グェーー       グェーー

「うーんもう朝かよー、學校行きたくねー。あれ？ここどこだ？...」

「あれ夢じゃなかったのか...いや確かにそうだよな、俺いつもベットから落ちて眼が覚めるから夢なんて覚えてないし。」

「現実なんだなぁー」

こうやって改めて異世界に來たと思うとしホームシックな気分になるな。母さんと父さん元気かな、親孝行...したかったな。

「うし！これ以上考えない！それよりも現狀の整理だ」

まずはステータスからだな。ちゃっちゃと行こう

『ステータス』

      黒鐘     翼      17歳      LV１    萬能師

     力              １０００００

     魔力              １００００００

     筋力              ８５０００

     知力              １０００００

     敏捷                  １５００００

    防力            ７００００

    運                   １０００

    魅力               １０００００００

      スキル

   『全魔法適』 『回復魔法特化』『回復魔法超特化』

    『剣LV6』   『槍LV6』  『雙剣LV6』

     『両手剣LV6』『投擲LV6』 『杖LV6』

     『武LV6』  『魔力作』   『全屬耐』

     『魅了の眼』   『魅了の微笑み』『魅了の香り』

     『料理LV6』    『錬金』        『鑑定眼』

     『偽裝LV10』 『全言語自翻訳』『萬能』

      『経験値取得10倍』『レベルアップ時ステータス上昇率アップ』

      魔法

      『火魔法LV10』 『水魔法LV10』『風魔法LV10』

      『魔法LV10』 『闇魔法LV10』『召喚魔法LV10』

      『空間魔法LV10』『幻魔法LV10』『付與魔法LV10』

      『生活魔法LV10』

                                  【回復魔法LV測定不能】

     稱號

     『魔法の天才』『萬能の天才』『回復の天才』

       『絶倫野郎』『キャの敵』『大運の持ち主』

     加護

     『魔法神の加護』『闘神の加護』『転移神の加護』

        『魅力神の加護』『回復霊王の加護』

ん？なんかスキル追加されてない？

    萬能

萬能師特有のスキル。LVに関係なく大抵のことが出來るようになる。でも出來ないこともある。なんか文句あんの？

うわ超チートスキルだー、口調も段々強くなって來てるし、俺のステータス怖いなー。もうれんとこ。

といっても昨日大方見たんだよなー。それに長々見るのめんどくセーし。今後の方針を決めたら飯を食いに行こう！

まずは飯食った後だな、クリアから何も言われないようだったら座學か図書館みたいな所で勉強かな。

ある程度常識含めこの世界のことが分かったら一回城を出て街に行ってみようかな、本だけじゃわからないこともあるだろうし。

ほんで1ヶ月経ったらいよいよ異世界の街めぐりだ！今から楽しみだなー、金は回復魔法で金稼げば問題ないだろ、最悪クリアに必要経費といってかねをねだろう。

さてと、飯食いに行くか。

〜年移中〜           〜年移中〜

は？いつのまにか食堂まで來ている！なんか年移中というロゴが見えた気がするが気にしないでおこう。

おれ青年だし。

ガチャ、ギィーーー

扉を開けるとみんなも飯を食いに來ていたみたいで、全員集まっていた。

（きゃーあれが黒鐘くんの寢起きだよー！）

（ふわふわーってしててめっちゃ可い！）

（ほんと翼くん素敵ー）

（あれ？冬香翼くんって呼んでたっけ？）

（呼んでなかったけどこんな世界に來たから私も変わろうと思って、えへへ）

（えらいぞー冬香！翼君は渡さないけど）

（それはこっちのセリフだよ！）

（＾_＾）〜〜〜〜⚡︎〜〜〜〜（＾_＾）

えー、なんか神崎達喧嘩してるんだけどー、いや、魔法使ってるし殺し合いかな？怖いし離れて座っとこ。

えーと、お！あの隅っこの席いいな！

自分のベストポジションを見つけた俺は早速飯を取りに行く。（バイキングだと思ってください）

そして俺が味い味いと飯を食っていると、クリアが部屋にって來て今日の予定を伝える。

「皆様おはようございます。すみませんが一旦お手を止めて私の話を聞いてください」

「これから私が話すことは2つです。まず一つ目は今日の予定についてです」

「今日は午前中はステータスやスキル、ダンジョン等について學んでいただきます。そして午後からは早速ですが戦闘の訓練をしていただきます。その際支援組にはそれぞれの個にあった仕事を學んでもらいます。何か質問はございますか？」

やはりそうか、ステータスやダンジョンについての説明が甘いと思ったがさすがクリアだな。面倒な説明は他人に任せるなんてよく分かってるじゃないか。

「では質問は無いようですので、次の話に移ります。」

「もうすぐ戦場から國王陛下がおかえりになられます。伝法は送りましたがまだ勇者様達の事を知らないはずです。お會いする場合は相の無いようにお願い致します」

「私の話は以上になります。何か質問はございますか？」

シーーーン

「では無いようですので、私はこれにて失禮致します。何か用のある場合は近くの使用人にお申し付け下されば対応致します。それでは」

多分勇者の召喚が功したことによって々と忙しいんだろう。まあ俺は働かないからどうでも良いけどね。

さーて飯も食ったし座學にでも行くか。

案板を見て座學の部屋に行こうと食堂の扉を開くと後ろから聲をかけられる。

「つ、翼きゅん」

「ん？神崎か、なんか用か？」

「今から座學に行くんだよね？」

「ああ、そうだぞ」

「じゃあ私も一緒に行ってもいい？」

「あ、ああ別にいいぞ」

「本當？....えへへ一歩前進した」

くっそー可すぎんだろうがよーーー！最後の方よく聞こえなかったけどあの笑顔は反則だろ！あーもー、罰ゲームと分かってても期待しちゃうじゃねぇか。

「そんじゃ座學の教室に行きますか」

「ええ、行きましょうか」

こうして俺たち二人は一緒に教室へと向かった。後ろの連中の殺気に気付きながら。あいつらどんだけ神崎のこと好きなんだよ！