《創の転生者〜最強魔導師の転生記〜》第24話 口論と実験

騒がしくなった教室を無視していると、先生が靜かにするように促すが、あまり効果がなかった。。僕は自分が印象に殘っている人しか聞いていなかったのだが、1人だけ、関わったのにも関わらず聞きながしていた人がいた。それは・・・

「みんな !先生が靜かにするように言ってるんだ!一旦靜かになろう!!」

あの僕が苦手意識を持った、エルド=シュナイツァーだ。最初に思った通り、クラスの中心は彼になるようだ。僕はあんまり関わり合いたくないので、距離を置くが。

彼が靜かにするよう促した途端、教室は靜かになり、先生が話し始める。

「すまんな、エルド。えー、じゃあ進めるぞ。今日は午前中で終わりだから、これで下校だ。明日からは5時間授業になるから、覚えとけよ〜」

「先生!」

「ん?」

1人の男子生徒、確かに・・・オレロとかいう名前だったか。茶髪をしているが、特に目立った所のない生徒だ。

オレロが先生を呼び止める。

「なんだオレロ。何か質問か?」

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「先生のランクって幾つなんですか?」

教室中が先生に注目する。確かにそれはしだけ気になっていた。流石にSSランクということはないだろうが、それでも気にはなる。先生がし悩んでから、僕らに聞いてくる。

「俺のランクを知ってもあまり特はないぞ?俺より化けなんてたくさんいるんだからな」

「それでも気になります。教えてください!」

一瞬、ためを作り、先生は教えてくれた。

「・・・Sだ」

「「「S!?」」」

クラス中は驚いているが、僕は特に反応を示さなかった。すでにSSSランクに2人、SSランクに1人會っているわけで、僕自がSSSランクなのだから仕方ない。

「言っとけっどな。SSやSSSなんてのはSランクの総合人數よりないんだぞ?Sはそれなりにいると思っとけ。Sは350人、SSとSSSは合計54人だ。この數の差がわかるだろ?」

「54人しか・・・」

「俺もSだが、俺より上の奴らに會うのは本當に難しいぞ。特にSSSなんて4人しかいないんだ。一生に一度話を聞けたらかなりの幸運だ」

「よ、4人・・だけ・・」

「詳しい話は明日の授業でしてやる。じゃあな」

先生は出て行ったが、教室の中はかなり騒がしかった。

「先生がSランクとかすげえな!!」「俺たち先生の授業聞けばかなり強くなれるんじゃ!!」「私たちついてるよ!!」

やる気に満ちているようだ。だが、そんな空気をぶち壊す輩もいるわけだ。

「あーあ!!くだんねー!!」

あのゴミだった。名前は確か・・・思い出せない。どうでも良すぎて覚えてなかった。いや、覚えるのが無駄だと思ったのか・・・。

「たかだかSランクにそんな言いやがって。俺はどうせならSSランク以上の奴がよかったぜ。そんなに浮かれやがって」

「何言ってんの?あんたなんてSランクどころかAランクにすらとどいてないじゃない!」

「なんだと!!!」

勇敢にも口を出したのは、あの1番のレアナだった。彼もあのゴミの言い草にかなり頭にきていたようだ。

「Sランクだって凄いのよ!あんたが一生かけても到達できっこないわ!」

「へっ!!Sランクがダメなら俺は一気にSSランクになってやるよ!!お前らみたいな雑魚とは違うんだよ!!」

「あんただってちょっと魔法が得意だからって調子に乗ってんじゃないわよ!!」

喧嘩が始まってしまったが、僕には関係ない。今のところ僕に害はないのだ。このまま教室を後にするため、扉の方に向かった。が、あのゴミに呼び止められた。

「おい!お前!!なに帰ろうとしてんだよ。お前もなんか気に食わねーな」

「喋らないでいただけますか?耳が腐るので」

「なっ・・・!!」

気持ち悪すぎてつい口が悪くなってしまった。訂正する気はもちろんありませんが・・・。

「てめえ・・・。平民の分際で・・・!!」

「ちょっと!ユリエルくんは関係ないじゃない!!あたしとあんたが言い爭ってんでしょ!」

「うるせえ!俺はあいつが気にらねんだよ!!」

僕の方に向かってくる。迎撃してもいいが、ここで僕の実力が見してしまうのは避けたいので、神系を使うことにした。

「よくも貴族に舐めた口を・・・・っ!!」

「何か言いましたか??」

ゴミが固まった。顔から脂汗をダラダラと流している。

僕はこいつに神鑑賞系の魔法を使った。植え付けるのは、恐怖。かなり低めの恐怖だが、こいつには十分だっただろう。周りはなにが起こっているのかわかっていない。

「それではみなさん。また明日」

僕は何事もないかのように、教室を後にした。

ユリエルが出て言った後、教室の中は靜まり返っていた。まず、フリッツ=レドルドは、ユリエルの恐怖の魔法により、力なくその場にへたり込んでいた。

「・・・・」

「・・・なにをしたの?」

次にレアナ=アルデンヌは、ユリエルがなにをしたのかを知ろうとしていたが、全くわからず混していた。あの魔法はユリエルのルーン魔法によって作られるものであるため、特定はほぼ不可能だ。

この2人以外の生徒たちは、ユリエルに突っかかったフリッツが勝手に脂汗を流しながら崩れ落ちたようにしか見えていないのだ。

「ユリエル・・・・君は一・・・」

教室の一番後ろの席で、アドルが悩んでいたが。

僕は教室を出た後に、學園長室に向かった。要件はm先ほどのこととは全く関係ない。し試してほしいことがあったのだ。

コンコン

「どうぞ」

扉を開け、學園長室にる。

「失禮します」

「あら?ユリエルじゃない。どうしたの?」

気さくに話しかけてくる學園長。僕の訪問はあまり予想していなかったようだ。僕は手早く本題にる。

「突然すいません。実はし試してもらいたいことがあるんです」

「試してもらいたいことって?」

これは僕の回復力に関わることだ。

「はい。學園長は今疲れていますか?」

「え?それは、それなりに疲れてるけど・・・」

「では、僕の手を握ってみてくれませんか?」

「手を?」

何が何だかわからないというじに僕の差し出した右手を握り返してくる。僕は魔法などは使っていない。すると・・・

「な、なにこれ!!すごい・・・疲れが取れていくじが・・・が暖かくなっていくわ!!」

「・・・やっぱりですか・・・」

なんとなく予想していた通りだった。僕は他人にれられると、僕の魔力が勝手に相手に干渉し、疲れなどを浄化してしまうのだ・・・。

セレスさんがよく毎晩僕を強めに抱きしめて寢ていたので、一回離れて寢てみたのだが、翌日のセレスさんはし気だるそうだったのだ。

「す、すごいわね・・・。ユリエル、ちょっとこっちに來てくれる?」

「・・・??わかりました」

僕は學園長に言われるままに彼の前による。が、次の瞬間には視界が真っ暗になった。

「ふぐっ!!!」

「うわー!!抱きしめると凄いわ!!の疲れが一気に取れていくじよ!!!あったかくて凄い気持ちいし・・・」

「ん・・・んぐ」

「ああ。ごめんね。ちょっと強く抱きしめすぎたわ」

力を緩めてもらったので、學園長の顔を見上げる。彼は僕より背が結構高いので、自然と見上げる形になる。

「これが試したかったこと?」

「はい。そろそろ離してください」

「ごめん。もうちょっとだけお願いね♪」

それから30分ほど、ソファーに座りながら抱きしめられたままだった。そこで気づいたことがある。

何故か、全く張したり・・・・・・・、鼓が速くなることがないのだ

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