《冒険者は最強職ですよ?》俺、冒険者だってよ.... 2
武屋を後にしたジンたちは腕試しに、外に出て魔を狩ることにした。
魔、モンスターと呼ばれる存在は、世界中に居りそれぞれにレベルがあり、上位魔族になると上級冒険者がいないと太刀打ちできないくらい強い。
そして魔の中でもトップに立つのが魔王。魔王は全てのモンスターを支配し命令を下す。そして多くの人達を殺していく。それが魔王。
だがそんなことはこの世界に來たばかりのジンには、知る由もなかった。
ジンは武を使う覚に慣れようと、モンスターを探していた。
そして町を出てから數分後モンスターを見つけジンは戦闘態勢にる。
一応後ろにはランに付いてもらい、もし殺られそうになったら手助けをしてくれと言ってある。
モンスターは豬にとても似たじのものだった。
そしてモンスターと目が會いジンは張で汗が垂れる。
先にき出したのはジンだ。
戦闘経験の無いジンには武の扱いなど全くわからない。
ジンは大振りに短剣を振るがそれは避けられモンスターに突進をされ倒れる。
Advertisement
「ジンさん大丈夫ですか!?」
ランは心配したような顔で近寄ってきた。
だがジンは「大丈夫だ。まだやれる」と言い再び立ち上がった。
正直なところ先程の攻撃をしていてはやられるとランには分かっていた。だがそれを敢えて教えはしなかった。
ジンは元の世界では喧嘩などした事がなかった。テレビやマンガとかでしか、戦闘は見たことが無かった。だが運部に所屬していたので、筋力と力はそれなりに鍛えてあった。
ジンは一度大きく深呼吸をし、冷靜に考える。
「まずはナイフを當てる。大きく振っては當たらない。しっかり敵を見ろ」と呟きモンスターを見る。
そしてもう一度攻撃を仕掛けに行く。
豬のようなモンスターは突進をしてきたがジンはそれを橫にかわし、先程とは比べにならないくらいに鋭く橫一線に短剣を振り、そして怯んだ隙を逃さずにもう一度短剣を刺す。
それは見事な一撃だった。
モンスターは倒されるとその場で消失し、アイテムやお金をドロップする。レアアイテムなどもありそれらを素材として武や防を作ることもできる。
そして豬のようなモンスターはアイテムと現金に姿を変えた。
「ランさ〜ん! 僕やりましたよ!! 見てました? 凄くなかったですか? 一回やられてるけど……」
だがランは驚いたような顔をしていた。
それは長が早いだの勘がいいのだのと言うレベルではなかったからだ。この世界では練度が存在する。それは剣や斧、弓などの武を裝備し、何度も戦闘を繰り返し、高めて行くもので、練度を上げるのには、ものすごく時間を費やさなければいけないのだ。
だから、二回目の攻撃であれだけのきをするなどありえなかったのだ。
「あれ? ランさん? なに驚いたような顔をしてるんですか?」
「ジンさん……貴方は戦闘経験が淺いというか皆無ですよね……? なのにあんなきができるって……どこかで習ったりとかしてたんですか? その、前の世界とかで」
「うーん……テレビやマンガで見たくらいですかねぇ……後は運が得意なだけで僕喧嘩すらした事なかったんですよ?」
「てれび? まんが? は何かはわかりませんが知識はしはあったのですね……正直びっくりしましたよ。あんなきが出來ると思っていませんでしたから」
エッヘン! とジンはを張り自慢げな顔をしていた。
その後もジンは何度も戦闘を続けた。力が亡くなった時は街で買っておいた回復薬を使い回復したりしていた。
そして戦闘を繰り返していくたびに長していた。
ランはただただそれを見ていた。その長速度に圧倒されながら……
「はいっ! 今日はここで終了! もう帰って休みましょう!」
もうすっかり夕暮れに染まった頃、ランが言った。
「わかりました! 今日だけでなんかめちゃくちゃ長した気がしますよ!」
「良かったですね、一度ステータスカードを確認してみてはどうですか? どれくらい上がったのかを確かめましょう!」
「ですね、一度家に帰ってからにしましょう!」
「そうしましょう」
ジンたちはランの家へと帰った。
今日はランの家に泊めてもらうことになった。
ジンにはまだ街のこととかの知識が無いからだ。
ジンは今朝ダイコから貰ったお金で、買った袋にしまっていたステータスカードを取り出し、確認してみる。だがそこには何も書いてなかった。
「あれ? これどうやって見るんですか?」
「あ、そこにはを一滴垂らすの」
ジンは自分の親指の先端を噛み千切り、を垂らす。
そうするとステータスカードに字が浮かび上がっていく。
そしてジンはステータスを確認した。
ジン
HP 105
MP 10
攻撃 70
防 50
魔法 5
敏捷 100
スキル
練度 短剣 30
ユニークスキル
"限界を知らぬ者"
"言語理解"
と、表記されていた。
「すごい……あの戦闘だけで練度が30……普通は3とかにしかならないんですけどね……しかも冒険者ですしね……すごいです」
「ん? なんで冒険者が関係あるんですか?」
「あ、言ってませんでしたっけ? 冒険者は最弱職ですが、その代わりに全ての武の裝備が出來るんですよ。まぁ上級職業しか扱えない武は裝備できませんけど……」
「えっ!? そうなんですか!? それはいい事なのか悪いことなのか……正直わからん」
「いやいや! ズルすぎですよ! だってちょっと使っただけで練度がものすごくあがるんですよ!?」
「ん〜……そうですねぇ……今考えるとやばいですね……でも魔法力は5のまんまなんで魔法は使えなさそうですが」
「魔法は私がしだけ使えるので安心してください!」
ドンっ! とを叩き凄いだろとでも言いたげな顔になる。
ジンは「なら安心だ」と苦笑いを浮かべる。
だが今はまだ短剣しか裝備ができない。長剣や大剣を裝備したいがまだジンには重い。
だからまずは短剣を極めようとジンは決心した。
ランは夕食の支度をしており、ジンはその間に々な事を調べた。ランの家には本がたくさんあり、この世界の地図やこの世界の様々な所にあるアイテムや、生息しているモンスター、他の國の事なども調べた。ある程度、この世界を理解したところで夕食ができた。
ジンとランは夕食を食べたあと、代でシャワーを浴びた。ジンはランの家にある部屋を一部屋借り、その日はそこで寢た。
次の日
「……さ……ん」
 「ジン……」 
「ジンさん! 朝ですよ〜!」
目を開けたそこにはランがいた。とても近くに顔があり思わずドキッとしてしまう。
「お、おはようございます」
「おはようございます」
ジンはベットから起き上がり食卓へ向かう。ランはすでに朝食を作ってあったのか、機には食事が並べられていた。
「しっかり食べてください! 今日は私がレガンを案しますから!」
レガンとはあの大きな街ことだ。
ジンはまだ寢起きのせいで、ぼーっとしながら頷き食事をする。
そして支度を整えてオーキの國の中でも、かなりの広さを誇るレガンの街へと、二人は行ったのだった。
【書籍化】厳つい顔で兇悪騎士団長と恐れられる公爵様の最後の婚活相手は社交界の幻の花でした
舊タイトル【兇悪騎士団長と言われている厳つい顔の公爵様に婚活終了のお知らせ〜お相手は社交界の幻の花〜】 王の側近であり、騎士団長にして公爵家當主のヴァレリオは、傷痕のあるその厳つい顔から兇悪騎士団長と呼ばれ、高い地位とは裏腹に嫁探しに難航していた。 打診をしては斷られ、顔合わせにさえ進むことのないある日、執事のフィリオが発した悪気のない一言に、ついにヴァレリオの心が折れる。 これ以上、自分で選んだ相手に斷られて傷つきたくない……という理由で、フィリオに候補選びを一任すると、すぐに次の顔合わせ相手が決まった。 その相手は社交界で幻の花と呼ばれているご令嬢。美しく引く手數多のはずのご令嬢は嫁ぎ遅れに差し掛かった22歳なのにまだ婚約者もいない。 それには、何か秘密があるようで……。 なろう版と書籍の內容は同じではありません。
8 81モフモフの魔導師
ある森の中、クエストの途中に予期せぬ出來事に見舞われた若い2人の冒険者は、白貓の獣人ウォルトと出逢う。 獨り、森の中で暮らすウォルトは、普通の獣人とは少し違うようで…。 ウォルトは、獣人には存在しないとされる魔法使いだった。 魔法好きで器用な獣人と、周りの人々が織り成す、なんてことない物語。
8 95疑似転生記
技術進歩著しい世界ではVRゲームを活用した學習が行われるようになった。そんな世界で父親が開発した全く売れなかった異世界転生を可能にしたゲームをプレイしてみることになった少女の物語。
8 112異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】
ある日突然異世界へと勇者召喚された俺はそこそこ長い年月かけ、を魔王の元に辿り著く。 が、なんと魔王が命乞い!? うっかりオーケーしちゃったらパーティーのメンバーが裏切り者として俺を追っかけまわしてきて…… なんでだよ! 指名手配された!? 待て待て待てまだ死にたくねぇぇえ! 叫んだところ、俺の元の世界に戻ってきていた。 ──もういい! ここでハーレム目指すから! 〜*〜*〜*〜*〜 思い付き先行、見切り発車ですので更新が遅いどころか暫く放置する可能性大。 ハーレム目指して頑張ります! コメントお待ちしておりまっす 〜*〜*〜*〜*〜 2020/09/18 更新再開!!! またよろしくお願いします! 〜*〜*〜*〜*〜 Twitterで更新の連絡をしています よろしければこちらで確認してください https://twitter.com/HH_nadeshico9?s=21
8 87マルチな才能を発揮してますが、顔出しはNGで
お遊びバンドがあっという間にメジャーデビュー、あれよあれよでトップアーティストの仲間入りを果たしてしまう。 主人公の入月勇志(イリヅキ ユウシ)は、そんな彗星の如く現れたバンド、Godly Place(ガッドリープレイス)のボーカル兼、ギターだが、もっぱら趣味はゲームやアニメで、平穏な生活を失いたくないがために顔出しはNGで突き通していく。 ボーカルの桐島歩美(キリシマアユミ)を始め、たくさんの女の子たちとドキドキワクワクなラブコメディになる予定。
8 140S級冒険者パーティから追放された幸運な僕、女神と出會い最強になる 〜勇者である妹より先に魔王討伐を目指す〜
ノベルバのランキング最高10位! 『ラック』というS級幸運の能力値を持った青年ネロは突如、自分のことしか考えていない最強のS級パーティ『漆黒の翼』からの戦力外通報を告げられ、叩き出されてしまう。 そんなネロは偶然にも腹を空かした赤髪の女神(幼女)と出會う。彼女を助けたことによりお禮に能力値を底上げされる。『女神の加護』と『幸運値最強』のネロは授けられた贈り物、女神とともに最強を目指す旅へとーー!! 勇者の妹より先に「魔王」の首を狙うハイファンタジー。 ※第2章辺りから急展開です。
8 177