(３４)初めての相手は選びたい

改めてカイルがバカだと解った。

後、二時間ほど距離にして３０キロ程で、ニージハシタに著く。

到著予定時間午後３時

お晝、休憩を終え、出発。

(しっかり、儲けさせて貰いました。銀貨大２９枚)

魔の反応をキャッチ、俺が前に出る。

「見てろ」

「こいつは、攻撃の際、足を二度刷り足でかす、前足を注意だ。」

「後ろには避けるな、左右のどちらがで、避けたら攻撃。」

「こいつは、上からの攻撃には強いが、左が死角。」

「死角だが、全く攻撃がない訳じゃない油斷はするな、近寄り過ぎると反撃來るぞ」

「こいつは、攻撃の後に尾をかした方にく。」

「おまけ、大きな音に驚く。『わっ！！』(ビクン)一瞬きが止まる。」

癖、弱點、諸々をレクチャー

「…「…」…」

誰も知らない事だった。

素手で倒してしまう。素材扱いにもならない雑魚モンスター。霧散させる。

ドロップするのはモンスター貨(Ｍモン)のみ

「有り得ないレロ」

「凄いっす。」

「俺の目に狂いは無かった。　はははっ」

「流石、だいすけさんです。」

カイブンが呆れていた。

魔の討伐履歴が冒険者カードに記録される。初の記録が、パーティーでも苦戦しそうな魔の群れ、２０。討伐時間トータル５分。

街道沿いに出現する魔は地下迷宮ダンジョンや迷宮ラビリンス等に比べれば弱いが、そういうレベルの話しでは無い。

『監視』『観察』のスキルでレベルが上がれば教えてくれる容に補足しただ。

二年間、森で生き抜く為に監視・観察しまくった果だ。

ニージハシタ到著(14:50)

「無事、著きました。」

乗り合い馬車のお客はこんな楽しい旅は初めてだと口々に言う。良い思い出になったと。

みんなが笑顔で付をするのに門番が驚く。

いくら三日の移であっても疲れの欠片も無い。馬も商人も乗り合い馬車のお客も…。今から町を出るかのようにみんなが元気。

俺は、今回も商人用のカードで手続きをした。

『グッドモーニング』『スマート・スマイル』達と別れ、彼らは冒険者ギルドへ、俺等とカイブンさんは、商業ギルドへ向かう。

商業ギルドで、荷を下ろし、(ばれないように)ランドセルから荷を出す

商業ギルド職員の頭に「？」なのは周知の通りだ。

「ご苦労様でした。有難うございます、カイブンさん。こちらが、ニージハシタからダレイナユグへの荷です、よろしくお願いします。」

その荷を空の荷臺に乗せる。

次に、冒険者ギルドへ、スライムの荷馬車だけ移。

スライムを５納品。殘り５は次の町ダレイナユグで納品だ。(俺は殘りのスライムに食料と水を與える、拳程の草団子と水の玉…一口でパクリだ)

討伐報告、討伐ポイントと報酬を貰う。

茶屋やプラボハミギのギルドから連絡が行っていた？、素材買い取りを希すると裏へ案された。

移途中『グッドモーニング』らが討伐し預かった素材を売卻

聞いてはいても実際に目にすると驚かれた。

【神眼】で確認した彼らが待つ宿屋へ行って宿泊手続き。

～　～　～　～　～　～　～

え？　何故、商業ギルドには緒かって。

稅金やその他、々問題(輸etc.)があるからとしか言えない。

王都センターで正式登録するまでは、出來るだけにした方が良いと、ライトタウン商業ギルドで言われた。

商業ギルドで、ランドセルから出すのは、納品リストにある分だ。

盜品は鑑定で解る。

冒険者・商業ギルドのチェック裝置はその辺りはきちんとしているということにしておく。

～　～　～　～　～　～　～

売卻金を分配した。２組に山分け…どうせ俺のになる。

毎回、きちんと(分配)しないと次の町までモグモグタイムの資金が無くなるらしい。

正確にはギルドで(預金を)卸さないといけなくなる。そして、預金殘高も昇格に影響する。

～　～　～　～　～　～　～

え？　俺の預金殘高？

俺は、モンスター貨(Ｍモン)を１００萬枚両替した記録がある。

金Ｍもん無しではないと言うことだ。

殘高がないパーティー・個人は、金のために無茶な依頼や違法な依頼をすると判斷される事がある。

昇格(試験)時、殘高(履歴)で加點減點されたりする。

※冒険者・商人カードとギルドの端末に履歴や殘高は記録される。

俺の場合は、スマホでも見れる。

～　～　～　～　～　～　～

「何で、俺がルーシーとトッティとダッコと相部屋なんだ？」

「部屋が空いてなかったから仕方ないじゃない、仕方なくよ。」

「そうレロ、仕方なくレロ」

「はぁ？　部屋代は、俺持ち？　何でだよ」

「に払わせる気？」

「持ってるんだから、ケチケチしない」

「そうレロ、ケチケチしないレロ」

「その代わり、一緒にお風呂ってあげる」

「背中くらい流してあげるレロ」

「誰も頼んでない」

付でする話では無い。付のお姉さんが真っ赤でした。

商人カードポイント割引、魔力寄付ドネーション割引の併用で宿代を半分にする。　魔力寄付ドネーション量に、お姉さんまで『お背中流しましょうか？』とか言い出した。

四人部屋風呂付、夕食込み半額で銀貨大７枚。

部屋に確認に行って頭が痛くなる、ダブルベッドが２つ、正當な勝負話し合いで既に俺はダッコと寢る事になっていた。

「どうせなら、ベッドくっ付けないか？」

彼等は赤くなり、了承する。

「三人？…だいすけさん凄いレロ」

「い　いきなり、三人？」

「三人は初めて…。」

何か言ってるが無視。

夕食を食べ、部屋に行く。

風呂は、結界を張り、一人で済ます。

扉の外で喚いていたので(他の部屋に迷だ)遮音しておく。

先にベッドで寢た振り、三人が風呂上がりベッドへってきたら、睡眠魔法　眠りの魔法ソウメルで、三人を眠らせる。

そして、俺はソファで寢る。

～　～　～　～　～　～　～

え？　寢込みを襲わないのかって？

俺はまだ未経験だ、初めての相手は厳選したい。　この中の誰かを初めての相手にする気にはなれない。

～　～　～　～　～　～　～

次の朝は、三人より先に起きて、部屋を出る。朝食を済ませる、朝食代は有料、部屋の三人分も先払いしておく。

町中を探索ブラブラ。

冒険者ギルドへ向かう途中、『サーチ』で妖を知。　【神眼】でロック。

「ウナ、妖が居たぞ」

「え？　迷子かな？」

「行ってみるか？」「うん」

俺は、妖の反応に走り出した。ウナは、肩に座る。

走りながら、武屋を(【神眼】で)覗き、鍛冶屋を(【神眼】で)覗き、 服屋を(【神眼】で)覗き、防屋を(【神眼】で)覗き、本屋を(【神眼】で)覗き…

「そこの路地を曲がれば目視出來る見えるはずだ」

走るのを止め、路地を曲がる

人の流れはある道、通行人に妖は見えていない

「居た」

ウナが飛んでいく

聲を掛けられた妖が驚く。

ウナと妖が俺のところへ來る。

近くの公園に移、誰にも見られない木で話を聞いた。

彼は、火の妖、名はチャッカ

彼は、商隊の荷馬車に隠れ、町から町を移していた。迷子探しの任務をけていた。俺の先輩だった。

彼に迷子探しの任務を任命したのは火の霊、彼にステータスを見せ、フォレスト・パークの賜＆霊力を確認させ、信用させる。

今後のために、チャッカの『妖の門』の先と俺の『妖の門』の先を報換を希した、チャッカだけでの判斷では出來ないと、ウナと共に火の霊の許可を貰いに行く。

二人が戻ってきて、火の霊と謁見することになる。

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