《冒険者は最強職ですよ?》もう二度と同じ後悔はしたくない 4
回復専門の魔法使いをさがす五人は、手分けしてレガンにの町を探すことにした。
ギルドにいる人たちにダイコが片っ端から聲を掛けていくが、どの人も治療に専念しているため「後にして」の一點張りだった。
ジンはネインと一緒に、ラン、レベッカも探しているのだが全く見つからない。
五人は集合時間と場所を決め集まることにしていた。
ギルドに殆どの回復専門の魔法使いがいるため、ダイコ以外の人達が探すのは、意味がないとはわかってはいたが、念の為に探しに行っていた。
「にしてもいないなー。やっぱみんなギルドかなー?」
「そうかもしれない! みんな頑張って治療してたよ! 今はちょっと無理かもしれない!」
「そうだよなぁ……」
そんな會話をしていると集合時間になり一度集まって話し合いをした。
「こっちはいませんでした」
「私もです」
「私もですわ」
「……」
「あれ? ダイコさんの方はどうだったんですか?」
「それがね……一人いたんだけどね……癖の強い子でね……」
「いたならいいじゃないですか! どんな人なんですか?」
「男が極度に嫌いらしいの」
「なんだそれ!?」
ジンは驚きのあまり聲が裏返ってしまう。
これだけはどうしょうも無かった。
男のものは仕方が無いんだから我慢してくんないんですかね? と心のなかで思いながらも耐える。
「ま、まぁ一度だけでも良いので一応會ってみますか……」
「その提案はしたのよ……でもね、『私は男が嫌いなんです。ろくでなしばっかだし臭いしキモいし。嫌』としか言わないのよ……」
「男がバカにすんな! 臭いのは……仕方ない! でもキモいってなんだ! 僕はそこまできもくは……ない! はずだよね?」
「何故に最後疑問形!? しかも自無さすぎ! 大丈夫ですよ! なくとも私はそんなこと思ったことは……」
「なんで黙っちゃうの!? なんで!? 臭いの!? 俺そんな臭い!? え!?」
「「「うん。臭い」」」
「俺泣いてもいい?」
ジンの心はズタボロにされその場に泣き崩れる。
ランがめているが泣き止む容子は無かった。
ネインだけは「ジンお兄ちゃんは臭くない!」と、言ってくれた。それだけが唯一の救いだった。
「まぁ、とにかくよ。臭い話は置いといて……」
「臭い話っていうな! もう泣こ……」
「んんっ! で、魔法使いの子よ。どうしましょうか……他の子あたってみる?」
「そうですね……まぁ治療が終わりそうな時間を聞いてきてみてそれから考えませんか?」
「その案はいいと思うわ。私が聞いて參りましょうか?」
「いいの? ではよろしく頼むわ」
そう言いレベッカがギルドにっていく。
數分して戻ってきたレベッカはランたちに結果を伝えた。
「あと二日はかかるそうよ。でもまぁあの出來事から二週間以上経っているのですから確かにもうすぐ終わってもいい頃ですわね」
「そうね、じゃあ二日後またギルドに來ましょう。それまで各自自由ってことでいいわね?」
その事が決まるとジンとランとネインでランの家へ向かった。
幸いランの家は町からはし離れた場所にあったのでどこも壊されてはいなかった。
「良かった〜! 家壊されてなくて」
「だね! それよりジン、二日間どうする?」
「うーん……周りには前と違って結構強いモンスターいるからそいつらを倒してレベル上げしよっかな!」
「レベルなんてないじゃない」
「あ、そうだった! あはははは」
ジンのレベルが無いことはラン以外は知らなかった。ジンはこのことは誰かに言えることではないと自覚していたからだ。スキルの事もそうだった。
「ラン! とりあえず今のステータス見とかない?それで二日でどこまで上がるのか確かめたいし!」
「それもそうね! 見せ合いましょう!」
そして二人はステータスカードを取り出しをつけて文字を浮かび上がらせる。
文字が浮かび上がってから數秒後、ジンがとんでもない聲を上げる。
「な、なんじゃこりゃあ!?!?」
その聲に驚きランが「何? どうしたの?」と、ステータスカードを覗き込み、ランも聲を荒らげる。
「な、なんなのそれ!?!?」
そこにはこう文字が浮かび上がっていた。
ジン
職業 冒険者
HP 1020
MP 80
攻撃 210
防 316
魔法 102
敏捷 248
スキル
練度 短剣 45
練度 細剣 36
ユニークスキル
"限界を知らぬ者"
"言語理解"
"?????"
こう記されていた。
「力どうしたんですか!? 他のステータス値もびすぎですよ!? それになんですか?この記號は!?」
「ぼ、僕にもわかりません……この記號っていったい...」
この時ジンの脳裏にはレネードにやられた時のことが浮かんだ。
あの時やられたせいで力が限・界・を・超・え・た・のであると理解した。
他のステータスもその時に上がったものだと自覚する。
だが特殊能力についてはなぜクエスチョンマークで表記されているのかがわからなかった。
二人には全く想像もつかなかった。
そのころ……
「ふふふ……ジン、あなたにはもっと頑張っていただいて魔王を倒して貰わないと困るのです……この私の力を使ってでも倒せないほどに魔王は力をつけてるのですから……またいつか次は現・実・で・お會いできるといいですね……ふふふ」
【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、女醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄光のラポルト16」と呼ばれるまで~
【第2章完結済】 連載再開します! ※簡単なあらすじ 人型兵器で戦った僕はその代償で動けなくなってしまう。治すには、醫務室でセーラー服に白衣著たあの子と「あんなこと」しなきゃならない! なんで!? ※あらすじ 「この戦艦を、みんなを、僕が守るんだ!」 14歳の少年が、その思いを胸に戦い、「能力」を使った代償は、ヒロインとの「醫務室での秘め事」だった? 近未來。世界がサジタウイルスという未知の病禍に見舞われて50年後の世界。ここ絋國では「女ばかりが生まれ男性出生率が低い」というウイルスの置き土産に苦しんでいた。あり余る女性達は就職や結婚に難儀し、その社會的価値を喪失してしまう。そんな女性の尊厳が毀損した、生きづらさを抱えた世界。 最新鋭空中戦艦の「ふれあい體験乗艦」に選ばれた1人の男子と15人の女子。全員中學2年生。大人のいない中女子達を守るべく人型兵器で戦う暖斗だが、彼の持つ特殊能力で戦った代償として後遺癥で動けなくなってしまう。そんな彼を醫務室で白セーラーに白衣のコートを羽織り待ち続ける少女、愛依。暖斗の後遺癥を治す為に彼女がその手に持つ物は、なんと!? これは、女性の価値が暴落した世界でそれでも健気に、ひたむきに生きる女性達と、それを見守る1人の男子の物語――。 醫務室で絆を深めるふたり。旅路の果てに、ふたりの見る景色は? * * * 「二択です暖斗くん。わたしに『ほ乳瓶でミルクをもらう』のと、『はい、あ~ん♡』されるのとどっちがいい? どちらか選ばないと後遺癥治らないよ? ふふ」 「うう‥‥愛依。‥‥その設問は卑怯だよ? 『ほ乳瓶』斷固拒否‥‥いやしかし」 ※作者はアホです。「誰もやってない事」が大好きです。 「ベイビーアサルト 第一部」と、「第二部 ベイビーアサルト・マギアス」を同時進行。第一部での伏線を第二部で回収、またはその逆、もあるという、ちょっと特殊な構成です。 【舊題名】ベイビーアサルト~14才の撃墜王(エース)君は15人の同級生(ヒロイン)に、赤ちゃん扱いされたくない!! 「皆を守るんだ!」と戦った代償は、セーラー服に白衣ヒロインとの「強制赤ちゃんプレイ」だった?~ ※カクヨム様にて 1萬文字短編バージョンを掲載中。 題名変更するかもですが「ベイビーアサルト」の文言は必ず殘します。
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