《異世界転生の特典は言語理解EXでした〜本を読むだけで魔法習得できるチートスキルだった件〜》第十一話「ルーシェの魔眼」
「レグリア國を救ってほしいのです」
ルーシェはそう言った。冒険者一人では、到底達できることののない依頼。
どういった事があるかは知らないがを滅ぼしそうなのには変わりはない。
しかし、彼からは強い意志をじる。聞くだけ聞いておこう。
「あー、何か協力しろってことか?俺一人で救えっていうなら到底無理な依頼だな」
「......アレン様は純のエルフが混のエルフを迫害している事はご存知ですか?」
「そうらしいな。詳しいことは知らんが、大の事は察してる」
「話が早くて助かります。今、レグリア國では純のエルフが混のエルフを滅ぼそうとしているのです」
「おいおい、そんなことをしたら國の人口は激減して、國力は一気に落ちるんじゃないのか?」
「はい、ですが純至上主義の皆さま方はその行為が國の為になるという考えのもとています」
なるほど、レグリア國が抱えている問題は深刻なようだ。これは國を救ってほしいと言われても仕方がない。
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気持ち的には協力してやりたい。しかし俺のにも危険がおよぶだろう。自分の実力は相當高いものだと自覚しているが、國と敵対し勝てるかと言われたら微妙だと思う。とにかく、依頼容次第だな。詳しいことを聞くしかない。
「大変なことになってるってのは分かった。だが、俺一人仲間に加えたところで狀況が変わるわけないんじゃないか?」
「アレン様、私には特殊な力があります」
ルーシェはそう言って、俺の目を見つめた。
目を見つめ合うこと數秒。ルーシェの青い瞳が段々と赤くなっていく。
これが特殊な力というやつか。
俺はルーシェの赤い目を【鑑定】した。
『オーラの魔眼』
生が発するオーラが見える。オーラは、その人自を現わしており、格や能力によって変化する。
魔眼か。かっこいいな。俺も魔法で作ろうかなと思ってしまった。
それにしても、オーラが見えるか。どういう風に見えるのだろうか。オーラが能力によって変わるというなら力を隠すことは難しいだろう。
「私の目のが変わったのが分かりますか?」
目のの変化に加えて、どういう能力かも分かってしまったが話を合わせておこう。
「ああ、青から赤に変わったな。それが特殊な力ってやつか?」
「そうです。私は人のオーラを見ることができるのです。オーラは、その人の格や能力によって変わります。アレン様のオーラは私が今まで見てきたどんな人よりも大きくて優しいオーラをしています。オーラの大きさはその人の強さを現わしているのですが、ここまで大きいオーラは見たことがありません」
「なるほど。俺ほど優しい人間は、そうそういないからな。見たことないのも頷ける」
「ふふ、そうですね」
ルーシェは顔をしらかくし小さく笑った。張がほぐれたのだろう。笑った顔は一國の王様というじがせず歳相応のようだ。
「はぁー、仕方ない。その依頼けてやるから詳しいことを......」
遠くで一瞬、殺気をじた。俺は萬が一に備え神経を研ぎ澄ます。...何か飛んでくるな。狙いはルーシェか。
殺気をじてから數秒後、ギルド長室の窓が割れる音と共にルーシェ目掛けて矢が飛んできた。
しかし、俺には矢がコマ送りで飛んでいるように見えた。だから矢をつかみきを止めることは造作もない。
矢を手に摑み、ルーシェの安全を確保した。ルーシェの方をチラッと見ると餅をついてし怯えた表をしていた。まぁ、無理もないか。
さて、実行犯を捕まえるとしようか。
殺気をじた位置を俺は突き止めている。俺は普段から自分の半徑500mの範囲の気配を察知しているからだ。そのため実行犯の位置も筒抜けってわけだ。これは、魔法と能力を組み合わせて行なっている。
窓から400m付近のところから殺気をじた。矢の角度を考えると建の屋上ってところか。
位置を大把握できたので、その位置に【テレポート】した。もちろん、これも古代魔法だ。
テレポートした先には外套を被った人がいた。手には弓を持っている。間違いない。コイツだ。
背後にテレポートしていたので、まだ気づかれていない。
穏便に済ませるとしよう。
睡眠魔法を使い実行犯を眠らせた。地面にうつ伏せになって眠っている。
【テレポート】は、れているも一緒に移できる。
なので俺は、こいつの首元にれて【テレポート】をした。
ルーシェとミカエラのところに戻ってきた。
二人とも目を丸くして驚いている。
まぁ、こんな蕓當できるやつ中々いないだろうな。
俺は連れてきたやつの外套を取り、素顔を見せる。
ルーシェとミカエラなら知ってるかもしれない。
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