《これって?ゲーム?異世界?》第16話 誰かが見ている?(3)
第1章 両親の思い
第16話 両親だれかが見ている?(3)
前回のあらすじ
スマホのメールを開き、ここがゲームの世界だと知らされる。
1年前の事故で両親は死んでいたという衝撃の事実を知る。
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《回想(3)》 1年前…事故後
僕は、病室のベッドの上で天井を眺めていた。
後2年で僕は死ぬ…涙は出ない…死ぬのが怖くない?実がない?覚悟していた?
僕の中には別の覚があった、なんだろう?この騒ぎ?のようなもやもやした覚は?
やっぱり死ぬのが怖いのか?
ドーン!ドッカーン! (遠くで発音)
その音は僕の意識を引くものではなかった。
ピーポーピーポーピーポー
救急車が病院で止まった
この病院は、一応急搬送をけれる総合病院、通常のことで、気になるものではなかった。
暫くすると、看護士が病室の扉を開けた。
「森中さん、落ち著いて聞いてください、ご両親が救急車で、運ばれて來ました。」
僕は看護士の話の途中で病室を飛び出した、廊下を走った
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たぶん人生で1番一生懸命走った
5階の病室から…エレベータの中で息を整えて、また、走った
急患専用の通路に続く扉の前で、息を切らして、両膝に両手をついて息を整えていた(ハァハァ)
父さん達が事故…僕のせい?運転を誤っての事故?事故の容を聞いてないや…(ハァハァ)
あ 頭が痛い…無理し過ぎた?(ハァハァ)
扉が開いた
ウィーン
僕は顔を上げた
「????? (・・;)?えっ?
父さん?母さん?」(ハァ ハァ)
「あら~勝かっちゃん」
「ん、ショウリどうした?」
腕を組んだ2人が看護師と歩いて出てきた
「父さん、母さん 大丈夫…なの?」
(ハァ ハァ まだ呼吸は落ち著いていなかった)
「あら~心配してくれたのぉ?」
父さんは母さんをお姫様抱っこして
「なんともないぞ!」
「もう~パパったら(チュッ)」
いつもの父さんと母さんだった
(ここは病院…そのまま院してもらおう神科に…ラブラブ中毒?は神科かな?)
看護師さんも赤くなっていた
~ ~ ~ ~ ~ ~
〈音聲メッセージの続き〉
『俺と、葉子かなこが、帰宅途中、コンビニの駐車場で隕石が車に落ちたって話したよな、俺達は、車外にいたときに隕石が落ち、風で飛ばされた…と、あれは、事実じゃない』
『パパとママねぇ、車の中に居たのぉ…』
「母さん…」
『あれは、『神様(見習い?)』のミスによる事故で、俺達は『神様』のおで蘇生できた』
『『神様』がねぇ、1つ願いを葉えてあげるって言ってねぇ…ママねぇ、「勝っちゃんの病気を治して!」って言ったんだけどねぇ、ダメだったのぉ』
『そこで、俺と、葉子かなこは、ゲームの世界におまえを転移をさせて、おまえを楽しませようと決めて、この1年間ゲームを完させるべく頑張った。』
『まぁ、ショウリも分かるだろうが、現代の技レベルでは到底1年やそこらで型のソフトウェアなんかできやしない、ハードもソフトもだ』
『そこでだ、 俺達が死んだのは、『神様』のミスらしい、生き返らせてくれるうえ、お詫びに願いを葉えてくれると言うので、これの開発に必要な援助をお願いした。』
『ママの願いは、勝っちゃんを主人公にして、ゲームで活躍させるのぉ』
『一瞬でできたみたいなんだけどぉ、しずつ調整した方がぁ楽なんだってぇ』
調整? 楽?
『だからぁ『神様』もねぇ面白がってぇ手伝ってくれたのぉ。忙しい神ひとらしくぅ、助手まで付けてくれたのぉ』
『助手は雪さんだ』
なっ!雪さんが助手? ということは、『神様』関係者?
『1年かけて調整し、この日に間に合せた』
『ショウリ、おまえの壽命は後364日、その世界では、現代の5倍…5年…1820日過ごせる』
『勝っちゃん、5年以にぃ魔王なんか倒しちゃってぇ~』
は?魔王? 魔王討伐が僕の指命?(-_-;)
『ショウリ、魔王ぶっ飛ばすのは、ついででいいぞ』
魔王討伐がついで? 何のついでですか?
『勝っちゃん、ママねぇ、勝っちゃんのお嫁さんが見たいなぁ』
『あ 俺も見たい。孫の顔も見せろ!』
『もう~パパったら、お婆ちゃんになっちゃうじゃな~い』
『お婆ちゃんになっても、葉子かなこは、可いと思うぞ』
『いや~ん、可いだなんてぇパパったら(チュッ)』
お~い…ラブラブ中毒夫婦、息子の前で何やってるんですかぁ? 「チュッ」って聞こえましたよ「チュッ」って
お嫁さんって何ですか?この世界で結婚させる気?
まさか?僕の知らないところで、お嫁さんセッティングされてたりします?
孫?…子供まで決定してないですよね?(--;)
『ショウリ、心配するな、そこは、ゲームの世界だが、異世界でもある。だから、その世界にいる登場人はコンピューターのプログラム…NPC…ノンプレイキャラクターではない、異世界人だ。結婚も子作りも出來る!』
「????? ?はい?(・・;)?異世界?」
『考えてもみろ、その世界の何萬、何十萬の人やモンスターを自由に行させる技は現代にはまだない、泣いて笑って怒って商売人、冒険者、盜賊なんかもいる、男に、老人に子ども、貴族や奴隷、優しい人や腹黒い人、モンスターも知能をもった喋るヤツもいる、それら全て個を持たせ管理、コントロールするのは、殘念ながらまだ無理だ、だから、『神様』の力を使って、〈ゲーム〉と〈異世界〉を無理のないよう1年かけて、繋いだ。』
『それが、その世界『D.W.ドリーム.ワールド』だ!』
『殘りの壽命は、1820日だ、思いっきり殘りの人生を楽しめ!』
『勝っちゃん、ママ見てるからねぇ、変な事しちゃダメだよぉ~』
「なっ! (母さん)」
ショウリは、誰かが見てる?と、思った気配が両親のものだと気付いた…今まで見られていた?
テントを張ったのも、エスプリにスリスリしていたことも…見られてた?……恥ずい…があったらりたい…(の中でも見られるのかな?)
『最後に一言…には気をつけろ、ゲームの世界だからといって無茶はするな…歯も磨けよ』
『メリークリスマス 勝利かつとし』
『メリークリスマス 勝かっちゃん』
『これが、俺達からの、クリスマスプレゼントだ!』
そう、今日は クリスマス
僕は、泣いた
エスプリを抱きしめながら泣いた
「ありがとー、父さん、母さん」
「最高のプレゼントだよ…」
~ ~ ~ ~ ~ ~
〈ショウリの誓い〉
僕は、気づいた。1つの可能を…たぶん、父さんと母さんは、それを見越し、僕とエスプリが仲間になるようにした。こんなに速くそれに気づくとは思ってなかっただろうが…
…ごめん、父さん・母さん…たぶん、僕は、それをしない
しないで済むように後悔しないよう一杯生きるよ。
そう誓う、ショウリだった。
~ ~ ~ ~ ~ ~
【殘り1820日】
第1章 終わり
想、お待ちしてます。
次から、第2章 黒スマホの伝説
〈この世界の1年〉
1分 …60秒
1時間 …60分
1日 …24時間
1週間 … 6日
曜日(、闇、火、水、風、土)
1月 … 5週(30日)
1年 … 12ヶ月(360日+4日)
3月、6月、9月、12月の第3週に『無の日、無曜日』がある
※無の日は、システムメンテナンスの日だということは、この世界の住民は誰も知らない。
フォロー、いいね ありがとうございます
想・誤字報告等ありましたら一言お願いします
【書籍化】俺は冒険者ギルドの悪徳ギルドマスター~無駄な人材を適材適所に追放してるだけなのに、なぜかめちゃくちゃ感謝されている件「なに?今更ギルドに戻ってきたいだと?まだ早い、君はそこで頑張れるはずだ」
※書籍版2巻でます! 10/15に、gaノベル様から発売! コミカライズもマンガup で決定! 主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。 しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。 數年後、アクトは自分のギルド【天與の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。 彼はギルド構成員たちを次から次へと追放していく。 「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」 「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」 「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」 【天與の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不盡に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。 アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。 しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。 「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」 アクトは元ギルドメンバーたちを時に勵まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を與えて行く。 弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。
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