《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(26)だいすけは…
(26)だいすけは…
カイルのせいで、ベルが拐騒ぎを起こしたことがばれた。
「カイル、何の事か聞かせてもらえる?」
「え? え?」キョロキョロ
俺を見るな、ベルに嫌われろ。
「カイル、何でだいすけを襲ったんだ?最初から順に説明しろ。」
コイル、余計なことするな。
「ギルドでの子が拐されてたと聞いたっす。」
「それで?」
「の子がベルちゃんじゃないかと思ったっす。」
「お前は、の子=ベルちゃんだからな」
変態野郎か、カイルこいつは?
「それから?」
「だいすけさんが、ベルちゃんと手を繋いで歩いていたからつけたっす」
「助けなかったのか?」
「まかれたっす」チラリと俺とベルを見るカイル。
「それから?」
「だいすけさんだけを、見たらベルちゃんが心配になって…。」
「相手の言い分も聞かず、斬りかかった?」
「悪黨の言うことなんか信じられないっす」
「て言うか、だいすけさん、何も言わず、俺の攻撃をわしてただけっす」
「バカっては言われましたっす」
Advertisement
「バカだろ」
「酷いっす、コイルさん」
コイルが今度は俺に質問してきた。
「だいすけ、お前はこの町は初めてじゃないのか?」
「今日來たばかりで、初めてだ」
「どうやって、カイルの尾行をまいた?」
「ベルが案してくれた」
ベルを見る。
「わたしがだいすけを案した。」
「と言うことは、ベルちゃんがだいすけを先導したってことだよね?」
カイルを見る。
「そう言えば、ベルちゃんがだいすけを引っ張ってた様な…。」バチコン
「痛いっす、何で叩くんすか?」
「バカだからだ」はぁ (ため息のコイル)
「どうして、ベルちゃんは、だいすけが襲われてるって知った?」
ゲッ 聞かれたくないとこ突いてきた
コイル 頭が良いか?
「の力」
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした、俺も同調シンクロした
「ただいま、部屋取れたよ」
「ん? どうかした?」
ベルの父、マーク・デンのお帰りだ
「あと、お客さん、だいすけさんに」
「へ?」
ってきたのは、『グッドモーニング』の連中、五人。
「まだ、食べてたレロか? お腹空いたレロ、カーレィ食べたいレロ」
「あたしも」「俺も」「もう、お腹ペコペコ」「話を聞いただけで、カーレィモードですよ」
宿屋で偶然、俺の名前が出て、ベルの狀況と食堂のおやじ、だいすけの名前で、ルーシーが俺の事だと判斷、聲をかけて、確信。
道すがら、カーレィの事を聞いてカーレィモードになっていたってことらしい。
「『グッドモーニング』さんたちが、ベルを助けたと聞いて、驚きました。」
「フェイスさんが、ベルの気配に気づかなければ、どうなっていたことか…。」
「娘がお世話になったお禮です、カーレィ食べていって下さい。」
「だいすけ、喜べ、お前と同じ宿で、お前の部屋の両隣はわたしとトッティだ、ドアのカギは空けておくからな」ニヤニヤ
「じゃあ、俺は、厳重に戸締まりしておきます。トラップも付けて、結界も張ります。」
「何でそうなる!」「つれないレロ」
何とか誤魔化せ、うやむやになれ。
という思いは儚く消えた。
「だいすけは年上が好きなの?」
「な 何を言い出すのかな? ベルは。」
「何? だいすけはベルにも手をつけたか?」
「手をつけたって何ですか、俺は誰にも手を出してないぞ」
「そうか? マネーさんも『朝起こしてあげたのに』って、言ってたじゃないか」
いかん誤魔化せかけたのにまたおかしくなってきたぞ
「あれは、俺を種無しとか言うから話がおかしくなってだな、出來る出來んってなってだな、試すの試さんのってなってだな」
大人には何となく解った が、ここには解らんヤツも居る。
「試すの試さんのってなんっすか?」バチコン
「痛いっす、コイルさん」
「バカお前は黙ってろ」
「カイルもコイルも皿洗いは良いのか?」
こいつらをこの場から離せば何とかなるか?
というか、何で俺が揺してるんだ?
あっ、ウナの件を誤魔化すとき、『の力』とか言ったベルの発言からだった。
俺が、ウナにベルを呼びにやったからこうなったんだよな、俺のせいだよな。
ベルだけじゃなくコイルが來たから、ややこしくなったんだ。
結局、俺のせい?ウナのせい?ベルのせい?コイルのせい?カイルのせいだ!
一人のが、ってきた。
「こちらに、ごしき・だいすけさんが、居ると聞いてきたのですが」
「え はい、だいすけは俺だ」
「私、冒険者ギルド職員バリーデリ・ピッツァと言います。冒険者ギルドへよろしいでしょうか? ギルドマスターがお呼びです。」
「お、直ぐ行く」(逃げられる)
俺は宿屋の名前を聞いて、ピッツァと、冒険者ギルドへ向かう。
「俺に用って何ですか?」
「さあ? 私は貴方を呼んでくる様に言われただけですから」
「走ってきました?」
「え?」「HP減ってますが?」
「鑑定されました?」
「すいません、俺を尋ねてきた時に」
「そう、商業ギルドに行って、食堂に居るのを聞いたから」
「そう、『ヒール』」
「え? 回復魔法も使えるの?」
「急いでいたんじゃないですか?それで、走れますよね?」
「ふん、私足速いのよ。付いてこれる?」
走り出すピッツァ
余裕で付いていく
◆冒険者ギルド◆
彼ピッツァは、俺を振り切るつもりで走ったようだ。
「『ヒール』」
彼を回復させる、俺は回復する必要がない
「だいすけは、何者なんですか?」ハアハア
HPが満タンになっても直ぐに息が整う訳ではない。
「ただの冒険者です。初心者の」
仮登録カードを見せる
§§§§ ステータス(黃緑) §§§§
名前:カイル
種族:人族
職業:盜賊シーフ
別:男 19(歳)
分保証クラス:冒険者
素質:(バカ)
P・C:『スマート・スマイル』(5)
レベル:21/100 [ ー ] [ H ]
§ § § § § § § § § § § § §
H P:155(/155)
M P: 65(/65)
攻撃力:160(武+30)
防力:146(防+40)
魔攻撃:17
魔防:17
力 :131
丈夫さ:101
魔 力:1
敏捷:32
用さ:21
賢 さ:89
運 :54
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
《裝備》
盜賊用の刀剣 +30
盜賊用の革の服 +40
§§§§ ステータス(黃緑) §§§§
名前:コイル
種族:人族
職業:戦士ファイター
別:男 25(歳)
分保証クラス:冒険者
素質:
P・C:『スマート・スマイル』(5)
レベル:28/100 [ ー ] [ H ]
§ § § § § § § § § § § § §
H P:465(/465)
M P:138(/138)
攻撃力:337(武+90)
防力:284(防+55)
魔攻撃:20
魔防:20
力 :243
丈夫さ:222
魔 力:2
敏捷:38
用さ:94
賢 さ:192
運 :60
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
《裝備》
戦士の鉄剣 +90
戦士の革の服 +55
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
フォロー、いいね ありがとうございます
想・誤字報告等ありましたら一言お願いします
【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って來られては困るのだが?
【コミック第2巻、ノベル第5巻が2022/9/7同日に発売されます! コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます! 小説のイラストは柴乃櫂人先生にご擔當頂いております! 小説・コミックともども宜しくー(o*。_。)oペコッ】 【無料試し読みだけでもどうぞ~】/ アリアケ・ミハマは全スキルが使用できるが、逆にそのことで勇者パーティーから『ユニーク・スキル非所持の無能』と侮蔑され、ついに追放されてしまう。 仕方なく田舎暮らしでもしようとするアリアケだったが、実は彼の≪全スキルが使用できるということ自體がユニーク・スキル≫であり、神により選ばれた≪真の賢者≫である証であった。 そうとは知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで楽勝だった低階層ダンジョンすら攻略できなくなり、王國で徐々に居場所を失い破滅して行く。 一方のアリアケは街をモンスターから救ったり、死にかけのドラゴンを助けて惚れられてしまったりと、いつの間にか種族を問わず人々から≪英雄≫と言われる存在になっていく。 これは目立ちたくない、英雄になどなりたくない男が、殘念ながら追いかけて來た大聖女や、拾ったドラゴン娘たちとスローライフ・ハーレム・無雙をしながら、なんだかんだで英雄になってしまう物語。 ※勇者パーティーが沒落していくのはだいたい第12話あたりからです。 ※カクヨム様でも連載しております。
8 1256/15発売【書籍化】番外編2本完結「わたしと隣の和菓子さま」(舊「和菓子さま 剣士さま」)
「わたしと隣の和菓子さま」は、アルファポリスさま主催、第三回青春小説大賞の読者賞受賞作品「和菓子さま 剣士さま」を改題した作品です。 2022年6月15日(偶然にも6/16の「和菓子の日」の前日)に、KADOKAWA富士見L文庫さまより刊行されました。書籍版は、戀愛風味を足して大幅に加筆修正を行いました。 書籍発行記念で番外編を2本掲載します。 1本目「青い柿、青い心」(3話完結) 2本目「嵐を呼ぶ水無月」(全7話完結) ♢♢♢ 高三でようやく青春することができた慶子さんと和菓子屋の若旦那(?)との未知との遭遇な物語。 物語は三月から始まり、ひと月ごとの読み切りで進んで行きます。 和菓子に魅せられた女の子の目を通して、季節の和菓子(上生菓子)も出てきます。 また、剣道部での様子や、そこでの仲間とのあれこれも展開していきます。 番外編の主人公は、慶子とその周りの人たちです。 ※2021年4月 「前に進む、鈴木學君の三月」(鈴木學) ※2021年5月 「ハザクラ、ハザクラ、桜餅」(柏木伸二郎 慶子父) ※2021年5月 「餡子嫌いの若鮎」(田中那美 學の実母) ※2021年6月 「青い柿 青い心」(呉田充 學と因縁のある剣道部の先輩) ※2021年6月「嵐を呼ぶ水無月」(慶子の大學生編& 學のミニミニ京都レポート)
8 193【書籍化】悪喰の最強賢者 ~兄のせいで『加護なしの無能は出て行け!』と実家を追放されたけど、最強の力が覚醒したので無雙します。危険度SSランクの魔物なら、僕が食べ盡くしましたよ?~
「無駄飯ぐらいの役立たずが! おまえにはこの家から出て行ってもらう!!」 神官を買収した兄のせいで、加護なしだと認定されたディオは、體裁を取り繕うことしか頭にない父によって実家を追放されてしまう。 ところが、工作がばれることを恐れた兄に突き落とされたダンジョンの底で、最強の加護が覚醒する。 SSランクの魔物の能力を100體分手に入れ、難なく地上に戻ってこられたので、とりあえず実家に戻って兄の顔でも見てみようか? 僕の追放を撤回し、今度は兄を追い出そうとする父。 泣きながら縋り付いてくる兄。 しかし、親子そろってゴマをすってきてももう遅い。 「哀れだな、兄さん。それから父さん、出ていくのはあなたもですよ」 「へ?」 これは、全てを失い奈落の底まで落とされた少年が、最強の力で成り上がっていく物語。 【※ハイファンランキング日間1位、週間1位ありがとうございます!】
8 107ニジノタビビト ―虹をつくる記憶喪失の旅人と翡翠の渦に巻き込まれた青年―
第七五六系、恒星シタールタを中心に公転している《惑星メカニカ》。 この星で生まれ育った青年キラはあるとき、《翡翠の渦》という発生原因不明の事故に巻き込まれて知らない星に飛ばされてしまう。 キラは飛ばされてしまった星で、虹をつくりながらある目的のために宇宙を巡る旅しているという記憶喪失のニジノタビビトに出會う。 ニジノタビビトは人が住む星々を巡って、えも言われぬ感情を抱える人々や、大きな思いを抱く人たちの協力のもと感情の具現化を行い、七つのカケラを生成して虹をつくっていた。 しかし、感情の具現化という技術は過去の出來事から禁術のような扱いを受けているものだった。 ニジノタビビトは自分が誰であるのかを知らない。 ニジノタビビトは自分がどうしてカケラを集めて虹をつくっているのかを知らない。 ニジノタビビトは虹をつくる方法と、虹をつくることでしか自分を知れないことだけを知っている。 記憶喪失であるニジノタビビトは名前すら思い出せずに「虹つくること」に関するだけを覚えている。ニジノタビビトはつくった虹を見るたびに何かが分かりそうで、何かの景色が見えそうで、それでも思い出せないもどかしさを抱えたままずっと旅を続けている。 これは一人ぼっちのニジノタビビトが、キラという青年と出會い、共に旅をするお話。 ※カクヨム様でも投稿しております。
8 177彼女たちを守るために俺は死ぬことにした
約200日後に死ぬ俺。業界初!…かは知らないけどリアルタイム小説! 5月19日以降、 物語はリアルタイムで進みます。 ┛┛┛ のんべんだらりと生きる高校2年男子、 小鳥遊知実(たかなし ともみ)。 ある日突然、頭痛で倒れ、 病院で目覚めたとき 半年の余命か 今までの記憶がなくなる可能性の高い大手術か 選択を迫られることになる。 そんな狀態にも関わらず、 無情にも知実の學校生活は穏やかではなかった。 1⃣全校生徒をまとめきれないワンマン文化祭実行委員長。 2⃣學校の裏山を爆破しようと計畫している馬鹿女。 3⃣ロボみたいなイエスマンの心を閉じた優等生のご令嬢。 4⃣人生を全力で寄りかかってくる俺依存の幼なじみ。 5⃣諦めていた青春を手伝う約束をした貧乏貧乏転校生。 おせっかいと言われても 彼女たちを放っておくことが どうしてもできなくて。 ……放っておいてくれなくて。 そんな知実が選んだ道は。 悲しくて、あたたかい 友情の物語。 ※病気は架空のものです。 ※第6部まであります。 ┛┛┛ エブリスタ・ノベルバ同時公開。 ノベルバは時間指定でリアタイ更新です。 16時一気読みしたい人はエブリスタで。 (長すぎる日は16時と20時に分けます) リアタイ感をより味わいたい人はこちらで。
8 101始創終焉神の俺、異世界を満喫する!
神々を造り出した最古の神である俺、覇神魔王 竜鬼(はしまの りゅうき)はある日反逆した神達に殺された。そして異世界へ飛ばされてしまう。しかし自分の作った神が始めて反逆してくれたことに喜んでいた竜鬼は、異世界を満喫することに!?圧倒的な力で反逆者からの刺客を倒しながら世界を変えていく、彼の伝説が始まる… 処女作になりますゆえ、暖かい目で見ていただけると幸いでございます。投稿は速くするよう心掛けますが、不定期で投稿させていただきます。また、この作品では神の數えかたを一人、二人,,,とさしていただきます。よろしくお願いいたします。
8 187