(１８)如意棒？

ギルドで、蟹を買い取って貰った後、ギルドの裏に行く。

ウナと妖が待っていた。

「大丈夫、だいすけは怖くない」

ピー○ーパンの様な緑の服の、男の子。

霊パークの言っていた通り、人間に興味を持った彼は勝手に人間界に來て戻れなくなったウナの先輩…、三年人間界ライトタウンで過ごしていた。

『プラデラの草原』『ボスクェの森』も知らない妖。

俺は、そこしか『妖の門』を開けない、帰りたいと言うので、『ボスクェの森』への『妖の門』を開いた。

彼は、驚き、謝して、門を潛った。

彼の言うには、後二人妖が居るとの事、ライトタウンは、広い。

今日中に見つけるのは、無理だろう。

首都センターから帰ってきてからに、なるだろう。

町をうろうろする。

商店街、武屋に本屋、防屋、鍛冶屋、食堂、酒場、魔道屋、服屋

看板らしき文字は見たこともないが、読める。

スキルのおだろう。

日本には無い店にりたい

で、魔道屋にる。

「いらっ　…。」

言葉が止まった。驚いている？

俺の方を見ている…、ウナを見ている？

「ウナ、見えてるっぽいぞ」

「え？」

左肩に座って、商品を見ていたウナが店主のお婆さんを見る。

お婆さんの目からヨダレが流れた。

「お前を食べたいんじゃないか？」

「泣いてんでしょ」パシッ　ウナの突っ込みがる。今の突っ込みは聞かれたろ？良い音したぞ。

「婆さん、死ぬなよ」

ここで、死なれても困るので、聲をかけた。

「長生きはするもんだね」

袖で涙を拭きながら答えた。

「婆さんには、見えるのか？聲は聞こえるのか？」

「聲？あんたは話せるみたいだね、あたしはこの眼鏡で見えるんだよ」

「眼鏡？」

「魔道さ、３０年かけてて初めて見えたよ」

『鑑定』

『霊ミエールの眼鏡』

レア度：★★★★

有効範囲５メートル

老眼鏡としても使える

３０年前から老眼鏡？　５メートルか…、さっきの妖も見えたかもな近くに來てたら。

「あんたのその鞄、魔道だろ？」

「解るか？」

「新品のような沢、傷一つ無い革、汚れも無い、余程強力な保護魔法がかかってるね」

外見だけでの判斷かよ、この婆さん大したこと無いな。

「この店に、自慢できるような魔道無いか？」

チクチク　ピリピリ　鑑定されてる？

ステータスの隠蔽はしてるが、闇結界ダークシールドはしてない。

「あんたの職業、役者アクター、初めてだよ」

「そうか？何でも出來るからって言われたからなった。」

「簡単になれる職業じゃないんだかねぇ…。」

手元のノート？捲る。

「おっ。面白いのがあったよ。ちょっと待ってなさい、持ってくるから。」

よいしょっ　と、立ち上がり、裏に消えた。

ごそごそと音が聞こえる。

「あった、あった。　これこれ」

婆さんが、一本のステッキを持ってきた。

手品師が使う、ステッキ。

『鑑定』

『魔法のステッキ』(金)

レア度：〈伝説級〉★★★★★

特長：イメージし、魔力を込めると剣、槍、棒になる、自在。

花も出る？

攻撃力は魔力次第。

自在？如意棒？

花も出る？　何故疑問形？

「いくらだ？」

「あげるよ」

「良いのか？」

「妖を見せてくれたお禮だよ」

「婆さん、酒は好きか？」

「あん？　酒かい、婆さん酔わせても楽しくないよ？」

「俺は飲まんからあげようかと思ったが止めた」

ランドセルから、酒瓶を出し、直す。

「冗談だよ、収納魔道かい？」

酒を渡し、ステッキをけ取る。

魔力次第で…。

剣をイメージし、魔力を込める

剣の形になる。

西洋の両刃の剣

婆さんは、酒瓶(一升瓶)を抱き締めながら驚く。

刀をイメージし、魔力を込める

剣が、刀の形になる。

「何だい？変わった形の剣だね」

「刀って言うんだ。」

『鑑定』

『魔法のステッキ』《(金)》

レア度：《伝説級》★★★★★

刀モード

攻撃力：２５００《ＭＰ５００》

「婆さん、鑑定してみてくれ」

「なっ！攻撃力２５００！？」

ステッキなら、鞘にれる事もない、５００の魔力で攻撃力２５００…、まだ込めたら…。　ステッキこれスゲー！

振りたいが店の中だ…振りてぇ～

「婆さん、ありがとな」

ステッキに戻し、小さくする。爪楊枝サイズになった。

「ここまで小さくなるのか、凄いな」

婆さんも驚く。

なんと　このサイズだとウナも使えた。

「やぁ」フェンシング？

まるで一寸法師？

婆さんにお禮を言って、店を出る。

如意棒の隠し場所は耳の上。

【全言語解読出來る質】(新舊、暗號)全ての世界の言葉を読み書き會話が出來る。

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