目が覚めてから、二度寢したくなる気持ちを抑えて起きる。今日は、リカさんと買いをする日だ。

準備をして、下に降りるとマリアちゃんがいた。

「シュンヤさん！おはようございます」

「おはよう。マリアちゃん」

「今日はいつもと服が違いますけど、何処かお出かけですか？」

そう。今日は買いなので、いつもの冒険者の服とは違い普通の服だ。

「うん。今日買いなんだ」

「買い？お一人でですか？」

「違うよ。ギルドの付のリカさんと」

「え…」

マリアちゃんが固まった。

「どうしたの？」

「それってですよね！」

「え、うん。そうだけど」

「彼ですか！」

「違うよ」

「本當ですか？」

「本當だよ。前にヒールをして貰ったお禮」

「よかったーー」

さっきまで泣きそうな顔してたのに、今はほっとしてる。

その後、朝食を食べて待ち合わせ場所であるギルド近くの噴水広場に向かう。

しかし、改めて考えるとこのトレーノの町って結構広いんだよな。

とか考えてたら、噴水広場に著いた。

し待っているといつもの仕事をしている時の服ではなく、ワンピースを著たリカさんが來た。

「遅くなっちゃいましたか」

「いえ、僕が早く來ただけですから。それよりもその服凄く似合ってますね」

「え！そそそうですか？」

「はい、いつもの綺麗って言うより可いって方が似合いますね」

「か、可い」

「はい。可いですよ」

「ありがとうごじゃいましゅ」

噛んだし、顔真っ赤だな。

は褒めた方が良いって聞いたし、実際リカさん可いかったから言ったけど、間違ったかな？

「そろそろ行きましょうか」

「え、あ、はい」

未だ固まって真っ赤のリカさんを連れて、買いに行く。

「リカさん、何を買いに行くんですか？」

「え！えーっと決めてません」

「決めてないんですか？」

「そ、その、シュンヤさんと行く事に意味があると言うか」

下を向いてしまい、何を言っているのかは聞こえなかった。

しかし、決めてないのか。

「シュンヤさん、あそこにしましょう」

「え？どこですか」

「アクセサリーショップです」

「分かりました」

アクセサリーショップには、沢山の種類があった。

「リカさん、どれか一つプレゼントしますよ」

「え！そんな悪いですよ」

「いいから、選んで下さい」

「じゃあシュンヤさんが選んで下さい」

え！僕が選ぶのか。

うーん、どうしようかな。

気になるのを一つ一つ鑑定していく。

どれがいいかな。

この世界のアクセサリーは、ステータスを上げるものが多い。

そう言えば、リカさんの事鑑定してなかった。

鑑定してみるか。

リカ

エルフ

LV.53

HP460

MP920

筋力380

防力345

敏捷690

魔力910

運58

スキル

風魔法LV.6

魔法LV.4

水魔法LV.3

弓LV.6

気配遮斷LV.4

気配知LV.4

強くない？

めっちゃ強い。

スキルのレベルは、僕よりも上だ。

魔法を強くするアクセサリーにするか。

風のネックレス

SR

風魔法の威力UP

敏捷UP

これにしよう！

それからこれも。

「これ下さい」

「それぞれ銀貨40枚です」

「はい」

「リカさんどうぞ」

「ありがとうございます」

僕がネックレスをつけてあげると、真っ赤になって倒れてしまった。

倒れたリカさんを背負って、リカさんの家が分からないのでギルドへ。

ギルドにると、々な視線をけたが無視して、お姉さん系付のラーシャさんにベッドがないか聞いて、直ぐに寢かした。

しばらくベッドの橫の椅子で座っていると、ギルド長がって來た。

「おい、どう言う事だ？説明しろ」

と、言われたのでありのまま説明すると、

「ハハハハハ」

めちゃくちゃ笑われた。

「何だそう言うことか、てっきり襲ったのかと」

「そんな事しませんよ！」

「ハハハ冗談だよ」

リカさんが起きるまで暇だな。

そうだ！ギルド長の事も鑑定しよう。

ガロン

人間

LV.86

HP1680

MP780

筋力1750

防力1265

敏捷1105

魔力720

運41

スキル

火魔法LV.4

剣LV.7

槍LV.3

剛腕LV.4

地LV.5

威圧LV.6

流石の一言だ。

「じゃ、もう俺行くわ」

ギルド長は出て行った。

「うーん。あれ？ここは？」

「起きましたか？」

「シュンヤさん！」

「リカさんさっき倒れちゃったんですよ」

「すみません」

「気にしないで下さい。それよりもお晝ご飯食べましょう。し前にラーシャさんがお弁當を渡してくれました」

「ラーシャが？」

「はい。冷める前に食べましょう」

「そうですね」

そう言って食べ始めた。

「味しかったですね」

「はい。今度ラーシャにお禮しないと」

「僕もしないといけないですね」

「そろそろ暗くなるので送りますよ」

「え！大丈夫ですよ」

「でも」

「ギルドの職員は近くに専用の宿があるので」

「そうですか」

「はい。ありがとうございました」

「お禮なんて、僕も楽しかったですから」

「そうですか！嬉しいです」

「じゃあ、また明日」

「はい。また明日」

そう言って、ギルドを出て宿に戻るといつもの元気がないマリアちゃんがいた。

「マリアちゃんどうしたの？」

「何でもないですよ」

「あ！そうだ」

僕はアイテムボックスから、アクセサリーショップで買ったもう一つのネックレスをだす。

「はい、マリアちゃん」

「え！これなんですか？」

「いつもお世話になってるからマリアちゃんに買ってきたんだよ」

「凄い嬉しいです！」

リカさんにした様にマリアちゃんにもネックレスをつけてあげると、マリアちゃんも真っ赤になって倒れた。

その様子をミサさんと、ダンさんがニヤニヤしながら見ていた。

ちなみにマリアちゃんのネックレスは

癒しのネックレス

SR

睡眠時疲労回復効果UP

疲労耐