《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(16)種なしのだいすけ。
(16)種なしのだいすけ。
ランドセルの中の買い取りの相談をするために商業ギルドギルドマスタータイムイズ・マネーが、冒険者ギルドに呼ばれた。
「先ず、商業ギルドで、商人用の仮登録をする、冒険者の仮登録の有効期限は一月、商人用の期限は一年、一年あれば二ヶ月以上かかる王都センターで、飛び級登録をする事も可能。」
「王都センターまで三ヶ月近くもかかるのか?」
「ライトタウンから、王都センターまで馬車で約40日、馬を跳ばせば30日位で著けない事も無いが、途中で何があるか解らんしな」
「で、商業ギルド(ギルマス)から、だいすけさんに依頼をします。王都センターにお使いです。」
「そうか!その手があったか、依頼実行中なら、冒険者仮登録期間が停止する」
「では、私がだいすけさんを辺の世話係りで雇いましょう。護衛はランク的に無理でも、世話係りなら、雇えます。」
「一石三鳥…、いや、荷の運搬もお願いすれば、一石四鳥です。」
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そんな諺まであるんだぁ…。 なんだろう…、このモヤモヤ。
「どういう事だ?」
「パロトーム商會が首都センターに商隊を組みます、護衛付きの普通の商隊を、マネーさんのお使いのだいすけさんは、私のお世話係りで雇います、荷運びもしてもらいます、普通より多くの。途中、魔や盜賊に襲われれば討伐ポイント、盜賊討伐履歴が付くかもしれません。」
「そうか、盜賊討伐履歴は、昇格にもプラスになる。」
「依頼では、盜賊討伐履歴にカウント出來なくても、偶々偶然盜賊を討伐するのなら、規則違反でもない。」
「私が雇えば、(だいすけさんは、)お使いが出來て、センターまでの通費が浮きます、(私は)荷が(多く)運べて、(ギルドは)盜賊討伐出來て、飛び級試験も楽に。」
「一石四鳥ね、流石パロトーム商會のカイブンさんね」
やはり、曲者です、カイブンさんは。
「二月以上もお店を休むのですか?」
「まさか、私には優秀な店長代理が居ますから、大丈夫ですよ」
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「ここは[仮登録]だな」 ポチッ
ウィーン 冒険者カード(仮)(黃緑)
有効期限一ヶ月(発行日:4月21日)
今日、4月21日だったんだ
「さあ、商業ギルドへ行くわよ」
マネーさんと馬車で商業ギルドへ向かう。
カイブンさんは、王都センターへの準備をすると、店に戻った。後で店に來てくださいと言われた。
カラコロリ~ン♪
「お帰りなさい、マスター」
「お帰りなさい、マネーさん」
「ただいま、仕分け部屋裏空いてる?」
「はい、今は使ってないと思います。」
「そお、スタッフ全員集合かけて」
「あ、はい」
「先ずは、こっちよ」
マネーさんに付いていく。
カウンター奧の小部屋、付のの人も居ます。
「商人、仮登録を済ませる」
「セララ、この事は口外しない。良いわね」
「え?はい、解りました」
付のの人はセララと言うのか。
「だいすけさん、冒険者仮登録は、水晶に魔力を流すのだけど、商人仮登録は、ステータスは関係ないから、商品の買い取り履歴でカードを作るの、あなたが持っているもので金貨小1枚以上の価値の有るものを出して」
「出してと言われても商品価値が解らないので、これでいいか? 種梨の実」
ランドセルから、種梨の実を3つ出した。
「なっ! なんなの、あなたは?」
「これ、種梨の実ですよね?」
「どうしたの?これ?」
「教えません」
「もしかして、芽が出る?」
「そう言えば、直ぐに食べないとダメだと言われたな」
「ど ど ど 何処で? 誰に?」
「教えません」
「食べたいけど 食べたいけど~」
「芽、出るのよね?」
「たぶん」
「たぶんじゃダメなの~、出るのよね?」
「『聖なる結界ホーリーシールド』、なあウナ。芽、出るのよね?」
「うん、出るよ」
「なに?」「誰だ?」
マネーとその他の職員がキョロキョロと辺りを見る
「教えません」
「「えー」」
「噓です、ウナ。姿を見せてくれるか?」
ウナが姿を見せた。
「風の妖、ウナだ」
「「えー!」」
「うるさい~」聲に驚きウナが姿を消した。
「なんなの、あなたは?」
「俺は、だいすけだ。」
謝りまくり、ウナに機嫌を直してもらって、もう一度姿を見せてもらう。
マネーもセララも妖を初めて見たと、涙していた。
「で、いくらだ?」
「金貨小30枚で買い取るわ」
日本円で約30萬ってことか?めっちゃ高くない?梨一つが30萬円って
俺はその金額で買い取ってもらった。だが、『待て』をされた犬の様にヨダレを流す大人たちを見たくないので、仕方なくもう一つ梨を出して、切り分けて食べさせた。スタッフ10數人分。一人一切、それでも満足してくれた様だ。30萬の果だ、とても希な果だと言うのも頷ける。
無事、商人仮登録をし、カードを作った。
何故、商人ギルドのギルドカードに一年の仮登録期間が必要なのかというと、誰でも直ぐに商人にれてはみんな商人になれてしまい商人で溢れてしまう、その為一年の実績が要る、安定した納品や生産、販売(手伝い)などの実績が必要と言うわけらしい。
そのカードに買い取り等の履歴が殘る。
貯まったポイントで、買いや宿泊割引も出來る。 なんだろう…、このモヤモヤ。
(一回の買い取りで、30,500P貯まった事になる)
遅くなったが、本題はこれからだ。
俺は仕分け部屋に案された。
「で、何を買い取ってくれるんだ? 薬草か?魔の素材か?」
「今、こちらが必用としているを優先的に買い取りたいわ」
「まず、薬草の金、銀、赤は、あるかしら?」
「數は?」
「あるの?」
「ある。金は100は無いぞ」
「薬草は傷むから取り敢えず10づつでいいわ」
薬草の金、銀、赤を10づつ出した。
「なんだこれは!取り立てみたいに劣化してない。」
その鮮度に擔當者が驚きの聲をあげた
毒消し草、銀、赤、青を出す。10づつ
ツバメバチの巣と。スズメバチの巣と。
蟲と(の)死骸。
オーク、オーガ、(未解)10づつ。
ウサギの100、キツネの100、イノシシの100、鳥100、鮮魚100匹
新鮮な卵を500個。
マネーが希する品を出し続けた、マネーも擔當者もその量に驚き呆れていた
「あきれたわ、その鞄にこれ程の量がるなんてね」
買い取り合計は、金貨大30、金貨小20、銀貨大50、銀貨小25、銅貨大50枚になった。
「凄いわね、食料関係だけでも荷馬車5~6臺分かしら、そうねあとは服系の素材をお願い出來るかしら?」
ふわふわベア、ふわふわタイガー
クリーンベア、クリーンタイガー
デリシャスベア、デリシャスタイガー等の皮
ビッグスパイダー、ナイロンスパイダー等の糸を出す
こちらの合計は、金貨大20、金貨小10、銀貨大30になった
「まだあるのよね?」
「ある」
コクリと頷く
ここは、『あるよ』だったか…そんな某ドラマの臺詞が頭に浮かんだ。
「明日もお願いできるかしら?」
「あっ、俺。宿を決めてない。」
俺は宿をとっていなかった事を思い出した
ライトタウンの冒険者ギルドや、商業ギルドには、宿泊施設が隣接されていた、金の無い冒険者や商人のための施設がある。
そこでも良かったのだが、宿屋への宿泊を勧められた。
これだけの魔を討伐しているのだから、モンスター貨Mもあるのだろう?といわれ、取り合えず100萬枚ほど両替すると、また驚かれた。
で、冒険者ギルドと、商業ギルドの中間位の、個室に風呂付きの宿屋に泊まる事にした。 風呂にりたかったから。
素材の量が量だけにカードにポイントは加算されなかった、マネー曰く「個人の取り引き量をはるかに越えてるわ。カードに取り引き履歴を記したり、ポイントを加算すると々と面倒になるわよ」と言われ、現金でもらった
現金を鞄にれると「その鞄、本當に便利ね」としそうな目で言われた
◆宿屋◆
紹介された宿屋で商業ギルドのギルマスの紹介狀を見せる。
商人カードのポイント割引も使ってみた。
カウンターで聞いてみた。
「魔力寄付ドネーション割引とかあったりしますか?」
「ありますよ」
あるんだぁ…。
で、1000魔力寄付ドネーションして驚かれたのは、言うまでもない。
1泊無料で泊まれた。
いつ出発するのか解らないので、次の日も部屋を押さえておく旨を伝えておいた。
言われるまま1泊分銀貨大4枚を払う。約4,000円
所持金が日本円で200億程あるので、金銭覚が狂っているうえ、価が解らない為、高いのか安いのか解らん。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
え? ウナとお風呂にったのかって?
ったぞ。詳細はウナの個人報だ。
教えません
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
俺は、商業ギルド職員から『種梨のだいすけ』と言われた。
言い返してやった、「俺はまだ17歳だ、妊娠させられるぞ、今晩どうだ?」と。
何故か、全員手を上げた、マネーまで赤い顔で手を上げた。 この世界では俺はモテる様だ、【嫌われ質】を最弱にしていれば。
【書籍化決定】婚約者が浮気相手と駆け落ちしました。色々とありましたが幸せなので、今さら戻りたいと言われても困ります。
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8 188比翼の鳥
10年前に鬱病となり社會から転落したおっさん佐藤翼。それでも家族に支えられ、なんとか生き永らえていた。しかし、今度は異世界へと転落する。そこで出會う人々に支えられ、手にした魔法を武器に、今日もなんとか生きていくお話。やや主人公チート・ハーレム気味。基本は人とのふれあいを中心に描きます。 森編終了。人族編執筆中。 ☆翼の章:第三章 【2016年 6月20日 開始】 【2016年10月23日 蜃気樓 終了】 ★2015年12月2日追記★ 今迄年齢制限無しで書いてきましたが、規約変更により 念の為に「R15」を設定いたしました。 あくまで保険なので內容に変更はありません。 ★2016年6月17日追記★ やっと二章が終了致しました。 これも、今迄お読みくださった皆様のお蔭です。 引き続き、不定期にて第三章進めます。 人生、初投稿、処女作にて習作となります。色々、突っ込みどころ、設定の甘さ、文章力の無さ等々あると思いますが、作者がノリと勢いと何だか分からない成分でかろうじて書いています。生暖かい目で見守って頂けると幸いです。 ★2016年10月29日 4,000,000PV達成 500,000 ユニーク達成 読者様の応援に感謝です! いつも本當にありがとうございます!
8 71精霊使いと冠位の10人
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