《冒険者は最強職ですよ?》もう二度と同じ後悔はしたくない 3
レガンについた四人はただ呆然とその変わり果てた町を眺めていた。
「ここにも魔族の手が……にしても酷すぎる。ここには上級の冒険者だっているんだろ?」
「なぜ……ハッ! ネインは大丈夫なの!?」
そこでジンとランは焦ったように顔を見合わせる。
「だれなの? そのネインちゃんって?」
「前に盜賊団に囚われてそれを僕達が助けた子なんです! 何もなければいいんだけど……」
「とりあえず行ってみましょう!」
「そうだね! 頼む……」
四人は大急ぎでネインの家へ向かう。
町の中を走っていると辺りには凄くボロボロの家や倒れ込んでいる人、抉られた地面などがところどころに見える。それを見てダイコは何も言葉がでなかった。レベッカも同様に言葉を失っていた。
暫くしてネインの家へ到著する。
だがそこに家など跡形も殘ってはいなかった。
ジンとランはその景にただただ眺めることしかできなかった。
「なんで……ここにあるはずの家が……」
「じ、ジン……ネインたちは大丈夫よね? 死んでいないわよね?」
「あ、あぁ。絶対大丈夫だ。じゃなきゃ困る」
「だ、だよね……」
「ここに本當に家があったの? そんなの全くわからないのだけど……?」
「あったんです!! 本當なんです……」
「とりあえずあるのはわかったわ……」
「にしても変よね……発や打撃を與えられて壊されたのならそれなりに辺りも同じように抉られていてもおかしくないんだけど……まるで家・だ・け・を・無くされたじね……」
レベッカの言ったことを聞き、三人はゾッとする。
もしネイン達が家の中にいてそのような事が起きたとしたら?
と考えるがすぐに考えを振り切る。
ネインの家に行った後、四人はもしかしたらギルドにいるのかもしれないと思い、ギルドへ向かった。
周りには多くのテントや仮説施設が建てられており、多くの怪我人が治療をけていた。
ギルドの中へると付の人から杖を持った冒険者たちが、何往復もギルドをったり出たりしていた。
「すいません。ここで何があったんですか? 魔族が襲ってきたりしたんですか?」
「はい、そうなんです。しかも魔王幹部が三人も來たんですよ。上級冒険者が応戦してくれたのですがモンスターの數も多かったので苦戦を強いられました……」
「そうなんですか……何か手伝える事はありませんか?」
「いえ、お気持ちだけでありがたいです。ほかの冒険者の方も今は休養なさっているので、あなた方もお休みになられてください」
「わかりました、何かあったら僕達を頼ってください!」
そう言ってジンたちはギルドを後にする。
「想像以上ね……」
「ええ、マッ町でもここまでは酷くなかったのですけれど……」
「本當ですね……にしてもネインが見當たらない……」
「もしかしたら、なんてことは……」
その時だった。
「あれ? ジンお兄ちゃんにランお姉ちゃん!」
その聲に反応してすぐさま聲のした方を向く。
そこにはボロボロの姿で立っているネインがいた。
「「ネイン!」」
二人はネインに飛びつき優しく抱く。
ネインは嬉しくなり頬を染める。
「大丈夫なのか? その怪我は?」
「大丈夫ではないけど大したことは無いよ!」
「そうか! 良かった! それで両親は?」
それを聞いた瞬間ネインは下を向いてしまい、黙り込んでしまう。
ジンはその表を見てすぐにづき、他の三人も顔をしかめる。
「私がね、お買いに出かけてる時にね、急に魔族が襲ってきたの。それでね、私は外を歩いていたんだけど近くの冒険者の人が家の中にってろって言ってね、ずっと待ってたの。それでね、魔族が帰って行ったからね、とりあえずお家に帰ったの。そしたらね……」
それ以上は言いたくないのかネインは口を瞑ってしまう。
さすがに四人もそれ以上は聞かなくても分かり、ネインに問いかけることはしなかった。
ランは優しくネインの頭をで、気持ちを落ち著かせた。
そしてネインが顔を上げジンの顔をみる。
「ジンお兄ちゃん、私ジンお兄ちゃん達と一緒に行きたい!」
その言葉を聞き四人は険しい顔をして話し合った。
「どうします? 僕はいいんですが……むしろ連れていってあげて面倒見たいくらいなんですけど……」
「私も賛です」
「まぁ私が守ってあげればいいからね、私も賛するわ」
「私もみんながいいのなら構わなくてよ?」
皆の意見がまとまりネインが一緒に行くことになった。
ネインは大きな聲で喜び「ありがとう! 頑張る!」と、いってガッツポーズをする。
みんなは強くて逞しい子だと激する。
「とりあえずどこかで1泊しましょう。そして明日から回復専門の魔法使いをさがすわ」
ダイコの提案に皆は頷きその日は宿をとって寢たのだった。
そして次の日、回復専門の魔法使いを探すのであった。
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