《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》263.救世主アリアケが率いるパーティーは真の力に目覚める

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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263.救世主アリアケが率いるパーティーは真の力に目覚める

「馬鹿な……。どこにいたのだ。それに我は招いておらぬ! どこから招いた! このスフィアへと!」

邪神ナイアの問いに、俺は微笑みながら答える。

「それを言うなら、お前はアリシアたちをそもそも招いたのか?」

「何?」

「お前が本來招いたのは、人類全を絶へと追いやるほどの、史上最も強大なる大英雄のみ。すなわちこの俺だけだったはずだ」

「その通りである! なのに!」

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「そう。まず勇者ビビアがついてきた。たまたま俺の近くにいて巻き込まれただけだがな。ところで知っているか?」

「何をか!?」

「ビビアとデリアは近く結婚する予定だ」

「……は?」

「「「「「え?」」」」」

なぜか邪神ナイアだけではなく、仲間たちからも茫然とした聲がれた。

「ちょ、ちょっと! まだ緒にしてるんだから! どうして知ってるのよ!?」

「そ、そ、そ、そ、そ、そうだぞ! アリアケ!? てめええええ! ふざけんな!? 恥ずかしいだろうが!?!?」

「む、確かにデリカシーに欠けていたかな。いつもこういうことで俺はアリシアに怒られて……」

「ええええええええええ!? ってことはホントなんじゃん!? マジ!? こんなんのどこが良いってのデリア!?」

「そうだぞ、絶対に後悔する。筋も足りん!」

「あんたらね! 人の好みにケチつけるんじゃないわよ!!」

デリアが顔を真っ赤にして怒鳴った。

「ほわ~、これは気づきませんでした。大聖さん一生の不覚です! おめでとうございます! いやぁ、馴染カップルがこうして2組誕生したのは嬉しいことですね~」

アリシアが微笑みながら言った。

やれやれ。

「いや、それにしてもビビアはずっと、何かあるたびに「デリアー、デリアー」と泣き喚いていただろう? だから、みんな気づいていたかと思ったんだがなぁ」

「「「「分かるか!」」」」

全員から指摘が飛んできた。むう、そうか……。

と、ナイアの聲がひびいた。

「だが、それがどうしたというのか」

俺は微笑みながら答える。

「分からないのか? アリシアだって俺と結婚をしているから神代へと回帰した。周囲の仲間たちも一緒にな。つまり、彼たちも一緒というわけだ。デリアとビビアの絆によって、デリアが転移し、多分周囲にいたプララとエルガーも巻き込まれて転移したんだろう」

デリアが嘆息しながら言った。

「そうそう。この3人で転移してさぁ。まじで死ぬかと思った……」

「いや、っていうかさ……」

「う、うむ……」

三人が言いにくそうに言った。

「「「モンスターが強すぎて、割とあっさり死んだ」」」

その言葉にビビアが初耳だとばかりに驚きんだ。

「ひへええ!? まじか!? えっ、だとすると」

「おほほ。ま、まぁ、そんなじだったのよね。で、アリシアたちも神代回帰していて各地を回っていた時に、たまたま見つけてくれたってわけ。そして、アイテムボックスに収納されてたってわけ。さっきまでね! ま、まぁただ、すぐに蘇生しなかったのは……ビビアがいないと真の勇者パーティーの力が発揮できないからね! そう! 私たちが弱いから蘇生させてもすぐに死ぬと思われたわけじゃないわ! よね!? アリシア!?」

「えっ? あー、うーん。そう(かもしれないし、そうじゃないかもしれない)ですね~」

「だよね! うん! 真の力がなかっただけ! 私は天才だし! むしろエルガーの防がヘボなだけだし! 後衛をちゃんと守れないこの筋だるまのせいだし!!」

「生き返っても口が悪すぎるぞ! プララ! そもそも、マナ使い放題とかいって走った目でモンスターに魔法打ちまくって、膨大なモンスターを余計に呼び寄せた貴様のせいだろうが!」

「んだとコラ!!」

やれやれ。

「生き返ったばかりのくせに威勢が良いのじゃ!!」

「ふっ、まあ俺の弟子たちだからな」

コレットの言葉に俺は微笑む。

「だが、そんな弱き者たちを使わねば我の攻撃を防ぐこともままならぬという証左に他ならんのではないか、希の魔王アリアケよ。耄碌《もうろく》したか? このの邪神を倒すには余りにも役者不足どもではないか!」

そう邪神が言うのと同時に、彼から放出された數千の分たちがデリアたちに押し寄せる!

しかし、その言葉に俺は思わず笑う。

「気づかないのか、邪神ナイア。彼らが単なる弱者に見えるとしたら、お前は何も見えていない」

「なんだと!」

の怒聲に俺は応える。

「救世主である俺の率いる賢者パーティーと、弟子の勇者パーティーがこうして勢ぞろいした。今ここに、神代を救う救世主パーティーが誕生した」

俺はそう言いながら、邪神を見上げて微笑む。

「俺が率いる救世主パーティーが邪神ごときに負けると思うか?」

俺のその言葉と同時に、

「世界崩壊(アザエル・)狂熱地獄(インフェルノ)!!!」

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

強烈な閃が前方すべてを消失させたのだった。

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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