《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(33)知らなかった
(33)知らなかった
翌朝、『谷の風』で朝食をとるべく谷の風に行く。
俺が行くと、ベルが待っていた。
「おはよう、ベル」
「おはよう、だいすけ…今日、町を出るの?」
「あぁ、だから、お前んちのカーレィ食べに來た。」
席に座るとカーレィが出てきた。
「おはよう、だいすけさん、本當に來たんだね、ベルには予知能力があるのかな?」
ジス(ベルの母)が笑っていた。
おかわりも食べ終わり
「味しかった、じゃあな」
席を立った俺の背にベルが抱き付いた。
「ベル、また一人?」
片膝を著け、目線を合わせて
「友達がしいなら、スライム育所に行ってみると良い。」
「スライム育所?」
デン(ベルの父)にスライム育所に行くことを告げ、俺とベルはスライム育所に行く。勿論、ウナも。
スライム育所では、今日運び出すスライムの準備がされていた。
「あら、おはようございます。だいすけさん」
ソフトが俺に気づき、挨拶してきた。
「おはようです、ソフトさん、俺の友達のベル。」
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「おはようございます」ペコリ
「あら、おはようベルちゃん」
「ベルは、魔使いの才能が有るから連れてきた。」
「「「え?」」」
ベルとソフトとウナが驚いた。
スライムが話せることを教えると驚いていた。
ベルは、直ぐにスラちゃん&スライム達と仲良くなった。
「良い弟子が出來たわ」
ソフトもベルの才能に心していた。
「俺が、旅に出ても淋しく無いな?」
「ベルはワタシのお友だち。」
「うん、スラちゃん達とお友だちになれた。淋しく無い。」
俺とソフトは、スライムを乗せた荷馬車で冒険者ギルド前に行く。
スラちゃんとベルも一緒。スラはベルの膝の上。
集合場所には見覚えのある連中が居た。
「何でお前らが居る?」
カイルとコイル、その他三名。と、グッドモーニングの連中。
「おはようございますっす、俺っちも一緒に行くっす。だいすけさんのお供っす。」
「皿洗いは?」
「うっ」
「ベルちゃんが會いたくないんだって」
「あんたは?」
「私はマイル、タイルとナイルとカイルとコイルのパーティー『スマート・スマイル』の一応リーダー」
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「ベルなら、俺の見送りに來てるぞ」
スライムの荷馬車の者席にベルちゃんがスラちゃんと居た。
「もういい、許してあげる」
「やったぁ!」
「だから、ニージハシタから帰って來ないでね」
「そんなぁ~」
「それ、許して無いって」
コイルもベルの言葉に突っ込みをれる。
アメとムチの使い分け?が出來てるベルでした。この町のは怖いと思ったのは緒。
「ん? 乗り合い馬車って、二臺?」
「それがねぇ~、予定してた~人數より~多く(ニージハシタ行き)の希者が~居てね~」
「本來なら、次回に回すのですが、商隊と一緒、護衛に『スマート・スマイル』が付くこと、だいすけさんが居るということで、アリスが許可しました。」
ギルマスカマゴリラ アリス(アリステラ=トレフ)の言葉に、副マス メデクスセリ=イトラが補足。
「何で、俺が居たら許可出るんだよ?」
「(右人差し指を振りながら)あ・な・た・が、ドラゴン~スレイヤ~スレイヤーだからよぉ~」
「何すか?ドラゴンスレイヤースレイヤーって? まるで、ドラゴンスレイヤーを倒したみたいっす。」
「…「正解」…」グッドモーニング達の心の聲が同調シンクロした
商隊先頭 カイブン、ムエフエ(者)、センガン
二臺目 者A、ルーシー
三臺目 乗り合い馬車(1) 者、マイル
客席にタイル お客7人
四臺目 乗り合い馬車(2) 者、ナイル
客席にコイル お客7人
五臺目 ダッコ、トッティ
六臺目 スライムの荷馬車
俺とカイル
七臺目 者B、フェイス、シマザメ(荷臺)
「何で、カイルお前が俺と一緒何だ?」
「つれないっす、俺っちが者するっす。馬の扱いは上手いっす、任せるっす。」
「まぁ、いい。お前、金は持ってきたか?」
「それっす、グッドモーニングの方も言ってたっす、何で、金が要るのか教えてくれないっす。一応言われた額は持ってきたっす。」
「足りるか? 泣きついても知らんぞ」
冒険者ギルドマスター アリス、ベル、ソフト等に見送られ、商隊、乗り合い馬車は出発した。
ホースヒールポイントで、最初の休憩。
「ところで、『スマート・スマイル』は護衛したこと有るのか?」
「今更? 初めてよ、まだパーティーカラー青だし。」
「だいすけさんと一緒だから、許可が出たっす。」
「また、俺かよ」
馬達に元気草を食べさせる。
「何すか、それ?」
「草だよ、見て解らんか?」
「冷たいっす…でも、この辺りの草じゃないっすよね?」
「俺たちだけ旨いもん食べるのは馬に悪いだろ?」
「旨いもん?」
グッドモーニング達の手には銀貨小が握られていた。
ランドセルから、ハンバーガーを出した。
グッドモーニング5人、カイブンさん達5人分。(銀貨小10枚)
「なっ 何すか、それ?」
「ハンバーガー知らんのか?」
「知らないっす、旨そうな匂いっす」
「匂いだけじゃないレロ、味しいレロ」
俺は、乗客14人にハンバーガーを渡した。
(初回、サービス)
「味しい!」「旨い!」「何だこれ?」
「初めてよ」「初めて食べた。」「旨いな」
「こんなの知らなかったよ」
etc. 想が聞こえる。
「だいすけさん、私達も食べたい」
「俺っちもしいっす。」
マイル、タイル、ナイル、コイル、カイルにハンバーガーを売る。(銀貨小5枚)
「なっ 何すか これ!? 旨いっす!」
「初めて食べたわ。」
「味しいです、これ」
「護衛って、こんなの食べれるの?」
「お 味しい」(泣)
「だいすけさんが居るから、食べられるんです。」
カイブンが、苦笑い。
ウナも玉の欠片を食べている。好きだな玉…。
茶屋以外でも、休憩の度にモグモグタイム。
二回目からは、乗客からも金は頂く。
サンドイッチ、ホットドッグ、ピザ、クレープ、シュークリーム、フランクフルト、おにぎり、いなり壽司
どれも銀貨小1枚。(100円)
「おかしいっす、この量はおかしいっす」
「今頃?」
「味しいです、これも初めて食べます。」
「この料理も知らなかったです」
カイブンさんは、次々寫メしていた。
二回目の茶屋の側で、宿泊。
茶屋のシャワールームを借り、改築した。
魔石を使った溫水シャワーにした。
魔力の無い者もシャワー出來る。
茶屋の店主達も驚いた。
(直ぐに(本部に)メール連絡していた。)
「俺の目に狂いは無かった。」
シマザメが訳解らん事を言っていた。
客は大喜び、ニージハシタまでの三日間、シャワーを我慢するはずだったから。
俺は、スライム達に玉をあげて、眠りの魔法ソウメルで寢かせた。(その後も夜は魔法で寢かせた。)
乗り合い馬車に陣が寢る。
乗客の男はテント、見張りは俺とタイル、カイル、コイルが代でする。
今回は、火の番は無い。(茶屋の燈りがある。)魔が來ないか、警戒するだけ。護衛は初めてでも野営、野宿の経験はある『スマート・スマイル』達。そつなくこなした。
(茶屋の側の為、盜賊の心配はない。)
二日目の宿泊予定地で、ニージハシタからの商隊と出會でくわす。報換をした。
俺の造った、シャワールームを使わせると大変驚いていた。(が居なかったから有料にした。銀貨大1枚)
俺は、火の番をした、(ニージハシタからの)商隊の護衛二人とシマザメ、フェイスが代で。三人で見張り。
そして三日目の朝、ここまで數回魔に遭遇するも問題なく処理、討伐しながら、『スマート・スマイル』特にカイルに指導してやった。
魔の癖、攻撃・回避のタイミング
「知らなかったっす、魔に癖があったなんて…。考えもしなかったっす」
最後の茶屋。
ここから、ニージハシタまで5時間。
茶屋の店主に聞く
「俺達の前に休憩の商隊とかはあったか?」
二日前に出會した商隊だけだった。途中襲われた商隊とかは無いようだ。
最後のホースヒールポイント
「もう、お金無いっす」
「だから、足りるかって聞いたよな?」
「ニージハシタに著いたら払うっす、ホットドッグが食べたいっす」
「M(モン)でいい、100枚出せ。」
1・2・3・4…と一枚づつ數え始めた。
15・16・17…
「まさか、100枚數えるのか?」
「100枚出せって言ったっす。 あっ、何枚か解らなくなったっす」バチコン
「痛いっす、何するんすか?」
10枚數え重ねて、同じ枚數の山を作った…小學生かよ!
「何枚だ?」
「10・20・30…100っす」
「何でこんなの事まで教えにゃならん…。」
「凄いっす。早いっす」バチコン
「痛いっす」
「知らなかったのか?」
「知らなかったっす」
「これくらい、學校で習うだろ?」
「學校で習ったのは、剣と、魔法の知識、対処だけっす」バチコン
「い 痛いっす、マイルさんまで」
「學校で習うんだよ、お前が(寢てて)聞いて無かっただけだろ。リーダーとして、あー恥ずかしい、あーけない。あー泣けてきた」
「え? そうなんすか?」
乗客達まで笑っていた。
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