《【嫌われ質】自覚したら最強?かも》(36)こっちの常識

(36)こっちの常識

『スマート・スマイル』達がプラボハミギへ帰る、俺は見送りに來てやった。

「殘念す、淋しいっす」

「餞別だ」

ハンバーガーとホットドッグのったバスケットを渡す。

「有難う」

マイルとナイルが見つめる。

「金は要らん」

「…「有難う」…っす」同調シンクロした

現金なヤツ等だ

「気を付けて帰れよ、回復アイテムは持ってるよな?」

「ううん、プラボハミギまでだから、回復魔法が使えるし」

「嫌な予がする、俺には予知能力は無いが注意しろ」

「これは、『狀態異常回復アヌマリディタ・レフェクティー』のポーションだ、5人分、持っていけ。」

「こんなどこで手にれたのですか?」

「それは、だ」

俺が、作ったって言ったら驚くだろうな。

冒険者がポーションは作れない、それが常識。

「有難う、貰って起きます。」

▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

*スマート・スマイル編*

中…

「だいすけさんから、貰ったハンバーガー今食べるの勿無いっす」

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このカイルの言葉が後から大変なことになるとは想像もしていなかった『スマート・スマイル』のメンバー

「匂いも良いのよねぇ~、屋の上に置いておこうか」

ナイルの言葉が後から大変なことになるとは想像もしていなかった『スマート・スマイル』のメンバー

暫くすると魔に遭遇する、だいすけのレクチャーによる、魔の癖等で苦もなく討伐するも、普段より魔の発生率が高い。

解る人には、解ると思うが、バスケットの中のハンバーガー等の匂いが魔を呼び寄せている。この事に気づいていない『スマート・スマイル』メンバー

も食べたいんです、味しいものは。

「今日は魔、多いっすね」やっ!

「だいすけさんのアドバイスのおで、倒すのが楽」はっ!

どりゃっ「俺達、レベル上がるかもな」

「これが、最後よ」ザクッ

乗り合い馬車に冒険者が搭乗していたら、魔を討伐するのは常識。

通りがかりの討伐ではなく、自分が乗っている馬車なのだから、報酬の請求はしないのが常識。

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休憩や茶屋でも、バスケットの中のハンバーガー等を食べようとしない『スマート・スマイル』メンバー、屋の上で直を浴びるバスケット。

解る人には、解ると思うが、バスケットの中は劣化するのが常識。 ランドセルから毎日出てきてその事で劣化しない食べだと勘違いしているカイル達。

ランドセルが収納魔道、それも中が劣化しない超レアなだとは思いもしないマイルとその仲間達。

「今日も魔の発生率が高い。」

「茶屋では、そんな報は無いみたいだったのに」

「でも、確実に俺ら強くなってるっす」

「昨晩も魔が襲って來たのよ」

「見張り中二回襲って來たわ」

「何で多いんすかね?」

最後のホースヒールポイント

「今日まで我慢して來たから、さぁ食べるわよ」

このマイルの言葉が後から大変なことになるとは想像もしていなかった『スマート・スマイル』のメンバー

「冷めたら、味しさ半減なの?匂いも…、早く食べれば良かったわね」

休憩を終え、移中…

ギュルル ギュル

「と 停まってしいっす、お お腹が…。トイレっす」

「私も」「わたしも」「お 俺も」「みんな腹痛?(プッ)うっ」

ぴーぴーぴー ピーピーピー ぴーぴーぴー

ピーピーピー ぴーぴーぴー

「うっ」プリップリッ

解る人には、解ると思うが、この世界に公衆便所は無い。コンビニ等も無い、乗り合い馬車にトイレは無い、常識だ。

用をたす時は男関係無く青空の下で排出する。マナーとして、を掘り、埋める。

終わった後は、紙も無い、葉っぱもしくは、手で拭く。

それが常識のこの世界でも自分のを見られたくないし、人のを見たくない、今回は音と匂いも…配慮しないといけない。

『スマート・スマイル』はプラボハミギで、売り飛ばそうと考えていた、ポーションを使うことになる。

者が「今日中に著きたいので、そんな狀態だと乗せられません」と言われたから。

この事でスマート・スマイル達は味しいや好きなを先に食べるようになった。

▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

*だいすけ編:ニージハシタ*

出発は明後日、明日も自由行

「ここか、強い反応がいくつも集まっている場所は」

「『ニージハシタ冒険者道場』?」

り口から中を覗いていると後ろから聲がかかる。

「道場に何か用ですか?」

振り向くと淺黒いが居た。

日焼けと言うより地黒ぽい。そして強い。

キッドさんくらいの実力の持ち主。

「道場? ここは、何をするんだ?」

「道場は、初めてですか? 冒険者道場は、訓練場みたいな所です。 上級冒険者が指導もしてくれます。 基本、無料です」

「基本って事は、有料の事もあるのか?」

「えぇ、スキルや特技は有料で教えてくれたりします。習得できるかは本人次第ですが」ニコッ

「見學されます?」

「見學だけで済めば良いが…。」

の後ろに付いていき中へった。

冒険者同士が木剣で打ち合い、布を手に巻いて毆りあっていた。

グローブは無いのか?高価なのか?

模擬戦を見て、俺が首を橫に振ったのを見逃さなかった彼

足りないですか?」

「そう見えたか?」

「えぇ」

「あいつの剣筋は魔にも避けられる、1ならまだしも複數の敵では通じない」

「こっちは、攻撃の時も防の時も目を瞑っている、當たるものも當たらんし、避けられる攻撃も避けられん、ここではそんなことも教えんのか?」

聞こえたようです。

「なら、教えてくれませんか?先生。」

ニヤニヤ

「やっぱり、見學だけで済まなくなった」

「見ない顔だな、冒険者か?」

「商人の世話がかりです」

「先生、ちゃんと教えて下さいよ、商売の事じゃなく剣の事を。」

ゲラゲラ 笑う冒険者生徒?

俺は、木剣が並べられている棚の前に立つ。

「…」

「何してる? さっさと選べ」

「つかぬことをお聞きしますが、あなた普段どんな剣を使ってます? 職業は?」

【神眼】で解ってはいるが聞く。

「はぁ?」

「普段使ってる剣は、片手で持てる重さですか?」

ステータスは、大剣使いとある。

「俺は、大剣使いだ、普段はそこの大剣くらいの剣を使っている」

俺の右下に大剣がある。

「じゃ、大剣の使い方を教えますよ」

ゲラゲラ

「大剣使いの俺に、商人の世話がかりが大剣の使い方を? よろしくお願いします、先生。」

ニヤニヤ

「行くぞ」ブン

大剣を振り回す(避けられる速度で)

「はははっ、先生、ちゃんとしてください。」

振り下ろす ブン

「よっ、遅いですよ」

床に當たる寸前で止める

「これは、初めて使ったので…、中々難しいです」

役者アクターを大剣使いモードにした。

床に當たる寸前で止めたのに、気づいたのは一人…黒のだけ、他の連中は笑っていた。

「そんなんじゃ、訓練になりませんよ、先生。」ニヤニヤ

「じゃ、右からの振り、直ぐ上からの振り下ろし、そして突きっていきます」

「はいはい」

振り ブン 、下ろし ブン、突き ヒュッ

當たらない様にしたが早すぎて見えなかった様だ。

「な な な 何!」

目の前に剣先がある

「三回、死んでますね」

回りの冒険者達からも笑顔が消えた。

「次、行きますよ」

「ま 待て」聞かずに攻撃「左」ガキンけ止める「上!」ガキンけ止める「もう一度上!」ガキン

「右」ガシッ「左」ガシッ「上」ガシッ

「右」ガシッ「左」ガシッ「上」ガシッ

「右」ガシッ「左」ガシッ「上」ガシッ

「右」ガシッ「左」ガシッ

「左」「ぐわっ」上をガードし左からの大剣をけきれず大剣が當たる(勿論手加減してます)

「今のは、ちゃんと見ていたらけきれたはずですよ」

「上からじゃ無いのか…、ぐっ」膝をつく

「何で、息が上がってるんですか? 俺は何とも無いのに」

「「いい気になるなよ」」

「商人の世話がかりの分際で」

見學していた回りの冒険者達が俺を囲む、手には木剣。

「止めなさい」

俺は、に手をばし構わないと促す

そしてそのばした右手を左肘の辺りまで持ってきて殺気を込めて後ろに居る冒険者迄6人を斬る様に振り抜く。

「…「うわっ」…」同調シンクロした

頭の中に上半と下半が切り離されたイメージが浮かぶ

大剣を構え

「死にたいなら どうぞ」

ピチャ ピチャ おらしした冒険者が居ます。

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