《異世界転生の特典は言語理解EXでした〜本を読むだけで魔法習得できるチートスキルだった件〜》第十二話「はじめての拷問」
ルーシェ達からしたら、突然消え、また現れたと思ったら俺ともう一人倒れてるやつがいるのだから驚いても仕方ないな。
ルーシェが驚きを隠せない表をしながら言う。
「アレン様、今のは・・・」
「ああ、【テレポート】して矢を放ってきた奴を捕まえてきたんだ」
「めちゃくちゃですね・・・それと、命を助けて頂きありがとうございます!」
「ここで死なれたら元も子もないからな」
ルーシェは、どこか品というをじさせるおじきをした。満なおっぱいは、おじきのときにちゃんと揺れていた。おっぱいに目が行ってるとか思われたくないから一応言っておくが、俺は別におっぱいが大好きという訳ではないからな。読者サービスという奴でな・・・ってなにを言っているんだろうか。
話が逸れた。 大事なのは、犯人の素だ。
手にしている犯人の外套をとった。外套をとると、長い耳をした金髪のイケメンの素顔がわとなった。
エルフは男が多いらしいので背丈からしてイケメン君なんじゃないかと思ってたわ。
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とりあえず、このイケメンの素をルーシェ達に聞こう。
「そんなことより、こいつ知ってるか?」
  ルーシェは首をし橫に振る。しかし、ルーシェの隣にいたミカエラは険しい顔をしていた。
【テレポート】した直後は驚いた表をしていたが、顔を見た途端この変わりよう。どうやら知っているようだな。
「......この者は、レグリア國の風魔法と弓のスペシャリストで構されている暗殺部隊の副隊長です。まさか暗殺部隊に目をつけられているとは・・・」
 ミカエラは、遠くを見つめるように目を伏せながら語った。顔がし青くなっていての気が引いてるように見える。
どうやら、レグリア國の暗殺部隊は中々の手練れなようだ。
「ルーシェの目論見がもうバレているってことか?」
「そうです。極で行してきたのですが、國の混殲滅派の奴らにも報が屆いてしまっているでしょう。暗殺部隊がき出しているとは.....中々まずい狀況です」
「ミカエラだっけか?暗殺部隊は手練ればっかなのかもしれないが、副隊長はいなくなったんだ。前向きに考えようぜ」
「そういう問題でもないのですが.....確かに副隊長は暗殺部隊の地位、実力共にNo.2です。その者がいなくなったのは救いかもしれません」
  ミカエラの暗い表は、ほんのしだけだが明るくなった。落ち込んでいても狀況は良くならない。こういう狀況こそ前向きに考えながらを引き締めるべきだろう。
「ピィ・・・(お腹すいた)」
「ん、腹が減ったか。でも朝食食べ......って、ん?」
  すごいナチュラルに會話しそうになったが、異変に気付く。今、発したのは言葉ではなく鳴き聲だ。つまり、頭の上にいるドラゴンの赤ちゃん......ティルが発したのだ。なるほど、【言語理解EX】でとも會話できるのか。
  こんな狀況でご飯を食べさせるのはし無理がある。晝まで待ってもらうか。
 頭の上にいるティルを見るように目線をし上にしながら言う。
「ティル、晝まで待て。今はし忙しい」
「ピィ....(お腹すいた.....)」
  ティルは悲しそうに鳴くが、お腹すいたとしか言っていない。まあ、赤ちゃんが考えるとことなんて飯、トイレぐらいだろう。う●こ製造機として頑張るのが一番大事だ。
ご飯が食べれないと分かったティルは、また目を閉じ、を丸くし、尾を枕替わりにして眠りだした。
全く人騒がせな奴だ。
ルーシェが口角をし上げながら俺の頭の上で眠っているティルを見ている。
「......アレン様、あとでその小さなドラゴンをらせてもらってもいいでしょうか・・・。こんな狀況に頼むことでもないのですが、どうかお願いします」
「まぁ、それぐらい肝が據わってる方がいいんじゃないか。晝飯時にでもらせてやるよ」
「わぁー、ありがとうございます!」
「......私もよろしいでしょうか・・・?」
「あぁ、いいよ」
ルーシェは満面の笑みだ。ミカエラもし恥ずかしそうにしているが、嬉しいそうだ。やっぱりの子ってのは、可いに目がないらしい。
ティルのおかげで場の雰囲気が和んだ。とりあえず、今話すべきことは副隊長をどうするかと今後の予定だろう。副隊長に利用価値がないのであれば、話をきいて殺しておくことが一番だと思う。変に生かして、レグリア國に連れて行ったら俺達にマイナスになることしかないだろう。
「とりあえず、こいつに話をきくしかないか。起こすが大丈夫か?」
「はい、問題ないです」
「よし、じゃあ起こすぞ。こいつから話をきくのは俺に任せてほしい。重要な報をちゃんと摑んでやるから」
「分かりました。お願いします」
こいつに睡眠狀態を治す魔法をかけると同時にこいつの周りの重力を上げけなくする。
男の瞼がしき、目をしずつ開けだす。目を完全に開いてもしボーッとしているようだった。しかし、意識が覚醒すると目にしている景の異様さを理解したようだ。
「な、なんでルーシェ様が・・・。そ、それに何故俺はこんなところに・・・」
「よう、お目覚めか」
「だ、誰だお前は」
「俺の事なんてどうでもいい。今お前がすべきことは、お前がこの仕事をすることになった経緯を話すことだ」
「仕事ってなんだよ」
「とぼけるな。お前は矢をてルーシェを殺そうとしただろう。俺が現行犯で捕まえた。犯行に使った矢はこれだ」
「なッ!?」
信じられないという表になる男。念のためこいつが変なことをしないように、魔法が使えなくなる結界を張らせてもらった。こんなところで拷問をするのはギルド長に悪いが、勘弁してもらうしかないだろう。俺は拷問をしたことないが、とっておきの策がある。口を割らせることができなくても、報を摑むことは容易だろう。
「お前が選べる選択肢は二つ。一つ目は、報を守り死ぬこと。二つ目は、報を吐き、事が終わるまで大人しくしていることだ」
「......俺が口を割ることは一切ない。諦めるんだな」
「なるほど、じゃあ三つ目の選択肢を選ぶとしよう。お前を徹底的に痛めつける」
「あぁ、いいぜ。俺が話すことは何一つないがな」
「ルーシェとミカエラは、部屋を出ているといい。し殘酷なことをする予定だから。あと、ティルを預けておいてもいいか?」
「......はい、分かりました。ティルちゃんは預かっておきます。行きましょうミカエラ」
「はいルーシェ様」
ルーシェは俺からティルをけ取ると扉を開け、部屋から出ていった。これで心置きなく拷問ができる。俺も本當はこんなことをしたくないが、仕方のないことだろう。悲鳴をあげることを考え、防音の結界も張っておくとしよう。
1時間後、床には男の爪と歯が転がっていた。俺がやったことは、手足の爪を一つずつ取ることから初めて爪が無くなった後は歯を一本ずつ抜いていった。
男は悲鳴こそあげるが、口を割ることは一切なかった。しかし、知りたい報は集まった。
こいつはもう用無しだ。
「よく耐えたな。だけど、知りたいことはもう分かった。お前はもう用無しだ」
「はにっ!?」
歯が抜け落ちているため満足に言葉を発せないようだ。
俺は男の肩に手を置き、【テレポート】で誰もいないテンゲン山の森に移した。理由はお察しの通りだろう。
せめてもの慈悲として、かなくなったを地面に埋めてあげた。
今日は、初めてのことだらけで気分が悪いな。晝飯は抜きでいいや。
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