《冒険者は最強職ですよ?》魔界に乗り込みます! 6

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

『何故んでおる? ああ、そうか! ぶくらいに嬉しいのだな! そうかそうか〜』

「いやいやいやいや、僕何も言ってませんよね!? それに、なんで急に結婚なんて言い出したんですか!? っていうか、僕もうヘロヘロ何ですけど!?」

『歩けないならおぶってやるわ! なんでかだと? ……単純だ。お主は強い。それでいて優しい。だから惚れたのだ!』

「そんな事で僕を!? で、でも僕なんてただのガキですし……第一、僕とレッドさんじゃ割に合わないんじゃ……」

『バカモン! そんなものは必要ない! 我はもう決めたぞ! お主が何を言おうと我の心はかぬ! 良いなぁ!?』

「う〜〜〜ん……」

『まぁレッド、ジンにも考えさせる時間をくれてやれ。なぁ、ジン。その方がいいだろ?』

「そ、それでいいです」

『わかった。お主がそれでいいならそうしよう。待っておるぞ?』

「うっ……」

な、なんだあのレッドさんとは思えない程の発力のある照れ顔は!? 可くないわけないだろぉぉお!?

『長年生きていて良かった……我はこの日のために生きてきた。斷言しよう!』

「大袈裟すぎやしませんか!?」

『まぁいい。ジン、けるのか?』

「まぁいいの!? ま、まぁいいか……そうですねぇ、歩けないことは無いです」

『そうか、その力、時間はばせるのか?』

「わかりません。ですが、以前よりは反は大きくは無いです」

『わかった、まぁ無理はするな。今日はもうけないのだろ? なら……』

『なら我と一緒に風呂に行こう!』

「いやいや、何故そうなるんですか? しかもまだお晝時ですよ!? こんな時間から……」

『むぅ……わかった。なら皆で今日はもう休憩にして、お喋りでもしよう!』

「な、まぁそれでいいならいいですけど……」

『決まりだな! よし、そうと決まれば行に移すぞ!』

なんて勝手な……まぁいいか。というか、結婚の話は本當なのだろうか……気になって仕方がない……

それから三人は、その場を後にし、ホワイト達の特訓部屋へと向かった。

ホワイト達の特訓部屋は、ジンの特訓部屋よりも広く、そして変わった構造になっている。そのため、外からの音は完全に遮斷、側からも同様だ。そのため、ドアを開けないと何をしてるかわからない。

部屋の前に付き、ドアを開きながら、レッドが注意を促してきた。

『あ、気をつけろよ? 開けた瞬間魔法とか飛んでくるかも知れないからな?』

ジンは、魔法が避けられるようなではない。それに、その注意を聞き損なって、ドアの真ん中に立っている。すると……

「へっ?」

案の定、顔面に飛んできた魔法が直撃、ジンは後ろに倒れ、痙攣しし始める。

『だから言ったろ? 全く、そんなことでは我の旦那は務まらんぞ?』

いや、まだ結婚するなんて言ってないし……この魔法、雷系の魔法か? が痺れてきません。

ジンが倒れ、數秒して、中の者達はこちらに気づく。そして、倒れてるジンを見て、首を傾げた。

『あらレッド、何しに來たの?』

『もう終わりだ。今から宴會をするぞ!』

『はい〜? 何を言ってるのよレッドは……理由を聞かせて貰えるかしら?』

『単なる気分転換だ! それにな、重大発表があるからな!』

おい待て、その重大発表、もしかして結婚の事じゃないだろうな?

『何、その重大発表って?』

『ふっふっふ〜! 聞いて驚け? 我はジンにプロポーズした! 今は返事待ちだ!』

それを聞きつけ、遠くにいたレベッカ達が一瞬で駆け寄って來る。

「「「「はぁ!? 結婚!?」」」」

ジンを睨んでくるが、ジンはが痺れて、うまく喋れない。

「どういう事ですかレッドさん?」

『まぁそう怒るな! 別にこの世は一夫多妻でも構わないのだ! お主らも良いだろそれで!』

「そうですね、そういう事なら」

そのレベッカの言葉に続き、マーシュ、エレン、へレーナも頷き、ジンに駆け寄る。

「「「「私も、結婚するわ。いいわね?」」」」

倒れてる狀態、それにけない狀態の僕に、考える余地はなかった。それだけ言うと、何故か顔を赤くして去っていってしまった。

なんで皆僕と結婚したがるの? ていうか、急すぎね? こんな展開って普通無くね?

ご尤もな疑問を持ちつつも、もうどうしょうも無いため、痺れが解けるのを、トホホと、涙を流しながら待つのだった。

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