《創の転生者〜最強魔導師の転生記〜》第39話 晝食と草原

(な、なんで僕のこと話してんだ・・)

僕が転移してくると、先ほどの會話が聞こえてしまった。容からするに、王様は僕を授業に參加させたいのか?いや、だがまだわからない。僕を訪ねると決まったわけではないのだ。

(と、とりあえず學園では合わないようにしよう・・・)

僕はそう心に決め、護衛を再開する。見たじ、順調にモンスターを倒しているようだ。

「じゃあ、そろそろ行きましょうか」

「そうだね。早く草原に戻ってこれ置いてこよう」

一旦草原に戻るようだ。おそらくモンスターを置いてくるのだろう。あんなに持っていては、今後の戦闘に支障が出るかもしれない。

(ま、懸命な判斷かな・・・)

僕はそう考え、2人の後を追いかけた。

ユリエルがいた場所とは違う場所。この森の中では、生徒たちが次々と逃げ出していた。

「うわああああああ!」

「な、なんなんだあいつ!!」

生徒たちは、自分の勝てる相手ではないと悟ったらしく、そのモンスターから距離を取っている。

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”ゴアアアアアアアアア!”

それはこの森の主といってもいいモンスターだった。

「ど、ドラゴンなんて聞いてねえ!!」

「で、でもあれ倒したら凄い評価もらえるんじゃ・・・」

「馬鹿野郎!あれはAランクのモンスターだぞ!?勝てるわけねえ!」

「や、やってみないと」

1人の生徒が言いかけた時だった。

”ドゴオオオオオン”

2人のすぐ近くの大木が半分以上消し飛ばされ、上部の木が降ってきた。

「「・・・」」

2人は呆然とするが、すぐに我に帰り、一目散に逃げ出す。

「「うああああああああああ!」」

2人が逃げ出した後、ドラゴンは靜かに佇んでいたが、1つだけ他のドラゴンとは違う部分が見けられた。

そのの半分が、黒く染まっていたのである・・・。

僕は草原についた。ここに帰ってくるまで、特にモンスターには遭遇しなかった。やはり大勢の生徒が一斉に森の中にってしまったため、數が減っているのだろうか。

減ったところで、特に問題はないのだが・・・。モンスターの繁力は異常なのだ。1日で100狩ったとする。そうしたら次の日にはそれが150になって戻っているのだ。

それほどモンスターは數が減らないのだ。

まあ、大勢で狩ったらどうなるかわからないが・・・。

「お!たくさん倒したな!」

「すごいたくさんいるんですよ!それに、マリーちゃんがすごく強いんです!」

「ちょ、ちょっとやめてください!私は強くは・・・」

「いや、これだけ倒せるほどの腕を持っているんだ推定Bランクも納得の実力だ」

「せ、先生まで・・・・」

2人に褒められて照れているようだ。確かに僕の目から見ても、王様はそれなりの腕だと思う。12歳にしては強いだろう。

「うちのBクラスには1人、とてつもない奴がいるんだが、今日も來てなくてな」

「いつも授業をけてない子のことですか?」

「ああ。そうだ」

何故かここで僕の話が出た。一どこから僕の話につなが・・・繋がりますねはい。

「あの、その子の名前はなんていうんですか?」

「ん?ユリエル=フロウドだ」

(なんで教えちゃうんですか・・・・)

僕はげんなりしたが思い直す。會わなければ問題ないのだ。彼が接近したら明化するとかすれば・・・。

「ユリエルさんですね。私が説得して見たいと思います」

「王様直々にか?いやー、それでもあいつは聞かないと思うぞ?」

「それは・・何故ですか?」

「あいつの研究は學園長も期待しているものらしい。詳しくはわからないが、もう完するからなんとかいってたな」

まさか學園長は擔任であるアグニス先生に話していたとは・・・。帰ったらしばらくお菓子の差しれを停止しよう。

まあ、研究の容は話していないようだが・・・。

「そ、それでも!授業にはちゃんと出るべきです!!私が話をします!」

「ま、王族としては優秀な魔導師が増えるチャンスは逃したくはないわな」

「そ、そうです!これは、私の務めです!」

「まあ、今はいないから帰ったらお願いするよ。とりあえずもう晝だし、晝食にしたらどうだ?」

そういえばもう1時近くになっている。王様がここで食べるのなら、僕は一旦家に戻って晝食にするとしよう。もちろん、王様の居場所は隨時知れるようにしているが・・。

「じゃあ、アルナ。お晝を食べましょう」

「はいよ〜〜」

晝食を食べ始めたので、僕も転移で家に戻る。

家に著き、作り置きしておいたパスタを収納の指から取り出す。

僕は一応霊たちに呼びかけることにした。

「みんなは食べる?」

呟くと、今朝とは違う2霊が姿を見せる。どちらもとても綺麗なの見た目だ。

「わ、私はいただき、ます・・」

「私ワタクシもいただきますね」

し弱腰で喋るのは、火の霊であるルーグである。赤いショートヘアに赤眼が特徴的なしいの姿。もう1人の丁寧口調で話すのは、霊であるソール。金髪のロングの金眼と、いかにも発していそうな。だが、霊の中で唯一僕より背が高いのだ。

「あとの2人は?」

「あの2人なら今は寢ていますよ。朝から起きていたからだと思います」

「とっても、眠そうでした・・」

「そっか。フリームはこっちでも寢ていたんだけど・・・」

「あの子はいつものことです」

やはり普段から眠っていることの方が多いようだ。僕は苦笑をらしながら、3人分のパスタを食べ機に並べる。もちろんサラダや果のジュースも欠かさない。

「さあ、食べようか」

味しそう・・です」

「相変わらずお上手ですね」

「はは。ありがとう」

僕らは晝食を食べ始める。2人とも味しそうに食べてくれるので、僕はし嬉しくなる。

和やかな雰囲気のまま食事が終わり、今朝と同じように紅茶を飲みながら話をすることに。

「王様の護衛は問題ないのですか?」

「今の所、危険なモンスターとかは出てないから大丈夫だよ」

「でも、ユリは危険じゃ・・・ない?」

「大丈夫だよ。僕はそこらのモンスターじゃ相手にならないから」

僕はルーグの頭をでる。ルーグは黙って頭をでられているが、その顔は若干照れくさそうだ。

ここで僕は思い出した。もう1人の霊の特を・・・

「・・ユリ?どうしてルーグの頭だけをでるの?」

「大丈夫だよソール。こっちおいで。君もでてあげるから」

「分かってるならいいんですよ♪」

僕の膝に頭を預け、僕にでられるのを待っている。僕は微笑を浮かべながら彼たちの頭をで続ける。

火の霊ルーグは、僕と2人の時は結構甘えてくる霊なのだ。普段はあまり見せないが・・。

そして霊であるソールは、1番お姉さんのような見た目と格をしている一方、1番僕に対するが重い・・・。

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