《冒険者は最強職ですよ?》そこは楽園という名のオカマ大國でした 1

盜賊団を捕まえてから一ヶ月が過ぎようとしていた。

ジンは冒険者で弱すぎるが故に特訓を続けていた。

一ヶ月の中で短剣の他にも比較的簡単に扱える弓や長剣ほど重くはないが剣先が長いレイピアを試してみたりした。

どれも練度が一定の數値まではあっという間にびるのだがどうしてもそこからびなくなる。ジンの中では冒険者が最弱の職業だからだと勝手に思い込んでいた。

そしてステータスそこそこ長していた。

ジン

職業 冒険者

HP 156

MP 46

攻撃 128

 109

魔法 23

俊敏 170

スキル

練度 短剣 30

練度 細剣 30

ユニークスキル

"限界を知らぬ者"

"言語理解"

もう長していてもおかしくないはずなのだが、ど悩むのだがその理由は未だにわからない。

ランも同時に特訓をしていた。ランは弓の度を上げるために毎日モンスターを倒し、地味に筋トレとかもしていた。

その果あってかステータスはし上昇していた。

ラン

職業 狩人

Lv 38

HP 333

MP 160

攻撃 234

 209

魔法 140

敏捷 265

スキル

練度 弓 69

ユニークスキル

"視力上昇"

二人ともそれなりに長を実していた。

二人は特訓が終わったので夕飯にしようとしていると、椅子に座っているジンが勢いよく立ち上がり一言言う。

「ちょっと隣町に行きたい」

すると何故か料理をしている手を止めこっちに全速力でランが駆けてきた。

「それは、ふ、二人でですか!?!?」

「なぜにそんな鼻息荒くして聞くんですか……?」

実はランは一緒に生活していく中でジンの事を意識するようになり地味に髪型を変えたりしオシャレしたりもしていた。そう。ジンが好きなのだ。だがジンは鈍にも程があるくらい気付かずランは落ち込んでいた。

「隣町、私も行きたい!!!

いや、行こう!!!」

「お、落ち著いて……わかった行くから、ナイフ向けるのやめてっ!!!」

どうしても行きたいばかりに、料理に使っていたナイフをジンに向け半ば強制的に返事をさせた。

ランは「やった~!」と、スキップをして臺所へ戻る。

ジンには何故そんなに機嫌が良いのかわからなかった。

夕飯を食べ終え二人は、明日出かけるための計畫を立てていた。

「で! で! どこに行くんですか?」

「そうだなぁ……お金はあるからなぁ……ん? なんだこの國の名前面白い! マッ町だって!! マッチョと町をかけてるのかな? 面白い!! 行きた……」

ジンが行きたいと言うのと同時にランがすごい勢いで首を振る。

「絶対に嫌だ!!! そこだけは嫌!」

「え~、なんで~、行きたいのに……」

「ジンは知らないの!? あそこは凄くやばい奴らが集まるところでね、まず名前からしてやばさが滲み出てるでしょ!?」

「ま、まぁ確かに言われてみれば……」

「ここにはあのダイコさん見たいのがうじゃうじゃいるのよ!?」

「なにそれ!? ゴリラしかいない園かよ……」

「ごりら? なにそれ? まぁいいわ……とりあえずそこは卻下で」

「えぇ~……」

ジンはダイコみたいなのがいっぱいいると知っても、何故か好奇心を止められずにいた。だがランはずっと斷り続け、結局その日はそのまま寢たのだった。

次の日、結局計畫を練れなかったので、その日は街にお散歩しに行った。ちょうどお晝時でお腹もすいた頃だったので『暴飲暴食』へ向かった。

そこで何故かセンとダイコが話し合っていた。

「こんにちは! センさん! それにダイコさんも!」

「あら、貴方は新り冒険者のジンちゃんね? あれ? ランちゃんは一緒じゃないの?」

「今は部屋の掃除をしてますよ。邪魔だから外に行けって言われて暇だから來ちゃいました」

「あらそうなの」

「で、ダイコさんとセンさんは何を話し合ってたんですか?」

それを聞くと二人とも黙ってしまう。

ジンは首を傾げ答えを待っているとセンが口を開く。

「いやね、もうすぐ"アレ"の時期なのよ」

「そうなの。"アレ"なの……」

ジンは気になり"アレ"の正を聞く。

「"アレ"とは何ですか?」

そしてセンとダイコは聲を揃えていった。

「「オカ祭りよ」」

ジンはそれを聞いた時、何故か額から大量の汗をかいてしまい、言葉を失ってただ沈黙の時を過ごすのであった……

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