《ガチャって召喚士!~神引きからはじめる異世界ハーレム紀行~》第五十八話 夜襲
「ユートはみんなのユートであるな!」
「……うん……みんなの……ユート」
大浴場の湯船の中で、俺を中心にしてギルドメンバーが取り囲むようにお湯につかってくつろいでいる。
「みんなのユートかもしれませんけれども、わたくしの夫ですわよ。オーホッホッホッ!」
エリーの高笑いが風呂場に反響していつもよりかなりのボリュームになっている。ムッとした顔でアリサが対抗する。
「なに言ってるのよ。なんだかんだ言っても最後にユートが選ぶのは……わ、わたしなんだからね!」
ツンデレアリサの降臨である。
でもあまりにもテンプレすぎるような。
「國際結婚は々な障壁があると聞くわ。ましてや異世界結婚となるとそれはもうとんでもない障壁よ。ここは同郷のわたしとユートが結ばれるのが理にかなっていると思うわ」
冷靜な顔をしてさやかがとんでもないことを言っている、しかもで。いや、場所が場所だからなのは當たり前なんだけど。
さやかのは大きくもなく小さくもない。いわゆるという奴だ。ローザやエリーのようにインパクトはないがこれはこれで大変そそられる。
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「みんな落ち著け、俺はみんなを相手する余裕のある男だ! 爭うのはやめなさい」
俺はタオルを頭に乗せながら、偉そうに腕を組んで言った。
「ユート君? そんな悠長なこと言ってると他の誰かに取られちゃうわよ? ……例えばアデル君とかに」
「――アデルにとられるだって!? それはいかん! みんなはちゃんと俺についてきてくれ、さあ!」
俺は両手を広げてみんなに飛び込んでくるよう促す。
――一何をしているんだ俺は?
「「「ユート、好き!」」」
周りを取り囲んでいたみんなが一斉に目をハートにして俺の所に飛び込んでくる。
こんな景今まで見たことない、もしかしてここが楽園か? 俺がニヤニヤしていると、みんなは容赦なく俺に抱きついてのしかかってくる。
素晴らしい狀況ではあるが、きすら取れなくなってしまった。
「みんな、俺が好きなのはわかったからそれくらいにして落ち著いてくれ!」
俺はんだが、誰一人その言葉に耳を傾ける者はいない。我先に俺とイチャラブしようと、お湯の中では足で互いを蹴り合うキャットファイトが起こっている。
「ダメよ! もっとわたしをして。わたしだけを見て!」
アリサの聲が響く。他のみんなも口々に俺への求の言葉を述べている。
それと同時に俺へののしかかりも激しさを増していき、とうとう俺の頭がお湯の中にってしまった。
(待ってくれ……! 息が出來な――――)
――――――――――――――――――――
ゴボゴボゴボ……、プハァ!
気管までってきた水を吐き出して俺は目を覚ました。
「……なんだ、さっきのは夢だったのかっ、てこれまたひどい狀況だな」
まだ外は暗い、雨が降っている様子もない。それなのに部屋がプールのように水で一杯になっていた。
そしてまだまだ水位は上がってきている。もう間もなく天井まで達してしまうだろう。
俺は急いでオーディンとイフリートのオーブを確保して召喚のセットを行う。
どうやらもう一日のリセット時間は過ぎていたようで、オーブがピカッと輝き俺のの中にスッと召喚がっていった。
「さて、どうなっているのか狀況を探らないとな」
半分泳ぎながら部屋のり口に近づきドアを開けると、マントをつけた見知らぬ男が立っていた。
「お前がユートだな。會いたかったぜ! 俺の名前はメイルシュトロム! ヘルヘイムの幹部で水のエリート召喚士ってことになっている」
いきなり攻撃を仕掛けてきたからどんなせこい奴かと思いきや、名乗りはきっちり上げるタイプなのな。
「おい、取りあえずこの水を止めろ」
「止めろといわれてもな……。止めたかったら俺を倒すことだな!」
メイルシュトロムの周りにはバリアのようなものが張られており、水っ気が一切ない。テテュスを使っているのだろう。
水の中ではきがとても鈍くなってしまうので、こっちもシルヴィアに手を貸してもらわないと不利そうだ。
俺はメイルシュトロムと戦うことは選択せず、シルヴィアの部屋に向かって一直線に泳いだ。
「おっと、いかせないぜ~♪」
俺が泳いでいる方向とは逆向きの水の流れが押し寄せる。こいつはまずいな、思っていた以上にきが制限されてしまっている。
メイルシュトロムの橫には三叉の槍を持つおっさんが突っ立っている。ルーペを見なくても召喚の名前は分かるけど、効果を確認する必要はあるな。
もうしで家全が水に沈んでしまうというところで、なんとかスペースを見つけてそこでルーペを覗き込んだ。
『SSランク召喚獣 ポセイドン』 ●●●●●
ハデスの弟でありゼウスの兄。
海洋を司り、泉をも支配する神。
ポセイドンの持つ三叉の矛はあらゆるものを突き刺し、
また泉を湧き出すこともできる。
ポセイドンの加護をけたものは海の加護を得て、
莫大な水を自在に湧き出すことが可能になる。
【召喚持続時間:一時間】
ふう……、どいつもこいつもSSランクを最終開放しやがって! 俺のオーディンが目立たなくなるだろうが!
【書籍化決定】拾ったギャルをお世話したら、〇フレになったんだが。
ある日、吉永海斗(よしながかいと)はバイトを終えて家に帰ると。 一人暮らしをしているアパートに、ずぶ濡れのギャルがうずくまっていた。 なんとその子は、同じ高校に通っている1年生にして、トップカーストの中でも上位の超勝ち組。 清坂純夏(きよさかすみか)だった。 見るに見兼ねた海斗は、純夏を家に上げて獻身的に面倒を見る。 一人暮らしかつ優しい海斗に、純夏はとんでもない関係を持ち掛けた──。
8 139【書籍発売中】【完結】生贄第二皇女の困惑〜敵國に人質として嫁いだら不思議と大歓迎されています〜
【書籍版】2巻11月16日発売中! 7月15日アース・スターノベル様より発売中! ※WEB版と書籍版では內容に相違があります(加筆修正しております)。大筋は同じですので、WEB版と書籍版のどちらも楽しんでいただけると幸いです。 クレア・フェイトナム第二皇女は、愛想が無く、知恵者ではあるが要領の悪い姫だ。 先般の戦で負けたばかりの敗戦國の姫であり、今まさに敵國であるバラトニア王國に輿入れしている所だ。 これは政略結婚であり、人質であり、生贄でもある。嫁いですぐに殺されても仕方がない、と生きるのを諦めながら隣國に嫁ぐ。姉も妹も器量も愛想も要領もいい、自分が嫁がされるのは分かっていたことだ。 しかし、待っていたのは予想外の反応で……? 「よくきてくれたね! これからはここが君の國で君の家だ。欲しいものがあったら何でも言ってくれ」 アグリア王太子はもちろん、使用人から官僚から國王陛下に至るまで、大歓迎をされて戸惑うクレア。 クレアはバラトニア王國ではこう呼ばれていた。——生ける知識の人、と。 ※【書籍化】決定しました!ありがとうございます!(2/19) ※日間総合1位ありがとうございます!(12/30) ※アルファポリス様HOT1位ありがとうございます!(12/22 21:00) ※感想の取り扱いについては活動報告を參照してください。 ※カクヨム様でも連載しています。 ※アルファポリス様でも別名義で掲載していました。
8 73【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの少年は、眠りからさめた女神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】
サーガフォレスト様より、1巻が6月15日(水)に発売しました! コミカライズ企畫も進行中です! 書籍版タイトルは『神の目覚めのギャラルホルン 〜外れスキル《目覚まし》は、封印解除の能力でした〜』に改めております。 ほか、詳細はページ下から。 14歳のリオンは駆け出しの冒険者。 だが手にしたスキルは、人を起こすしか能がない『目覚まし』という外れスキル。 リオンはギルドでのけ者にされ、いじめを受ける。 妹の病気を治すため、スキルを活かし朝に人を起こす『起こし屋』としてなんとか生計を立てていた。 ある日『目覚まし』の使用回數が10000回を達成する。 するとスキルが進化し、神も精霊も古代遺物も、眠っているものならなんでも目覚めさせる『封印解除』が可能になった。 ――起こしてくれてありがとう! 復活した女神は言う。 ――信徒になるなら、妹さんの病気を治してあげよう。 女神の出した條件は、信徒としての誓いをたてること。 勢いで『優しい最強を目指す』と答えたリオンは、女神の信徒となり、亡き父のような『優しく』『強い』冒険者を目指す。 目覚めた女神、その加護で能力向上。武具に秘められた力を開放。精霊も封印解除する。 さらに一生につき1つだけ與えられると思われていたスキルは、実は神様につき1つ。 つまり神様を何人も目覚めさせれば、無數のスキルを手にできる。 神話の時代から數千年が過ぎ、多くの神々や遺物が眠りについている世界。 ユニークな神様や道具に囲まれて、王都の起こし屋に過ぎなかった少年は彼が思う最強――『優しい最強』を目指す。 ※第3章まで終了しました。 第4章は、8月9日(火)から再開いたします。
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