

魔法の発として、両腕に刻まれた文字を介として発するのである。

そろそろ魔法について説明しようか。

「僕の魔法の力は、ルーン文字と呼ばれる文字を使用して行う萬能の魔法です。基本的にどんなこともできる。できないことももちろんあるんですけど」

「萬能の魔法なんて・・・聞いたことがないわ。ってことは、大抵のことはできるってこと?」

「そういうことです。まあ、実際できると言っても範囲は狹いですよ。こらせると唱えても5メートルが限度ですね」

「それでも応用すればとんでもない力よ・・・」

確かにそうだろう。多彩な攻撃で敵を圧倒できるのだ。だが、この時、僕は容を省いた。

実際には、威力を上げる・・・もとい、本來の力を引き出すことは容易にできるのだが、あまり強すぎる力は不幸を呼ぶ。なので言わなかったのだ。

「この魔法は、魔力を込めて聲に出すか、僕の目の前にルーン文字を出現させ、発と唱えると発できます。その分魔力の消費量は多いですが、僕には本當に呪いというものがあるみたいですね」

「呪い?あの回復以外に呪いがあったの?」

あの時はあれを呪いと言っていたが、実際は違う。

【完治せよ】という効力が制できずに常に発されていただけだ。

だが、呪いはそこではないのだ。常に発されているのに何故魔力切れを起こさないのか・・・そこが呪いの本質。

僕が継承した力以外の力だ。

「僕には無限の魔力があるんです」

「無限の魔力・・・そんな力・・・國の國力を底上げできる力よ・・・」

「僕の魔力保有量は異常なんです。おそらく、優秀な魔法師1000人分はあります。ルーン魔法は大量の魔力を消費するんです。大規模な魔法を使うと、僕の全魔力の4分の3は消費します。」

それだけ多大な魔力を消費するが、僕には関係なかった。

「僕はそれを約2秒で回復します」

「それだけの魔力を・・・2秒で・・・」

セレスさんは驚愕の表を作り、僕を見つめている。

僕に対する考えが変わったかと心配になる。こんな力を持っている子供だ、自分の養子にしようという考えが変わってしまったかもしれない。

だが、彼は僕の考えとは全く別のことを言ってきた。

「ユリエルは、普通の魔法は使えるの?」

「え?」

そんなことを聞いてきたのだ。一なぜ?

「つ、使えませんけど・・・」

「いい?よく聞いてね?その力は強すぎるのはわかっているわよね?」

「は、はい」

「その力が周りに知られたら、あなたを利用しようとする人が出てくるわ。最悪、あなたのあの拷問の日々を繰り返すことになる」

それを聞いた瞬間、僕は全に悪寒がした。嫌だ。それだけは嫌だ。

あの苦痛を再び繰り返すのは本當に怖いのだ。

「だからね。あなたは普通の一般的な屬魔法を使えるようにならないといけない」

「そん、な・・・」

「そ・こ・で!!」

いきなり大きな聲をだしたセレスさんに、僕はびっくりしてしまった。

そして次の言葉を聞き、自分の悪寒が杞憂に変わるのだった。

「私はあなたに屬魔法を教えるわ!」

そんなことを言い出したのだ。

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